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感嘆文とは
「喜び、悲しみ、驚きなどの感情をストレートに表すための表現」
感嘆(かんたん)とは、驚きや感動を表す時などに使う言葉です。基本的な訳としては「なんと~なんだろう」の表されます。感嘆文は「(物事が)そのくらい~なのか」という「度合い」を強調したい時に使われる表現で、話し手の気持ちが高ぶっている様子を相手に伝えることができます。
感嘆文の基礎英文を以下で紹介します。以下英文では、部屋が寒いことに対する驚きを表しています。
How cold this room is!
なんて寒いんだ、この部屋は!
以下英文では、美しすぎる花に驚きを表しています。
What a beautiful flower that is!
なんて美しい花なんだあれは!
感嘆文の使い方
「感嘆文は What と How の使い分けでマスターしよう」
感嘆文は how や what を文頭に置き、文末に感嘆符(!)をつけるという特徴があります。以下では、それぞれの使い分けについてご紹介します。
[What / How]感嘆文の語順_
・Howを使う感嘆文
How+形容詞+主語+動詞!
・Whatを使う感嘆文
What+a/an+形容詞+名詞+主語+動詞!
How を使う感嘆文
感嘆文で How を用いる場合は「How+形容詞+主語+動詞」の語順にします。
How の後には、形容詞を置き「なんて(形容詞)なんだ!」と表現します。この「How」は疑問詞ではなくありませんので「どのような」と訳さないように注意しましょう。
次の2つの英文では、それぞれの形容詞の beautiful, hot を強調しています。
How beautiful that mountain is!
あの山はなんて美しいんだ!
How hot it is!
なんて暑いんだ!
What を使う感嘆文
感嘆文でWhatを用いる場合の語順は「What+a/an+形容詞+名詞+主語+動詞!」のようになります。
この What は How 同様に疑問詞ではありませんので「なんの?」訳さないようにしましょう。
また、What を使う感嘆文と How を使う感嘆文の違いは、文の中に名詞があるかどうかのみで、What を使う場合は「何々な名詞」という部分を強調しています。
What a beautiful mountain that is!
なんて美しい山なんだあれは!
What a great teacher you are!
なんてすごい先生なんだあなたは!
感嘆文の注意点
「省略形が多いのが感嘆文の大きな特徴の一つ!」
感嘆文を作る際の注意点は以下の通りです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
感嘆文の注意点_
・ 主語+動詞が省略できる
・ 形容詞を省略できる
・ 否定形になることはない
主語+動詞が省略できる
感嘆文では以下英文のように、「主語+動詞」を省略して表現することもできます。
How interesting!
なんて面白いんだ!
What a nice day!
なんてすてきな日なんだろう!
形容詞を省略できるのは…
形容詞を省略するのは What を用いた感嘆文のみで「What+a(an)+名詞」という形をとります。
What a surprise!
なんて驚きでしょう!(びっくりした!)
What a disaster!
なんて災難でしょう!(最悪だ!)
感嘆文は否定文にはならない
感嘆文の原則は、必ず肯定形になるということです。
つまり、感嘆文の中で not を含む否定形が使われることはありません。否定の意味を表したい場合は not を入れるのではなく、否定のニュアンスを持つ形容詞を使います。
What a useless computer this is!
なんて役に立たないコンピューターなの!
まとめ
「How や What に続く単語の形が判断のポイント」
ここでは、中学2年生の英文法で習う[感嘆文]を説明しました。おさらいですが、下の枠内は必ず暗記してください。
・ Howを使う感嘆文
How+形容詞+主語+動詞!
・ Whatを使う感嘆文
What+a/an+形容詞+名詞+主語+動詞!
日本語にあって、英語にない概念もたくさんある!!
日本語だったら簡単に言えることが英語では言えないからと言って、自分の英語は全然ダメと考えるのは間違いです。 英語が下手だから言いたいことが言えないのではなくて、英語にはない概念を英語で表現しようとしているため、しっくりくる英語表現が思いつかない、という可能性も大いにあります。例えば、「頑張って」「我慢して」なんかは実は英語にない概念なのです。