中学英語を学んでいくうえでしっかり押さえておきたいのが、どの領域を学ぶのか?ということです。何も分からないうちに何となく勉強していくのと、しっかり何を学ぶべきなのかを分かった上で、勉強するのでは効果が全く違います。中学で学ぶ領域は「4技能5領域」とされています。
- 聞くこと リスニング
- 読むこと リーディング
- 話すこと【やり取り】 スピーキング
- 話すこと【発表】 プレゼンテーション
- 書くこと ライティング
どれもおろそかにしてもいけない非常に重要な学習ポイントであり、英語学習における大分類に位置します。
中学英語で押さえておきたい4点
英単語 英文法 英熟語 英文読解はとっても大切
そして、上記5つの大分類「4技能5領域」とは別に、小分類として「英単語・英文法・英熟語・英文読解」を勉強していく必要もあります。これらの中でも中学生の英語学習で最も重要な一つが英単語です。英単語が分からなければ、英文法の理解も遅れてしまいますし、熟語なんてもってのほかですし、その上にある短文や長文読解なんてそもそも不可能に近いですからね。
- 英単語
- 英文法
- 英熟語
- 英文読解
英単語を何一つ覚えていない方は、英語がそもそもアルファベットの羅列にしか見えないはずです。こうなってしまうと、英語学習はだんだん遅れていき、それこそ取り返しのいかないレベルまで落ちてしまうこともあります。
これらを踏まえて、中学生の英語をのばす勉強法を紹介します。
中学英語の最重要課題は「継続」
「継続すること=慣れること」これが重要です。
中学生が英語をのばす勉強法は「継続する事」これに尽きます。すごく当たり前の考え方なのですが、アメリカ人がなんで子どもの時から英語を話せるのかというと、それはごく当たり前のように生まれた瞬間から毎日英語を聞いているからに他なりません。自然と脳が英語の音に慣れて、だんだんと相手の口元や表情、音から英語を学ぶのです。これと同じで、継続して英語学習を続けることで、中学生の英語力は格段に伸びていきます。さらに、継続して英語の勉強をする中で、絶対にすべき5選を以下で紹介します。
英単語の練習
中学校1年生レベルの英単語ですと、カタカナ英語が多く混じっているので、簡単だと勘違いしがちですが、勉強する訳以外の用法を含む単語が多いのです。ですが、単語に対する基本的な考え方やニュアンスの理解は中学1年生で習うものを土台としますので、簡単だとタカを括ることなくしっかりニュアンス含め勉強して覚えましょう。「毎日」英単語の暗記を行うことで英語学習の「習慣」も身につけられますし、中学1年生から語彙量を増やすと後がラクになります。
中学1年生の英単語
2020年の学習指導要領の改訂で、英語の学び方が大きく変わりました。英単語の覚える量も同じく変化し、中学生は、「1200語程度 ⇒ 1600~1800語程度」と約1.5倍になっています。ちなみに小学生は約700~800語とされています。合計すると2000語を優に超える量を覚えていかなければなりません。
そこで、英語学習を少しでも楽に、かつ効率的にするべく PM English Schoolでは英単語のリスニング動画を無料で配信しています。自分に合った英単語のリスニング動画を探して何度も繰り返し聞いてください。
英文を声に出して読む
最近は聞くだけで覚えるとか、聞き流しとか、楽をして覚える英語というキーワードが増えてきています。もちろん全く意味がないとは言いませんが、ネイティブやバイリンガルに英語を教えている先生たちに聞くと、皆口をそろえて「聞いて話さないと英語は絶対に理解できるようにならない!」と言います。声に出して読むことで、自分が発音した英単語が耳からも入ってくるため、学習効果は2倍にとさえ言われています。もちろん最初はへたくそな発音で構いませんが、できれば発音の勉強ができる英語リスニング動画に続いて発音をするようにしましょう。発音を始めとしたスピーキング力の向上にも役立ちます。
英文法の基礎を理解する
このページを呼んでいる方の中で、どれだけの人数が文法の重要性を理解しているでしょうか?定期テストはもちろんですが、その後の高校受験、大学受験と進学されていく方にとって英文法というのは点数を稼ぐための重要な要素なのです。さらに大学受験のように難しい試験問題でも、ベースになっているのは中学校で習う英文法の基礎ということを知っていましたか?そのため、英文法の勉強は非常に重要ですので、中学1年生の基礎から押さえていきましょう
中学1年で習う英文法
中学1年で習う英語を下記表にまとめました。一つ一つに専用の解説ページを設けてありますので、リンク先より勉強した内容のページに飛んでください。
単元 | 内容 |
---|---|
アルファベット | A~Z、a~z、!や?など英語で使う文字について |
単数名詞と複数名詞 | ◆単数名詞には「a」がつく ◆複数名詞には「s」がつく |
◆複数名詞には「s」がつく | |
冠詞 | ◆不定冠詞 ◆定冠詞 |
◆定冠詞 | |
英文構造の基本 | ◆主部と述部について |
◆be動詞と一般動詞の違い | |
品詞 | ◆形容詞 ◆代名詞 ◆副詞 ◆前置詞 |
否定文と疑問文 | ◆動詞にnotをつけることで、否定的な内容の文章になる。 ◆主語と動詞をスイッチすることで疑問を投げかける文章になる。 ◆疑問詞5W1Hを学ぶ。 |
命令文 | ◆主語を省略し、語尾に!をつけることで強い命令の文章になる。 |
現在進行形 | ◆Be動詞+~ingで、今まさにしている事を表す文になる。 |
基本的な接続詞 | ◆語と語、文と文をつなぐ役割を持つ。 |
リスニング能力を身につける
新学習指導要領が始まって以降、リスニングとスピーキングの重要性は増しています。ライティングやリーディングと違って、英語のリスニングは学校の授業だけでは十分に養うことはできません。まさに「継続」が重要になるリスニング能力の向上に対して、早い段階から正しい発音の英語に耳を慣らしていく必要があります。その際に、助けになるのがYoutubeです。非常に多種多様なリスニング動画がありますので、是非自分に継続して聞き続けれるYoutuberのチャンネルを見つけて下さい。
長文に慣れる
定期テストや高校入試の英語問題の中で、最も点数が伸びにくいのが長文問題です。実際に多くの受験生と話をしていく中で長文が苦手という生徒は非常に多いです。ですが、長文を分解してみる「複数の英単語+英文法=長文」というのがわかると思います。上述したことを毎日勉強できていれば怖いものなんてありません。あとは多くの英語に触れて、長文に慣れるだけなのです。
以上、中学生が英語の勉強において徹底すべき5つのポイントを紹介しました。ぜひ効率よく英語の勉強を進めて下さい。
PM English School でリスニング
無料のYoutubeチャンネルで英語に慣れていきましょう
PM English Schoolは、一日数分だけのヒアリング英語を通して、英語力UPをして頂こう!さらには、塾に通う時間を少なくしても大丈夫!という目的で英語のリスニング動画を配信しています。集中して聞いてもらうのが最も効果的ではありますが、英語が嫌いになっては元も子も無いので、ご飯を食べながら、お風呂に入りながら、寝る前にどんな環境でもいいので、毎日少しだけでも聞く習慣をまずはつけて下さい。英語をリスニングするという習慣が付くと、周囲とは段違いに英語力が付いてきます。英単語の暗記動画はもちろん、英文のリスニングなども配信していきますので、中学1年の諸君は「英語の習慣化」をまずは目標にして英語を聞きましょう。2か月間~3か月間も聞き続けると、自分の英語力が上がっていることにびっくりするでしょう。
中学1年までに NGSL-Sをマスターしよう
NGSLは最強の英単語リストです
NGSL-Spokenとは、日常英会話の約90%をカバーする英単語リストです。逆に言うと、これだけ覚えたら日常英会話の90%の英単語を取得し、今後の英語力の基礎となります。また、構成される単語は厳選された超基礎的な 700語からなっており、小学生が学習すべき英単語とも大きく重複している箇所があります。そのため、本英単語リストをもとに学習することにより、小学生で習うほとんどの英語に対応しているのです。
PM English SCHOOLでは、このNGSL-Spokenを活用した英語リスニング動画を作成し、皆様に無料で診て頂こうと思い、YoutubeにUPしております。ぜひあなたの英語ライフのお役に立ててください。
恥ずかしがらないことが最も重要【中学生から英語を好きになろう!!】
残念ですが、日本の英語力は非常に低いのが現実です。世界各国を見渡しても日本人の英語レベルはなんでこんなに低いのでしょうね?私も最初オーストラリアに留学した時は、どうやって生活したらいいのか本当に億劫で、今思えばすごく失礼な英語を使ってたなって思います。それでもステイ先の方々は笑顔でよく対応してくれたものです。当初は、現地のマクドナルドで注文しても、思ったものが出てこなかったり、挨拶することすら怖くて怖くて…。でも、あるタイミングですごいことに気が付きました。頭のよさとかそういうのよりも、恥ずかしがらない人ほど、英語力がぐんぐんと伸びていくのです。そして、そういう人ほど友達も多くて、交流も盛んで、さらに英語が上手になり…という風にいいスパイラルになっているなぁと遠目に感じていました。そのため、英語を学ぶ中でもっとも大切なのは英単語でもなく、英文法でもなく、チャレンジ精神なんだなというのを、是非とも心の中にとどめおいてください。