[It ~ for ~ to… 構文]英文法

It ~ for ~ to… 構文を学ぶ前に_

It ~ for ~ to… 構文 の It は形式詩的な主語で、to… の部分が本当の主語に当たります。
そして、不定詞の部分で動作を行っている人を表す場合には、不定詞の前に「for 人」という形でおきます。
この時の「人」を人称代名詞にしたい場合は目的格(me, us, you, him, her)になることに注意して下さい。

It ~ for ~ to… 構文とは

「表現できる内容が広がる=英語が難しく感じる時期へ」

It ~ for ~ to… 構文は「人が…することは~だ」という意味をもつ表現です。以下で基礎英文を見ていきましょう。

It is fun for me to learn English.
私にとって、英語を学ぶことは楽しい。

It is easy for him to do this.
彼にとって、これをすることは簡単です。

It ~ for ~ to… 構文の使い方

「まずは公式のように It ~ for ~ to… 構文 を覚えましょう」

It ~ for ~ to… 構文は、以下枠内の形で用います。

接続詞 関係詞 thatの違い_

語順:It is 形容詞 for (人) to 動詞の原形(不定詞)
訳 :人が…することは~だ

形容詞の部分には easy(簡単)difficult(難しい)などが入ることが多く、for の後ろには、それが誰にとってのことなのか、対象となる人を入れます。
このときの人は me, him, her などの目的格の形をとります。

It ~ for ~ to… 構文は内容を簡潔に示せる

to不定詞や名詞節などが主語になると、主語が長くなり、頭でっかちな英文になる傾向があります。しかし、It ~ for ~ to… 構文を用いると主語を後ろに置くことができ、内容を分かりやすく簡潔に示せます。以下でto不定詞の名詞的用法を主語にした英文を It ~ for ~ to… 構文で書き換える英作文をしますので、英文のバランスを見て下さい。

[主語がto不定詞の名詞的用法]
To get up early in the morning is very important for me.
早起きすることは私にとってとても重要だ。

to不定詞が主語になると、主語(To get up early in the morning)の部分が長くてわかりにくい文章になってしまいます。
英語では主語が長くなるのを嫌う性質があるため、形式主語の It を文頭に置いて、意味上の主語を後ろにもっていくことがあります。
上記の例文を「It ~ for ~ to… 構文」で書き換えた例を見てみましょう。

[It ~ for ~ to… 構文]
It is important for me to get up early in the morning.
早起きすることは私にとってとても重要だ。

また、英語は自分が最も伝えたいことを初めに言うことが基本です。
It is easy(簡単です)It is important(重要だ)など、文章を「It is~」で始めて、後から詳しく説明を加えます。 上記の文では、

It is important for me(私にとって重要だ)
to get up early in the morning(早起きすること)

の2つのかたまりに分けて考えると良いでしょう。
It is important for me(私にとって重要だ)という内容を to get up early in the morning(早起きすること)で補足しています。
このように「…することは~だ」と自分の考えを言いたい時は、「It is~ to…」構文を使って表すことができます。

まとめ

「It ~ for ~ to… 構文」への書き換え練習は繰り返し

ここでは、中学2年生の英文法で習う「It ~ for ~ to… 構文」を説明しました。おさらいですが、下の枠内は必ず暗記してください。

語順:It is 形容詞 for (人) to 動詞の原形(不定詞)
訳 :人が…することは~だ

学校の試験では特に、主語が名詞的用法のto不定詞 ⇒ It ~ for ~ to… 構文への書き換え問題が多く出される傾向があります。型に当てはめれば難なく得点できる問題ばかりですので、まずは公式のように暗記し、書き換え問題は繰り返し練習してください。

英語力アップのためにセルフテスト法を身に着けよう!!

新しい英単語やフレーズを覚える時は「同じことをひたすら読み返す復習法」よりも「覚えたことを思い出すセルフテスト法」の方がおすすめです。 脳を頑張らせて情報を思い出させることで記憶に残りやすくなりますし、既に知っている情報と本当に復習が必要な情報を明確に区別することができます。具体的には、まずは覚えた英語を使って例文を正しく作れるか確認し、何日かしたら再び同様に例文を書いたり発音できるかテストするのがおすすめです。学習後に予め自分用のクイズを作っておいたり、ワークブックなどを活用するのも良いと思います。

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