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中国語を勉強する理由と目的を明確にしよう
英語ではなく中国語を選択する理由を明確に!
理由と目的によって中国語を勉強していく上で中級者以上ともなると勉強方法が変わってきて、それに伴い受験する語学検定試験も変わってきます。そのため、なんで中国語を勉強して、自分が中国語学習を通してどうなりたいのかを明確にしておきましょう。
パッと考えただけで、以下7項目も見つかりました。
◆ 中国語検定取得を目指している
◆ 中国現地で働こうと考えている
◆ 中国現地で働こうと考えている
◆ 中国の彼氏、彼女、妻、夫、友人がいて中国語を勉強したいと思っている
◆ 中国に旅行に行こうと考えている
◆ 中国語で日常会話レベルまで話せるようになりたい
◆ 中国語のテストで高得点を取りたい
このようにいろんな目的で中国語を学び始めた方が多いと思いますが、ある程度学んでいくと「自分の中国語の能力ってどのくらいなの?」とか「せっかく上達したんだから何か形に残るものにしたい」と思われることも必然かなと思います。
そこで最初に思いつくのが「中国の語学検定試験でも受けてみるかな?」ということ!
ですが、意気込んで中国語検定について調べていくと、「え!こんなに多くの種類があるの?」「どれがいいの?」「どの級を受けたらいいの?」と困った状況になります。
そこで、この記事では日本で開催されている中国語検定試験8種を集めて比較し、それぞれの特徴やあなたの疑問を解決する形で紹介していきます。是非、ご自分にあった中国語検定試験を選んでください。
8種類の中国語の検定試験とそのターゲットを解説
「HSK」「中国語検定試験」の活用範囲は広く認知度が高い!
例えば、英語の資格試験だと大きく分けて「英検」「TOEIC」「TOEFL」がメジャーで、これらの中で細分化されていますが、ほとんどの方はこの3つの試験の中のどれかを受験しますね。
中国語に関しては、「HSK(漢語水平考試)」「中国語検定試験」がメジャーです。その他にも「TOCFL」「BCT」などがありますが、最初に受験する方は「HSK(漢語水平考試)」「中国語検定試験」を選ぶことをお勧めします。
資格試験 | 主催 | 特徴 |
---|---|---|
HSK 漢語水平考試 | 中華人民共和国政府 教育部 | 国内・中国企業で中国語を活用したい人 中国に留学 出張 就職がしたい人 |
中国語検定試験 | 一般財団法人 日本中国語検定協会 | 日本企業で中国語を活用したい人 |
TOCFL 華語文能力測驗 | 国家華語測検 推動工作委員会 | 台湾への留学や出張 就職がしたい人 |
BCT ビジネス中国語検定 | 特定非営利活動法人 全日本中国語教育協会 | 日本企業で中国語を活用したい人 |
TECC 中国語コミュニケーション能力検定 | 一般財団法人 中国ビジネス交流協会 | 中国語でコミュニケーションをしたい人 |
C.TEST 実用中国語レベル認定試験 | 北京語言大学 漢語試験研究所 | 中国への留学や出張 就職がしたい人 |
全国通訳案内士 | 日本政府観光局 JNTO | 国内の旅行代理店などで 中国人向けのツアーガイドに役立てたい方 |
小中学生中国語検定 | 特定非営利活動法人 全日本中国語教育協会 | 子供教育に中国語を取り入れたい方 |
8つの中国語の検定試験 それぞれの紹介
中国語の語学検定試験について理解しよう
ここでは8つある中国語の語学検定試験のそれぞれの特徴をご紹介します。受験する際の参考になさって下さい。
◆ HSK | 漢語水平考試 ※重要
◆ 中検 | 中国語検定試験 ※重要
◆ TOCFL | 華語文能力測驗
◆ BCT | ビジネス中国語検定
◆ TECC | 中国語コミュニケーション能力検定
◆ C.TEST | 実用中国語レベル認定試験
◆ 全国通訳案内士試験
◆ YCT | 小中学生中国語検定
HSK | 漢語水平考試 ※重要
世界中で実施されており国際 国内的に、最も認知度の高い中国語検定資格です。
最大の特徴は中国政府公認で、母国語が中国語でない人の能力を計り、幅広く日本国内での評価はもちろん、中国国内の大学や、海外企業で採用、研修の評価基準として使われています。
また、試験内容はすべて中国語で問題の出題から回答までを行わないといけないのが特徴の一つです。 中国語検定を考えている方で、どれが良いのか迷ったときはHSKを受験しておけば間違いないですね。
中検 | 中国語検定試験 ※重要
日本国内ではHSKの次に受験者数が多い試験です。
2021年7月末日時点で「第104回」となっており、中国語検定の中でも歴史ある検定です。
本検定の特徴は、日⇔中の翻訳能力を重視し、日本国内で中国語にかかわる仕事をする場合に非常に役立つ検定となっております。特に翻訳家やテーピング、その他語学に関する職業にかかわる場合は避けては通れない資格となっております。
また、英語の場合は「英検」、中国語の場合は「中検」として同列の比較として使われるため、大きな規模の中国語検定だと認識されています。
TOCFL | 華語文能力測驗
台湾教育部が実施し、中国語が母国語でない人の能力を計る検定試験です。
そのため、HSKの台湾版として称されることがあります。TOCFLは、HSK同様に世界各国で試験が実施されており、台湾国内で実施される大学入学試験及び奨学金申請、中国語能力の公的証明として利用されています。
BCT | ビジネス中国語検定
中国でのビジネス文化を取り込み、ビジネス中国学習者の異文化コミュニケーション能力の向上を主目的として作られた中国語検定です。そのため、ビジネスで実際に使用されているものを重視し、ビジネスでの実用中国語、スピーキング、リスニングに重点を置いています。
TECC | 中国語コミュニケーション能力検定
もともとは「中国語によるコミュニケーション能力を測定する」という趣旨で34社の企業が協賛し設立した検定試験です。そのため、国内企業で採用・昇進・海外派遣要因の選考や社員教育・研修などに活用されている趣旨が強いです。
C.TEST | 実用中国語レベル認定試験
文部省より認可を受けた財団法人アジア国際交流奨学財団という組織が設立した認定試験です。
HSKに代わる日本人の手による日本人中国語学習者の能力を検定する検定試験とされていますが、HSKや中国語検定のほうが認知度が上です。
全国通訳案内士試験
全国通訳案内士試験とは、観光庁長官が実施する国家試験です。
合格後、報酬を得て通訳案内を行う業務に従事する人たちを全国通訳案内士と呼び、中国語だけでなく英語など言語は多岐にわたり、さらには地場の観光地などの知識を深く有する必要があります。
合格率も20%~30%台を維持しており、比較的難易度の高い資格試験です。
YCT | 小中学生中国語検定
「YCT(小中学生中国語検定)」とは、中国政府教育部主催の小中学生向け中国語検定で、世界共通基準の資格です。そのため、HSKのジュニア版とされています。
おススメの中国語検定はコレ!
中国語の語学検定試験について理解しよう
よく聞かれるのが、HSKと中国語検定、「どちらを受けるべきでしょうか?」という質問です。
これの問いに対してPM Chinese Schoolでは、「できれば両方だけども受験料がやや高額だし、一つしか選べないとしたらHSK」とお答えしております。この最大の理由は2つあります。
HSKの方がより実用性のある試験でかつ、世界で最も多くの方が受験した検定試験と言えるからです。
また、中国国内でも証明として活用しやすいのが大きなメリットです。
ただし、何度も言いますが、できることであれば両方を受験した方が「中国語の習熟度が上がる」という意味でもメリットは大きいです。
PM Chinese Schoolで提供できること
中国語の語学検定試験について理解しよう
PM Chinese Schoolでは、2つの中国語検定を主として、無料オンライン学習をYoutubeにて提供しております。それぞれの学習要領にあった内容を提供していますので、是非ご自身にあった学習リストをお選びください。
何度も繰り返しリスニング練習などを行うことによって、合格への近道になること間違いなしです。