[疑問詞+to不定詞]英文法

疑問詞+to不定詞を徹底解剖!!

「疑問詞+to不定詞」の意味は「(疑問詞の意味)〜すべきか」となります。この形では名詞句になり、主語、補語、目的語、前置詞の目的語になり、具体的には「what to do(何をすべきか)」や「where to do(どこへ行くべきか)」のように使います。
ここでは、疑問詞+to不定詞を詳しく解説していきます。

英文法を勉強をしていると、同じような考え方で使われる英文法がたくさんあります。
本ページで紹介している「疑問詞+to不定詞」はその中の一つで、名詞(句)として使えます。
これと同じような考え方で使えるものは以下のようなものがあります。

不定詞の名詞的用法<link>
動名詞<link>
接続詞 that<link>
接続詞 if whether<link>

「疑問詞+to不定詞」の疑問詞には、what, which, where, when, how などを置くことができます。
それぞれの訳し方は「(疑問詞の意味)〜すべきか」となり、全て名詞句として扱って下さい。

what to do何を~するべきか
when to doいつ~するべきか
where to doどこで~するべきか
which to doどちらを~するべきか
how to do~の仕方/~の方法

尚、同じ疑問詞でも、why to do という形は原則的に使いません。まずは上記5つの疑問詞に関して説明していきます。
「疑問詞+to不定詞」を勉強していく上で、以下3つは重要な要素となりますので、常に意識しながら読み進めて下さい。

疑問詞+to不定詞のポイント_

・疑問詞+to不定詞 の種類と意味
・疑問詞+to不定詞 どの位置で使えるか?
・主語と疑問詞+to不定詞 の関係

疑問詞+to不定詞 はどの位置で使う?

まずはおさらいをしましょう。
文中で名詞もしくは、それに準ずる語句を置ける位置は「主語」「目的語」「補語」「前置詞の目的語」の4つです。
今回の「疑問詞+to不定詞」はこの4つの位置に置けますが、ほとんどのケースで「目的語」または「前置詞の目的語」として使われます。

演習:第4文型で使ってみよう

「彼は私に美術館への行き方を教えてくれた。」を英作文してみましょう。

ここでは第4文型で書きますので、まずは SVOO を明確にします。
S=彼は He
V=教えてくれる told
O1=私に me
O2=美術館への行き方を how to get to the museum.
これらを第4文型で表現すると、以下のようになります。

He told me how to get to the museum.
彼は私に美術館への行き方を教えてくれた。

how to do は、「~の仕方/~の方法」と訳すので、上記のような訳になります。

主語と疑問詞+to不定詞の関係

「疑問詞+to不定詞」の英文において、主語との関係性は一致します。何のこと?と思われはずですので、次の英文を見て下さい。
以下文中の、how 以下の主体は 主語の He となっています。

He told me how to get to the museum.
彼は私に美術館への行き方を教えてくれた。

もう1文見てみましょう。
次の英文でも、what 以下の主体は 主語である I となっています。
ですので、主語と不定詞部分の主体は一致すると覚えておきましょう。

I don’t know what to do next.
次に何をすべきかわからない
※ what to do(何を~するべきか)

疑問詞+to不定詞 はどの位置で使う?

「疑問詞+to不定詞」は名詞句として働きます。
つまり、文中では「主語」「目的語」「補語」「前置詞の目的語」の4つの位置に「疑問詞+to不定詞」を置くことが可能です。
実際には、ほとんどのケースで「目的語」や「前置詞の目的語」の位置に置かれると覚えておくといいでしょう。

疑問詞+to不定詞 の用法と例文

「具体的に英文を見て学びましょう」

では、上記の説明を踏まえて、以下の「疑問詞+to不定詞」の用法と例文を解説していきます。

1.what to do何を~するべきか
2.when to doいつ~するべきか
3.where to doどこで~するべきか
4.which to doどちらを~するべきか
5.how to do~の仕方/~の方法

what to do「何を~するべきか」

what+to不定詞は「何を~するべきか」という意味を持ち、what to do next で「次に何をすべきか」のように表現できます。

I don’t know what to do next.
次に何をすべきかわからない
※ what+to不定詞 が目的語

What book to read is an important thing.
どんな本を読むべきかは大切なことだ。
※ what+to不定詞 が主語

The important thing is what to read.
大事なのは何を読むべきかだ。
※ what+to不定詞 が補語

when to do「いつ~するべきか」

when+to不定詞は「いつ~するべきか」という意味を持ち、when to start で「いつ始めるべきか」のように表現できます。

She didn’t know when to start.
彼女はいつ始めるべきか分からなかった。
※ when+to不定詞 が目的語

When to call her isn’t decided.
いつ彼女に電話すべきかは決まってない
※ when+to不定詞 が主語

where to do「どこで~するべきか」

where+to不定詞は「どこで~するべきか」という意味を持ち、where to buy tickets で「チケットをどこで買うか」のように表現できます。

Do you know where to buy tickets?
あなたはチケットをどこで買うかわかりますか?
※ where+to不定詞 が目的語

I asked my teacher where to sit.
私は先生にどこに座ればよいか聞いた
※ where+to不定詞 が目的語

which to do「どちらを~するべきか」

which+to不定詞は「どちらを~するべきか」という意味を持ち、which book to buy で「どちらの本を買うべきか」のように表現できます。

I don’t know which book to buy.
どちらの本を買えばよいのかわからない。
※ which+to不定詞 が目的語

Please tell me which to watch in those movies.
あれらの映画の中でどちらを見るべきか教えてください。
※ which+to不定詞 が目的語

how to do「~の仕方/~の方法」

how+to不定詞は「~の仕方/~の方法」という意味を持ち、how to get to the museum で「美術館への行き方」のように表現できます。

He told me how to get to the museum.
彼は私に美術館への行き方を教えてくれた。
※ how+to不定詞 が目的語

Please explain how to play the game.
ゲームのやり方を説明して。
※ how+to不定詞 が目的語

疑問詞+to不定詞 のまとめ

「名詞句として働き、目的語の位地に置かれる」

中学でも受験前に学習する単元でなんとなく覚えている、もしくはすっかり忘れていたけど何となく英文をみたら訳は分かるという生徒が多いのではないでしょうか?
「疑問詞+to不定詞」を勉強する上で大切なのは、以下のポイントになります。
この点を重視して勉強し、「疑問詞+to不定詞」をマスターしましょう。

疑問詞+to不定詞のポイント_

・疑問詞+to不定詞 の種類と意味
= what, which, where, when, how に準ずる
・疑問詞+to不定詞 どの位置で使えるか?
= ほとんどのケースで「目的語」または「前置詞の目的語」
・主語と疑問詞+to不定詞 の関係
= 同一性を有する

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