高校2年生の英語学習

高校2年生の英語で差をつけよう!!

高校2年生の勉強は「なかだるみの時期」と呼ばれやすいです。これは、部活では後輩ができ、高校生活にも慣れて友達が増えたり、勉強以外にやることが多くるからだと言われています。それでも授業はどんどん進みますし、大学受験を見据えながら日々の予習復習をしないと、高校3年で相当苦労することになります。英語の勉強は、数学のように真新しい単元が出てくるわけでなく、積み重ねによる内容でかつ、結果として表れにくいので特に中だるみしやすいですね。
では、高校2年の英語は何を勉強していけばいいのでしょうか?
PM English Schoolが推奨する高校2年生がするべき英語の勉強は5つに分かれています。英語が苦手な生徒でも、順番にしっかり勉強を進めていけば確実に受験英語に対して、高得点を取得できるようになるはずです。本ページではその5項目を基に読み進めて下さい。

高校2年生の英語の勉強で英単語と英熟語を暗記

 高校2年生になったばかりだと、まだほとんどの生徒は知らないとは思いますが、理系学部、文系学部に関わらず、英語はほとんどの大学入試で配点が高く、重要視されている科目なのです。とは言え、小中高と英語を勉強してきて、

◆「英語の勉強をしてきたのになかなか点数が上がらない!」
◆「どうやって、何の英語を勉強したらいいのか分からない!」
◆「今やっている英語の勉強が正しいのか分からない!」

という悩みを抱えている高校2年生の学生は多いのではないでしょうか?

英語の勉強は小中高校生に関わらず、単語から文法に至るまで、知識の積み重ねの科目です。なかなか点数が上がらなくて、苦手意識が付いてしまうかもしれないですが、次の5つのステップを勉強し、英語力強化を目指してください。英語は体系的に勉強していけば必ず点数アップのできる科目なのです。

◆ 英単語・英熟語の暗記
◆ 基礎英文法の学習
◆ 英文解釈(構文)の学習
◆ 英語長文の学習
◆ リスニング対策を開始

STEP.1 英単語・英熟語の暗記

高校2年の英単語

 高校1年に引き続き重要なのが、英単語や英熟語の暗記です。そんなの言われなくても分かっているよという生徒が大半だと思いますが、英単語・英熟語の暗記はそれだけ大事だということです。では、なぜそんなに大事なのかというと、英単語や英熟語を覚えている数はそのまま英語の成績に比例して点数として出てくるからです。高校も学年が上がると英語の試験のなかで、長文読解が増えてきて、さらい大学入試ではほとんどの点数配分が長文読解です。その英文を読む中で、暗記している英単語や熟語が多ければ多いほど、スムーズに読み解くことができます。
 つまり、「単語や熟語の暗記は英語における基礎」なのです。

 でも、英語が苦手という人の大半は、これらを覚えれなくて四苦八苦している場合がほとんどですね。では、どうしたら英単語も熟語も忘れずに覚えることができるのか? これには「イメージ付け」で、暗記を行って下さい。もう一度言います。英単語と英熟語の暗記は「イメージ付け」を行うように暗記の練習を行って下さい。
 「イメージ付けって何?」と思われる方もいるとは思いますが、これは「英単語や熟語を見たときに、ぱっとその背景や物などを思い浮かべれるかどうかです。apple と聞けば「赤いリンゴ」を即座に思い浮かべれますよね? このように、英単語や熟語を覚える際にイメージ付けをすることで英単語や熟語の暗記の度合いは変わってくるのです。

 PM English Schoolでは、英単語のみのリスニング動画に加えて、対象とする英単語の例文をセットで覚えることができるリスニング動画も配信しています。知っている英語が増えれば増えるほど、解ける問題も増えていきますので、何度も繰り返し動画を見て英語学習を実らせて下さい。

STEP.2 基礎英文法の学習

高校2年の英文法

 丸々1年を自分の自由な勉強の時間にあてれるのは、高校生の中でも2年生だけです。高校3年生ともなれば、大学入学共通テスト対策や大学ごとの入試対策、その他いろんな勉強に時間を割かなければならなくなってしまいます。そのため、高校2年の間に基礎的な英文法を固めてしまうのが良いです。

 例えば、SVOCなどの文法や構文の基礎もできていないのに、仮定法の大学受験レベルの英語にチャレンジしても、思った以上に理解できずに大学入試に大きく苦しむことになるでしょう。また、中学や高校で習った英文法の復習範囲は非常に広く、1年を丸々使える高校2年に英文を固めることは時間的にも余裕をもってできます。もっと言いますと、高校3年から中学~高校の復習をしたところでおそらく大半の人は間に合わないでしょう。

 これらの理由から、高校2年では上述した英単語や熟語の暗記に加えて英文法の勉強に重点を置くべきなのです。

STEP.3 英文解釈(構文)の学習

英文解釈(構文)の学習

 英単語や熟語、さらには英文法にある程度自身が付いてきたら、英文の構文を勉強をすると、さらに英語力が上がります。

 「構文って何?」と思われる方もいるとは思いますが、第1文型(SV)、第2文型(SVC)、第3文型(SVO)、第4文型(SVOO)、第5文型(SVOC)のように、英文がどんな構造をしているかです。もっと砕いてい言うと、「主語はどの単語なのか?」「動詞はどれで、関係詞はどれでどこに掛かっていて…」という英文を分解分析していく作業です。

 PM English Schoolでは、なぜ構文の勉強を英単語と英文法の後に置くかというと、英単語が分からないと、そもそも英文の意味を掴めないですし、英文法も同様に理解していないと、本来の意味に気が付くことができずに進んでしまう場合が多々あります。そのため、英単語や英文法の勉強がある程度進んだ後に構文の勉強を行うとスピード感があってより進みやすいのです。
 
 また、構文を勉強し終えた後にする「長文読解」は、英文一つ一つの積み重ねですので、英語の長文読解対策を始める前に構文の勉強をすることに英語の勉強の一連の流れとして意味を持つのです。

◆ 第1文型(SV)
◆ 第2文型(SVC)
◆ 第3文型(SVO)
◆ 第4文型(SVOO)
◆ 第5文型(SVOC)

STEP.4 英語の長文読解を学習する

英語の長文読解を学ぶ

 構文の勉強の次は、ようやく長文読解の勉強に取り掛かりましょう。これまでの英単語、熟語、文法、構文の勉強では英文を1文1文を理解できるようになる勉強でした。これらを総括して、長文読解に挑んでいきます。

 長文読解の特徴としては、「文章全体で何を伝えたいのか?」「重要なキーセンテンスはどこかなのか?」など長文読解でないと養えない学力というものがあります。そのため、長文読解を通じて、著者がどんなメッセージを発信しているのかを理解できるようになるのがここでの目標です。

 とは言っても、高校2年から何ページにも及ぶ長文読解を行う必要はありません。まずは半ページとか1/3ページ分の読解から始めていくといいでしょう。それ以上長い長文読解は高校3年からでも十分に間に合います。ですので、まずは英語での長文に慣れるという意味も持って、勉強していくとスムーズに進むはずです。

STEP.5 リスニング対策を開始

高校2年の英語のリスニング

 大学入学共通テストでも、年々リスニング英語への配点が上がっているのはご存じでしょうか?そのため、共通テスト対策としてリスニングの勉強をするのは当たり前ですが、英単語や英文の発音の確認や速読力を養うためにもリスニングの対策は必須不可欠なのです。リスニングの試験問題で高得点を取れるというのは、読み上げられた英語を、即座に英語のまま理解できるという事で、これができれば必然的に英語の文章も早く読めるようになります。

 例えば、以下例文を見てください。

Our main corporate office is in Chicago.

という英文を聞いたときに、

私たちの本社はシカゴにある。

とわざわざ和訳していたら、読み上げられている英語は、次の次の英文にまで進んでいることでしょう。つまりいくつかを聞き逃してしまうのです。ですが、

Our main corporate office is in Chicago.
私たちの本社はシカゴにある。

をそのまま英語で理解できればどんどん読み上げられる英文にも対応できます。これは、英語の長文の読解にも同様に当てはまり、“Our main corporate office is in Chicago.”という英文を見て、即座にそのままの意味で理解できれば、どんどん読解できるスピードが上がります。

 つまり、リスニング対策というのは、英語を英語のまま理解できるようになるという英語力の本質を養う勉強方法なのです。ですので、共通テスト対策としてだけではなく、英語本来の地力を上げるためにもリスニングの勉強はどんどんしてください。以下リンク先に「英語をそのまま理解する英語脳を会得しよう」という記事があります。興味のある方は読んでください。

 PM English Schoolでは、リスニング対策として英単語を覚える動画に例文を配置したり、長文読解のリスニング動画なども配信しています。ぜひ動画を見てみて下さい。

まとめ

各科目とのバランスを重視した学習環境をつくろう

高校2年になってくると、場合によっては「文系・理系」や「難関私立・国公立」などのクラスに分かれていきます。特に文系理系と別れた後には、高校1年のようにとりあえず英語の勉強をしておけばいいとはいきません。なぜなら、進路が別れた後は、文系なら「国語、社会系 など」、理系なら「数学、理科系」などとやるべき科目がはっきりとしてくるため、他の科目にも学習時間を割り振る必要があります。仮に国公立クラスを選んだ場合は、さらに勉強すべき科目が多くなります。
そんな中でも、すごくしんどいのは分かりますが、メリハリをつけて英語の学習時間は毎日とるように心がけて下さい。毎日リスニングや単語を覚えていけば、自分でした勉強が自分を裏切ることはないはずです。

努力は可視化しよう!!

 毎日勉強に明け暮れている学生の方は勉強することが嫌いになっていませんか。また、仕事が終わった後にスキルアップの為に本を読んで勉強をしている人はどうでしょう。資格取得の為に資格勉強に明け暮れている方も勉強が嫌いになっているのでは無いでしょうか。勉強はいかに楽しみながらするのかが鍵になります。勉強ができる人や頭のいいと言われる人の多くは勉強は楽しい物だと認識しています。ではそんな人達と何が違うのか。それは勉強を楽しむために努力をしているかどうかです。勉強が好きだと言う人も頭がいいと言われる人も勉強を楽しみながらする努力をしています。そこで1つ紹介したいのが努力の可視化です。努力の可視化には、やる気に関わるドーパミンと言うホルモンの分泌を促す効果があります。脳科学的にドーパミンを分泌させるためには3つのステップがあるそうです。それは「喜び・競争」「報酬」「刺激」です。勉強に刺激を与える為にはどうすればいいのか。自主的に課題を設ければいいのです。例えば過去問を1時間以内に解く、さらに60点以上を取れなければ罰ゲームを用意する。もちろん課題をクリアーすれば報酬を設けるなどです。罰ゲームは何でもいいですが、罰にならなければなりません。例えば家族に日頃の感謝を伝えるなど、恥ずかしくてできないようなことを罰に設定してはどうでしょう。感謝を言われた方も嬉しい気持ちになり、自分には恥ずかしい事をしなければならないと言う罰が設定できます。逆に報酬は些細なものにしましょう。例えば夜中のアイスを1本食べるや、アニメの動画を1話だけ見る、好きな本を1冊だけ買うなどです。罰があれば危機感を感じ勉強に集中できます。報酬があればその報酬の為に必死に頑張れます。最後は喜びや競争です。報酬を得られれば自然と喜びも得られるでしょう。競争は同じ資格試験を受験する仲間をSNSで募れば過去問で何点だったのか報告しあえば競争もできます。学生であればテストが定期的に行われるので自然と競争もできるでしょう。自分が何の教科を勉強したのかノートにまとめるのがいいでしょう。教科や勉強内容ごとに色ペンを使って表のように記録していけば振り返った時に自分の努力が可視化できます。自分がいかに頑張っているのかが可視化できればまたドーパミンが分泌されてより勉強のやる気に繋がります。勉強は辛く厳しいものだと言う苦手意識を脱却し、勉強は楽しいものだと意識改革出来ればきっと効果を実感できるはずです。

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