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高校3年生で勉強する英語は受験対策1択!
受験対策とは高校で習ったことの総復習です!
高校で習う英語の総仕上げと、大学受験対策として勉強しなければならない高校3年生の英語は、高校2年までの英語の内容を正しく理解しているということが大前提となります。しかし、ほとんどの高校3年生(管理人もそうでしたが…)は、基礎英語をきちんと理解していないため、高校3年や受験対策の応用問題に対応できないのが実情です。
めったやたらに正解を導こうとしても無理ですし、しっかりした基礎英語の土台の上で英語の応用力を身に着けていきましょう。問題を解いていく中で、どんな些細なことでも、分からないことがあったら、小学生レベルの英語でさえ、中学生レベルの英語でさえ、とことん基本に振り返って学びなおすようにしてください。今分からないことが恥ずかしいのではなく、試験問題で解けないことこそ問題の本質なのです。
高校3年という限られた時間の中で、学習単元を整理し、ポイントを掴みながら英語の勉強を進めていくだけで、成績の伸び幅は全く違ってきます。最後の高校生を謳歌しつつ、笑顔で高校の卒業式に出席できるよう、大人への第一歩として受験対策に臨むようにしてください。
また、巷では「高3の夏からでも間に合う大学受験対策」みたいな文言がありますが、はっきり言って大半の学生にとってそれは無理です。仮に、大学受験がそんな生易しい物なのであれば、予備校や塾などに行く意味があるのかな?というレベルになってしまいます。そのため幻想は早い段階で捨てて、がむしゃらに受験勉強のことだけを考えるようにしましょう。
高校3年生ですべき英語の勉強法 5選!
5つの勉強をバランスよく行いましょう。時間は全く足らないのです!
「高校1年の英語学習」「高校2年の英語学習」でも何度か紹介しましたが、大学入試の英語の問題で高得点を取るには長文読解が欠かせません。逆に言いますと、長文読解ができない生徒は点数が伸びません。長文読解攻略のキーとなる勉強法は、
◆ 英文法の理解
◆ 語彙量の増加
◆ 構造を正しく解釈する知識
◆ 長文読解演習
◆ リスニング演習
この3つが大変重要です。
英文法が優先しよう!
高校3年になって「英文法が弱いな」と感じる場合は、高校で習ってきた英文法を復習すること最優しましょう。
インプット・アウトプットをして、基本の英文法を身に着けると長文読解が徐々に分かり始めるようになります。この時に英文法の勉強を優先して行う理由は、英文法の問題集や参考書を見ればわかるのですが、英文がたくさん並んで各文章に対して文法的に説明がなされていますね。これは、長文を区切ったようなイメージで、英文法を学べば、自然と長文に対する耐性が付き始めるのです。
また英文法の勉強をしていく中で、意味の分からない英単語やイディオム(英熟語)が出てきたら、メモを取るように心がけましょう。
高校3年になって、難しい問題も解いていかないといけないなと思う生徒もいるでしょうが、難易度の高い英語問題ばかり目を向けていてはいけません。特に文法に関してはそうです。もちろん英文法の基礎は十分に理解できているという生徒であれば、難しい英文法をどんどん勉強していっても大丈夫ですが、高3夏までぐらいは基礎固めが終わっていなければ、基礎英文法を最優先に行うことが大切です。
基本的に大学入学共通テストの問題は、高校3年までの教科書の基礎を理解できていて、その学んだ内容を使いこなせれば解けるレベルで出題されています。 関大学や難関学部ではそれに見合ったレベルの問題が出題されることはありますが、 ほとんどの大学では教科書レベルをしっかり押さえれば合格できるレベルの問題が出題されます。
ですので、まずは基礎固めをおろそかにせず、自分のレベルと行きたい志望大学のレベルを見定めて、効率よく英語の基礎となる英文法を勉強していきましょう。
英単語・英熟語の暗記
これまで英語の勉強をしてきて、どれぐらいの英単語と熟語を覚えていますか?大学受験を目前に控えて、先生も生徒自身も相当にピリピリしている事でしょう。
英文法の学習と並行して、語彙力を伸ばしましょう。語彙力を伸ばすと、長文に対する自信が付いてきて、内容の把握もスムーズになってきます。PM English School では、無料の英単語学習動画を配信していますので、そちらを使って勉強するのもおススメですし、ターゲットやシス単のような単語帳を活用するのもいいでしょう。
ただし、志望校のレベルに合わせた単語帳を使うように心がけて下さい。大学受験に向けて小中高で習った英単語5000語~6000語の内、どれぐらい覚えていますか?生徒によっては、50%の進捗率だったり、80%の進捗率だったりと人それぞれなはずです。ですが、大学受験で中堅大学以上に合格しようと思えば最低でも5000語は抑えておく必要があります。
難関大学の入試では、6000語~7000語もの英単語や熟語が必要とされています。このレベルに達するには、学校の教科書で出てくるような英文よりも、もう一段高いレベルの英文を読み込む必要があります。特に、入試問題によく出てくるトピックの異文化理解やジェンダー論、環境問題に関して読み込めば、難関大学でもよく出てくるような英単語と熟語力が身に着きます。
PM English Schoolでは、この英単語リストを最重要課題とし、中学生、高校生の方が理解しやすいように大学受験レベルの例文をセットにリスニングできるように専用動画を作成しています。ぜひ、この動画を基に英単語の暗記とリスニングで高得点を取れるように英語の耳を養って下さい。
構造を正しく解釈する知識
英文法・英単語・熟語の理解ができ始めてきたなという良い感触を掴みだしたら、英単熟語の学習と並行して、構造解釈の勉強を行って下さい。英文 1文1文の構造を文法的、かつ和訳的に分解して解釈することで、正しい英文の内容把握に努めましょう。構造解釈の練習が進んだ後には、長文の読み込みを開始し、音読練習、例文暗記、読解練習などに移ると良いです。
長文読解
高校3年生の夏になると、大学受験までラストスパートモードに入っていきます。この時期からは、長文をメインに勉強していきましょう。もちろん英単語や英文法が完璧に仕上がっているというのが理想ですが、そう簡単には完璧に仕上がらないので、長文問題を解きながら、分からない英単語や英文法があったら都度復習するようにしましょう。
また、英語の長文問題に慣れてきたら過去問にもトライして、テストの雰囲気や問題のパターン、どのような配置で出題されているのかに慣れていきましょう。過去問を解き慣れるだけでも本番の試験でも点数はアップします。
もちろん、長文読解に慣れていない場合は、時間制限なしに過去問をじっくり解いたとしても、思うような点数をとるのは難しいはずです。しかし、最初は長文読解の問題を確認するのとなれるのが目的のため、焦る必要はありません。地道により多くの長文問題と接するように、日々学習時間を確保するようにしてください。
大学入試において長文読解は配点が高いので、なるべく落とすことが無いよう、受験当日まで英語の長文には対策時間を割くようにしましょう。
リスニング対策
リスニング問題は長文読解と同じく、英単語や英文法を覚えていないと聞き取ることができないです。しかも、自分のペースで読み進めれる長文読解とは異なり、発声される音声のペースで理解をしていく必要があります。つまり、どれだけ多くの英単語や英熟語、英文法に構文を知っていてもそれらの音を知らなければ、何を言っているのかわからない、という状態に陥ってしまいます。
リスニングのポイントは、自分の耳や脳を英語の音に慣れさせるところから始まります。そして、これは一朝一夕では100%不可能なのです。そのため、まずは英語の音を何度も何度も繰り返して聞きましょう。リスニング内容が理解できるようになった英文は、ゆっくりでも構いませんので同じように発音ができるかどうかの発声練習もしましょう。自分で発声することによって、耳・脳はさらに英語の音に慣れていき、英語力が自然と向上し、結果として長文読解にも役立ちます。
PM English Schoolでは、英単語のみのリスニング動画に加えて、一段とレベルの高い例文をそろえた英単語&英文リスニングセットを配信しています。大学受験だけでなく、大学生になってからも使えるようなリスニング動画となっていますので、何度もリスニングを行って下さい。
さいごに
志望校合格を影より応援しております。
高校3年生になると、1か月ごとの進捗が非常に重要になってきます。たった1か月、たった1週間さぼるだけで、本気で頑張った受験生には大きな差が付けられてしまいます。
受験日が決まっている中で、一度差をつけられると、挽回するのは非常にしんどいことで、かつ勉強をおろそかにして合格できるほど大学受験は甘くありません。どれだけしんどくても、何とか各教科の基礎を固めて大学受験勉強に集中するようにしましょう。そうしないと、模試などのE判定 D判定から抜け出すことができず、高3の冬に志望校を下げるという現実が待っています。何度も言いますが、高校3年生は受験の勝負どころです。人生で一度ぐらいやり遂げるという気迫を以って、1年間の受験勉強をやり遂げて下さい。
スキマ時間で英単語を覚えよう!!
学習をする時、ある程度まとまった時間を欲しいと思いませんか?この発想がそもそも間違いなのです。成績のいい人はスキマ時間を効率よく使用して周りと差をつけています。社会人の人が毎日学習をするのはとても大変ですよね。週末にまとめてしようと考えてしまってどうしても学習習慣を身に付けることが出来ません。3分から4分のスキマ時間を使って学習するのはどうでしょう。平日の忙しい時でも3分ぐらいなら作れそうじゃあ無いですか。エレベーターを待っている時、ランチで並んでいる時、同僚や後輩がトイレに行っている時など、3分なら1日の内に何度もあると思います。そのスキマ時間をただボーっと過ごすのはとても勿体ない。スキマ時間が1日に10回あれば1日30分以上の学習をしたのと同じ効果があります。20回なら1時間学習したことになるのです。今まで気にして無かったですが、意識してみると意外とスキマ時間はあります。時間を無駄にしないためにもスキマ時間を使って上手に学習をしましょう。スキマ時間を使っての学習方法としておすすめなのが暗記問題です。特におすすめなのが英単語です。自分の付加価値を上げるために英語を選択される人は多い。そこで、英単語であれば気軽に学習ができるうえに短い時間でも覚えられるのでおすすめ。3分間と言う短い時間で1単語の英語を覚えられれば1日で10個、1週間で70個の英単語を覚えたことになります。1ヵ月では300個の英単語になるのです。たかだ3分のスキマ時間だとしても決しては馬鹿に出来ません。塵も積もれば山となると同じで少量の努力でも積もり積もれば大きな差に繋がります。是非、明日からスキマ時間を見つけて学習して下さい。