HSK3級 受験対策と特徴

HSK3級合格の為にはどれぐらい学習時間が必要?_

HSK3級合格に必要な学習の目安は、大学で第二外国語を履修し、2回生前期程度の学習量が必要とされています。一般的な時間に換算する約140時間分の授業に相当すると言われています。このようにHSK3級になるとこれまでとは違って、より高度な語学レベルを要求されます。

HSK3級では、受験生の日常中国語に対する応用能力を計るために試験を行います。
具体的には、「中国語を使って、生活・学習・仕事等において基本的なコミュニケーションができ、中国旅行の時も大人数の場合において中国語で対応することができる」レベルが求められます。
次にHSK3級の過去問の抜粋を紹介します。

◆ 例題
下記、短文(赤)を読んで、問題(青)に対する答えを、3つの選択肢(緑)より選びましょう。
短文「小李,别难过,回去再认真练习练习,我相信下次你一定能做得更好」
問題:「我跳得非常好」
選択肢:「A 现在很难过  B 高兴地哭了  C 对自己要求不高」

◆ 解説
【短文の和訳】
李さん、落ち込まないで、戻ったらまた真面目に練習しよう。次はきっとうまくいくと信じているよ。
【問題の和訳】
この話によると、李さんは?
【選択肢の和訳】
A 今落ち込んでいる  B うれしくて泣いている  C 自分に甘い
答えはAですね。

つまり、中国で行動するにあたり、基礎的な中国語で会話ができるレベルを求められ、中国語により文章の内容を把握し、解答していく必要があるなどHSK1級・2級と比較しても難易度は格段に上がっています。

HSK3級の合格に必要な文法や中国語 単語

HSK3級 学習の目安

中国単語600と基礎文法の知識が求められる

中国語単語 600語程度(1級/2級で勉強した300語含む)の常用単語と文法知識を習得している方を対象として試験内容が作られています。
また、大学の第二外国語における第二年度後期履修程度の学習内容が目安とされております。HSK1級/2級では第1年度の中国語入門の学習範囲だったのが、本格的に中国語を学んでいく範囲に入っていますので、難易度は上がります。

中国語の資格試験であるHSK3級の試験対策

HSK3級でよく出題される600単語

求められる語彙量が急に増えている!

以下がHSK3級でよく出題される300単語の1例です。形容詞、副詞、動詞など文に修飾語が伴うような表現の幅を広げる単語やより多くの名詞など、HSK2級と比較しても格段に上がった難易度の単語を暗記しないといけません。

中国語ピンイン
ǎi低い、短い
爱好àihào趣味、好み
安静ānjìng静か、平静
阿姨āyí叔母さん、保母さん
握る、つかむ
bàn半分、二分の一
bānクラス、組
bān動く、運ぶ
办法bànfǎ方法、やり方
HSK3級レベル 頻出中国単語10例

PM Chinese SchoolではHSK3級受験対策講座として、単語の暗記用動画や耳を中国語に慣らすリスニング動画などを配信しており、次で詳細を紹介します。ぜひこれらの講座を活用してHSK3級の合格を目指してください。様々な無料オンラインリスニング動画を配信しております。せっかく受験するのなら1発で合格を目指しましょう!

HSK3級でよく出題される中国語単語

PM Chinese SchoolでHSK3級合格!

HSK1-3級で約600単語が必要とされている

PM Chinese Schoolでは、HSK3級の合格率をあげるために、各種オンライン講座をすべて無料で配信しています。HSK3級からは急に難易度が上がっていますので、しっかり対策を行ったうえで受験しましょう。
Youtubeで配信しているHSK3級 受験対策講座(無料)一覧を見るために以下にボタンを設置しています。頻出中国語単語のリスニング練習やそれに基づく例文のリスニング練習、そのほかHSK1級や2級よりやや難しい中文のリスニングを順序だてて勉強できるようにまとめています。自分に合ったYoutube動画を探してください。

たくさん勉強して中国語のHSK3級に合格

HSK3級 受験対策講座 #サンプル

オンライン動画よりHSK3級レベルの中国語を勉強し、合格を目指しましょう。

HSK3級講座の一例

HSK3級の点数配分と評価

点数や時間の配分を試験当日までには目を通してください。

HSK3級の試験項目は大きく3つに分かれており、これまでにはなかった作文という項目が増えています。ですので、中国語を使ったライティング技術を身に着けて試験に臨みましょう。

● 聞き取り/リスニング問題 配点 100点
● 読解問題 配点 100点
● 作文 配点100点

それぞれの配点はそれぞれ100点づつとなっており、合計300点で評価されます。
尚、3級合格のためには60%以上の180/300 点が合格基準となっており、リスニングと読解問題はマークシート方式、作文問題は記述式となっています。

HSK3級の点数配分と評価

HSK3級の試験内容と時間 合計80分

点数や時間の配分を試験当日までには目を通してください。

ここではHSK3級の具体的な試験内容と時間配分などをご紹介しています。

HSK3級の試験内容

HSK3級:聞き取り/リスニング問題 約35分間(放送回数2回)

HSK3級を受験した人によると、HSK1・2級に比べて急に難易度が上がっており、1度は受験したけど不合格だったという人がだんだん増えてきます。ここではそんなHSK3級の試験であるリスニングパートの紹介をいたします。

パート/問題数 形式 出題内容
第1部
– 10題
写真を選択
する問題
短い会話が放送され、数枚の写真から内容が一致するものを選ぶ
第2部
– 10題
正誤判断の問題短文が放送され、その内容と、問題用紙に与えられた短文の
内容が一致するかを判断する
第3部
– 10題
会話の内容に
関する問題
2人の短い会話とその内容に関する問いが放送される
問いの答えとして正しいものを3つの選択肢の中から選ぶ
第4部
– 10題
会話の内容に
関する問題
2人のやや長い会話とその会話の内容に関する問いが放送される
問いの答えとして正しいものを3つの選択肢の中から選ぶ
マークシート方式 にて回答

HSK3級:読解:30分

ここではHSK3級の読解試験について紹介します。

パート/問題数 形式 出題内容
第1部
– 10題
関係のある文を
組み合わせる問題
与えられた短文に対し、関連(対応)
する文を選択肢の中から選び、組み合わせる
第2部
– 10題
空所補充問題文中の空所部分に、選択肢の中から
適切な単語を1つ補い、意味の通る文を作る
第3部
– 10題
文の内容に
関する問題
短文とその内容に関する問いが与えられており、
問いの答えとして正しいものを3つの選択肢の中から選ぶ
マークシート方式 にて回答

HSK3級:作文15分

HSK3級の試験において、初めて登場する「作文問題」。苦手意識の強い方が多いためライティング練習は試験当日まで継続してください。

パート/問題数 形式 出題内容
第1部
– 5題
語句の並べ替え問題与えられた複数の語句を
並び替えて正しい中国語文を作る
第2部
– 5題
空所補充問題文の意味を理解して、
文中の空所に当てはまる漢字を書く
記述式 にて回答