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3年生 4年生が学ぶ英語の目標
新学習指導要領にした説明です。
小学3、4年生では、中学生のように英語の授業とは言わずに、正式には「外国語活動」と呼ばれる授業になります。
また、3、4年生が2年間で勉強する英語に対する目標は、外国語でのコミュニケーションに対する見方や考え方を学び、リスニングとスピーキングによる言語活動を通して、コミュニケーションそのものの下地作り、さらには、資質や能力を養っていくことにあります。これらをまとめると、以下4点になります。
- 外国の文化や言語に対する理解を深める
- 発音など外国語と日本語との違いに気づき、外国語の音声や基本表現を学ぶ
- 身近なことに対して、簡単な外国語でのコミュニケーションをとる下地を作る
- 外国語で相手に配慮し、自らコミュニケーションをとっていこうという積極性を養う
このように3年生・4年生の段階では、基礎以前の下地・素地を育むことを目標としており、そのため成績を付けないということにしているのです。
3年生 4年生の授業内容
外国語活動は年間35単位時間とされていて、週1コマづつ消化していくことになります。外国語活動の授業で学ぶことを、以下でまとめます。
- 英語そのものに対する特徴や知識を学ぶ
※ローマ字などの学習が始まります。 - 情報を整理し、考えてから英語で表現する方法を学ぶ
※英語での思考力・判断力・表現力を養う - 「聞くこと」「会話」「発表」における英語の活用方法などに触れる
仰々しく聞こえるかもしれませんが、3年、4年では英語・英会話をするための素地を養うと思ってください。ローマ字から始まり、発音を聞いたり、絵を見て単語を習ったりと…そのような授業が始まるのです。
3年生 4年生が習う具体的な英語とは
小学校3、4年の授業は、まず英語に慣れ親しみ外国語学習に対するハードルを下げるというところから始まります。
下記リンク先に、小3・小4の英語教育の具体的内容と、PM English Schoolが無料で提供する学習動画(Youtubeにて配信中)をまとめてあります。実際の授業でやることを、例とともに説明します。小学校3年、4年の英語だから簡単だ!と侮ることなく、差がつきにくいこの段階だからこそ、そして、ステップアップする今後の英語学習に備えるためにも、しっかりとした英語の素養を身につけていきましょう。
5年生 6年生が学ぶ英語の目標
新学習指導要領に対応した説明です。
小学5、6年生ではも同様に、英語の授業とは言わずに、正式には「外国語科」と言います。小学校高学年(5年生 6年生)の英語学習になると目標も外国語での「リーディング」「リスニング」「ライティング」「スピーキング」の4技能の基礎となる資質や能力を形成させることとされていますので、3、4年で学んだ英語よりも、もう少し高度な英語の授業が増えます。
学生指導要領でも、「基礎」という言葉が何度も出てきますので、今後の中学生英語は、小学生英語の理解の上で進められていくようになると考えられています。
また、小学生の間は、英語というよりも、英会話というほうが適切かもしれません。その理由は、中学英語で学習していく基礎英語に対する下準備や言語としての英語に対する理解を深めることと、そこに対する文化、技能の学習に焦点が当てられているからです。要約すると以下のようになります。
- 外国語の音声 文字 語彙 表現 文構造 言語の働きなどについて日本語との違いを学ぶ
- 「リーディング」「リスニング」「ライティング」「スピーキング」を行うために、実際のコミュニケーションで使える基礎的な技能を身に付ける
- コミュニケーションの目的や場面,状況に応じて,身近で簡単な事柄について,聞いたり話したりする
- 音声で慣れ親しんだ外国語を「読み書き」に適応させるため、単語や表現を推測しながら読み,語順を意識しながら書く
- 自分の考えや気持ちを相手と意思疎通できるような基礎的英語力を養う
- 外国語の背景にある文化に対する理解と他社に配慮しながら積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度をつくる
学生指導要領をまとめてみると、何となく仰々しく感じますが、要は英会話の基礎となる英語への理解度を深め、英語の4技能である「リーディング」「リスニング」「ライティング」「スピーキング」を学んでいくということに他なりません。
5年生 6年生の授業内容
外国語科は70単位時間程度とされていて、週2コマ消化されていく形になります。外国語科の内容は「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力等」の2ポイントに分類され、以下の内容に決められます。
- 英語の特徴や決まり事に関する知識と技能
- 情報を整理し、考えてから英語で表現などコミュニケーションをとる
- 英語での活動や働きに関する思考力や判断力、表現力を養う
その他にも細かい項目が示されていますが、外国語科では上記3項目に主眼を置かれます。また、小学3年、4年で習う外国語活動と比較すると
- 英単語などを理解するだけでなく発音できるようにする
- 自分以外に配慮し、コミュニケーションにおいて表現できるようにする
- 自分の意思と気持ちを表現する工夫を行う
- 書き写しはもちろんだが、英語の語順の重要性を意識しながら書く
のように、難易度はぐっと上がっています。 ようは、これまで中学1年生で習っていたようなことを小学生でも習い始めるということと、中学英語の橋渡し的な学習内容により厚みを出し、英語のカンタンな単語と発音を勉強し、「リーディング」「リスニング」「ライティング」「スピーキング」の4技能の基礎となり素地・下地を養いましょうということになります。
5年生 6年生が習う具体的な英語とは
小学校5、6年の授業では、小学3年、4年で学習した 「リスニング」「スピーキング」に加え、「リーディング」「ライティング」が加わり、難しくなってきます。また、英語を教科として扱うため、発表やテストが成績に反映されるのが特徴です。6年生になるまでに学ぶ英単語の数は、600から700語程度とされています。
英語に対してストレスを感じ始めるとしたら、特にこの年齢の子たちには注意が必要です。適度なストレスはいい結果のもとになりますが、大きすぎるストレスは子供の成長阻害になりえますので、そうならないためにも英語の学習内容の把握と、予習復習をしっかり日常生活に取り入れてください。
下記リンク先に、小5・6の英語教育の具体的内容と、PM English Schoolが無料で提供する学習動画(Youtubeにて配信中)をまとめてあります。
小学生英語の評価方法は?
どんな評価基準なのかを確認しましょう
外国語活動、外国語科に共通しているのが「知識や技能」「思考や判断、表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3点があります。これら3つは通知表に記載される項目ですね。
これまでの小学校全般教育と同じく、一定期間の学習内容を通じて評価されるので、年間を通じた目標や「リーディング」「リスニング」「ライティング」「スピーキング」の4技能ごとの目標を把握したうえで、勉強していくことが重要で、これらが評価に直結します。
また、3年・4年の外国語活動と5年・6年の外国語科の評価対象および、評価方法も違っています。 先生はテスト結果だけでなく、子供の学習意欲や活動を観察し、子供たちの自己評価や発表、作品を見て判断します。
また小学校英語で重要な違いの一つが、3年・4年の外国語活動と5年・6年の外国語科の評価方法の大きな違いは、点数による評価を行うかどうかになります。
- 外国語活動:英語への学習意欲や積極性、授業の内容をもとに評価
- 外国語科 :点数評価を示すとともに、日常の授業態度や積極性、具体的な理解度をもとに評価
小学生が学ぶべきNGSL-Spoken ※重要※
小学生英語の最強の仲間
NGSL-Spokenとは、日常英会話の約90%をカバーする英単語リストです。逆に言うと、これだけ覚えたら日常英会話の90%の英単語を取得し、今後の英語力の基礎となります。また、構成される単語は厳選された超基礎的な 700語からなっており、小学生が学習すべき英単語とも大きく重複している箇所があります。そのため、本英単語リストをもとに学習することにより、小学生で習うほとんどの英語に対応しているのです。
PM English SCHOOLでは、このNGSL-Spokenを活用した英語リスニング動画を作成し、皆様に無料で診て頂こうと思い、YoutubeにUPしております。ぜひあなたの英語ライフのお役に立ててください。
受け身の勉強はNG!!
学生の頃に両親に「勉強しなさい」と怒られたことのある人は多いと思います。両親がうるさいので勉強を始めても効果が半減。また、資格試験で出るので実際に役に立つとは思わないけど覚えようとする勉強もNGです。もちろん資格試験では無く、テストも同じです。勉強を主体的にするのと受け身になってするのとでは同じ時間勉強をしたとしても効果が全然違います。そもそも人は好奇心や興味を持ったことを深く理解しようとしたり、覚えようとします。なので、本当に自分にとって必要な勉強だと思わないと効果が薄いのです。主体的に勉強をする時と受動的に勉強をする時では主体的に勉強をする方が効果が高いと脳科学的にも証明されています。そこで勉強を始める前に小さくてもいいので目標を作ってから初めて下さい。例えばテキストを5ページ分覚えるでも、問題集を5ページ終わらせる、小テストで80点以上取るまで終わらない。どんなに小さな目標で構いません。必ず勉強を始める前に目標を決めて下さい。この時に制限時間を設けた方がより効果的に勉強ができます。例えば問題集を1時間以内に5ページ終わらせる、テキスト1ページ分を10分で覚えるなどタイムリミットを自分に設けるのです。ゲーム感覚で勉強ができるのと目標を達成できたかどうかがすぐに分かります。すぐに分かる結果があれば人はどんどん集中することができます。それに勉強をすることがだんだん楽しくなってくるでしょう。楽しみながら高い集中力を持って行った勉強は必ず結果になります。