収入に対する家賃の適切な割合
適切な生活は精神的に楽!
家賃や住宅ローンなどの住居費は、人生5大支出プラス1でご説明させて頂いた通り、人生において最も大きな支出です。また、家賃が1万安くなるだけでもぐっと生活が楽になる家庭も多いのではないでしょうか?
家賃を節約するためには、まず自分の収入に対し家賃は何%の支出割合化を把握しましょう。手取り収入に対して、どれぐらいが身の丈に合っている金額なのか?
これを把握することが節約する上でとても大切です。
家賃は収入の1/3が目安
一般的に、家賃は手取り収入の1/3程度が良い目安とされています。
ただし、ひとり親家庭として住む住宅としては、私のように実家暮らしをするか、公営住宅やUR賃貸住宅などの公益住宅に住むかがお勧めです。
公営住宅やUR賃貸住宅の違いについては、下記ボタンのリンク先に詳細を記載しております。
公営住宅
公営住宅の家賃の一例として、世帯の収入月額(政令月収)によって、8段階に区分されますので下記の表を参考にしてください。
収入区分 | 政令月収 | 家賃算定基礎額 |
1 | 104,000円以下 | 34,400円 |
2 | 123,000円以下 | 39,700円 |
3 | 139,000円以下 | 45,400円 |
4 | 158,000円以下 | 51,200円 |
5 | 186,000円以下 | 58,500円 |
6 | 214,000円以下 | 67,500円 |
7 | 259,000円以下 | 79,000円 |
8 | 259,000円超過 | 91,100円 |
大体の目安ですが、ひとり親+子供一人のご家庭で年収が180万~200万以下ですと。収入区分は①になります。そして、公営住宅のメリットは安さだけ!
昭和30年代40年代に建てられた団地がそのまま公営住宅として再利用されているケースが多いので、建物自体の劣化が激しいです。
前住人が退去した際には、最低限の生活を送れるようにだけ修繕をして細かいところはそのままで次の方が入居なんてのはよくある話です。
また、エレベーターが無かったり、最寄駅から遠かったり、住民同士のいざこざなどと…なかなか住みずらいという話はよく聞きます。
UR賃貸住宅
個人的には、UR賃貸住宅なんかはおすすめです。ある程度収入がないと審査に通らないという最初の壁はあるものの、逆に言えばある程度収入がある方が審査に通って入居しているという風にも取れます。
管理もしっかりしていますし、築年数も公営住宅ほど経ってないマンションが多く、外観は少し前のマンションだけども、扉を開けるとリフォームされててすごくきれいって部屋も多いです。
私の友人もURにお世話になっておりますが、部屋…めっちゃきれいで、近くに大きな公園があったりめっちゃきれいですよ^^
ただ、夜になると駅からの道がかなり暗いのでちょっと怖いですが…
審査についてですが、UR賃貸住宅の場合には、大体の目安で月収20万円で5万程度のお家賃の部屋に入居できる資格を得ることができます。
これは母子家庭、父子家庭共に厳しい審査基準のように思いますが、ひとり親家庭優先枠や連帯保証人や親族名義での契約にでも借りれたりしますので、担当の方や親族と相談してみてください。
もし、URで借りれる基準に達した場合には、子育て割やそのママ割(※2020年12月現在)などの割引も用意されていて、子育て割が適応できたら最大で25,000円も家賃が割り引かれます。
一般的な賃貸
様々な理由で普通の賃貸に住んでいるひとり親家庭も多くいらっしゃると思います。
そんな方には、駅や街の中心部に行けば行くほど、利便性や地価が高いことから、比例して家賃も高くなってしまいます。家賃を抑えたい場合は、駅から離れた郊外の物件に目を向けるとよいでしょう。駅から多少距離があっても、駅まではバスがあったり、物件選びさえしっかりすれば移動手段にはさほど困りません。
そして、マンションではなくアパートを選ぶというのも大きな選択肢の一つです。
最近ではモダンなアパートもできてきているので、マンションに固執することなく自分に合った住居を選んでください。
最後に
いい家に住みたいのは誰もが同じだけど…
工夫次第では家賃が安く条件のよい物件を見つけることも可能です。おススメは、UR賃貸住宅の審査合格を狙うということです。様々な選択肢があり利便性や間取り、子育てに関する育児環境など…
個々のライフスタイルによって重視する点はさまざまですが、家計とのバランスを考え、無理のない物件選びを心がけましょう。
- ファイナンシャルアドバイザーMIMIさん執筆
- 家計のお助けアドバイザーとして活動されているMIMIさんによる執筆です。離婚経験があり、そこから一人で子育てを行うべく、20代後半から猛勉強して約20年間ファイナンシャルアドバイザーや、ひとり親家庭を支援されている精力的な方です。
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