[第1文型:S+V]英文法

第1文型は自動詞を使う_

第1文型では全て自動詞が用いられます。自動詞は「目的語を必要としない動詞」で「第1文型 / 第2文型」で使われますのでこの点は覚えておいてください。自動詞とは別に他動詞もありますが、こちらは後ろに目的語が必要になる動詞のことです。他動詞は「第3文型 / 第4文型 / 第5文型」で使われます。
基本5文型をマスターには、この自動詞と他動詞についての理解が必要不可欠になりますので、読み進める前に一度確認を行ってください。

第1文型:S+V とは?

「主語(S)と動詞(V)のみで成立する文型」

英文は、第1文型~第5文型に分類できるというのはすでに説明した通りですが、その中で「第1文型:SV」は最もシンプルな文型で、「S+V」(主語+動詞)の形で文を形成します。

I eat. [S+V]
私は食べる。

このように主語と動詞だけで文が成立します。 とっても簡単だなって思う生徒もいるでしょうが、普通はここに「修飾語(M)」を伴って複雑な英文が作られます。修飾語とは、<形容詞><副詞>のことです。早速、上記英文に修飾語を加えてみましょう。

I eat a lot. [S+V+M]
私はたくさん食べる。

「a lot / たくさん」という副詞句が eat を修飾しているのが分かりますね。さらに「いつも」という修飾語を加えてみましょう。

I always eat a lot. [S+V+M]
私はいつもたくさん食べる。

まだまだ簡単な第1文型の文ですね。ではもっと修飾語を加えます。実は次の英文も「第1文型:SV」なのです。
最初の英文に比べるとだいぶん難しくなってきましたね。しかし、各単語がどこを修飾しているのかを見ていけばさほど難しくはありません。

I always eat a lot with my family at the restaurant near my house. [S+V+M]
私はいつも家族と一緒に、家の近くのレストランでたくさん食べます。

I / always / eat / a lot / with my family / at the restaurant near my house.
I → 主語
always → eat「いつも食べる」
eat → 動詞
with my family → eat「家族と一緒に食べる」
at the restaurant near my house → eat「家の近くのレストランで食べる」

つまり、[S+V+M]の文のままですね。
ほとんどの方は、I eat.[S+V]を見た瞬間気を緩めてしまうのですが、「第1文型:SV」5文型全ての基礎にもなる文型ですし、上記のように修飾語次第ではいかようにも成りえるので、しっかり勉強しておきましょう。
以下は、特に第2文型以降の学習で役に立つので、この際に一緒に覚えて下さい。

第1文型の動詞の特徴

「自動詞と他動詞を知ろう」

上記英文でも eat という動詞が使われてますが、動詞(V)は目的語(O)が必要な他動詞と、目的語がなくても意味が成立する自動詞のふたつに分類されます。また、他動詞としても、自動詞としても使える動詞も存在し、eat がそれにあたります。

他動詞と自動詞_

自動詞:目的語がいらない動詞
∟ 主語以外の人や物に影響を与えない動詞

他動詞:目的語がいる動詞
∟ 主語以外の人や物に影響を与える動詞

自動詞と他動詞の見分け方

自動詞と他動詞についてですが、特徴を掴んでおけば見分けやすいので3つのポイントを紹介します。

◆ 英語では他動詞が圧倒的に多い
◆ 名詞以外にも目的語になるものが4つある
 - 名詞的用法の不定詞(名詞句)
 - 動名詞(名詞句)
 - that 節(名詞節)
 - 間接疑問文(名詞節)
◆ 英単語の暗記では「自動詞」を意識

特に、英単語の暗記で「自動詞は~」「他動詞は~」と50%ぐらいの確率で考えている生徒が多いですが、「英語では他動詞が圧倒的に多い」という前提で考えると、少数派である「自動詞」を意識して覚えると頭の中が整理されやすいです。
以下リンク先には自動詞と他動詞について寄せられた質問をQ&A形式でまとめています。不明な点がある場合は以下より確認していただくと、ヒントが隠されているかもしれませんので、参考にしてください。

5文型に関するよくある質問&解答

「5文型」の単元で不明点があればこちらから

PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、5文型に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。

英文法を身に付けるための学習法!!

英語の授業で躓いてついていけない、もしくは英語に対して苦手意識を抱いている方は中学1年生から英語をやり直しましょう。中学校で習う英語は英語の基礎になります。中学校英語が分からないのにさらにレベルの高い英語を理解しようとしても理解出来ません。そこで最初にして欲しいことが、参考書を1冊に決めて買って来て下さい。たくさんの中から選ぶのが難しいと感じるかもしれませんが、1冊に絞って下さい。どうしても決められない方、1番簡単な参考書か1番分かりやすいと感じた参考書にするのがいいでしょう。そして買ってきた参考書を徹底的に頭に叩き込んで下さい。特に中学校で習う英文法は人に説明、解説出来るレベルまで覚えましょう。上記でも申し上げました中学校英語は英語の基礎になります。また、その中でも中学校英語の英文法を基礎になるのでしっかり理解出来るまで覚えて下さい。買ってきた参考書を全て覚えて英文法も完璧だと言う方は自作の作文を英語で作って下さい。英作文トレーニングです。最初は覚えた英文の単語を変えるみるなどの簡単な物で大丈夫です。自作で英作文を作ることで今までインプットした知識をアウトレットする流れになります。アウトレットすることでより理解の幅が広がり、記憶にも深く定着します。そして何度も繰り返し英作文を作ることで英語の仕組みがよく理解できるようになります。スムーズに自分の伝えたいことが英作文で作れるようになるまで継続して続けて下さい。最終的には自分の言葉だけで英作文が作れるように頑張って下さい。

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