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現在分詞
「現在分詞の前置修飾と後置修飾を身につけよう」
現在分詞は、動詞の原形に-ing形をつけて、形容詞の役割を担います。
現在分詞の文中における位置は、修飾する名詞の前もしくは後ろにおかれ、それぞれ「前置修飾」「後置修飾」と呼ばれます。まずは基礎英文を紹介します。
現在分詞の前置修飾
以下英文の現在分詞は crying で形容詞的に、名詞の girl を修飾しています。
このように、現在分詞が1語で用いられる場合、一般的な形容詞と同じく名詞の前に置きます。
I saw a crying girl.
泣いている女の子を見た。
現在分詞の後置修飾
下記英文の現在分詞は sleeping ですが、in the crib と合わせて形容詞句を作っています。
このように、現在分詞が他の語句と合わせて形容詞句になっている場合は、修飾する名詞の後に置きます。
The baby sleeping in the crib is so adorable.
ユリカゴで寝てる赤ちゃんがすごく可愛い。
現在分詞と動名詞の比較
現在分詞でよくありがちな質問が「動名詞と一緒ですか?」ですが、現在分詞と動名詞は異なるものですので、一緒にしないようにしましょう。
次に現在分詞と動名詞の比較ポイントを紹介しますので、英文と合わせて確認してください。
現在分詞と動名詞の比較ポイント_
現在分詞:
∟ 形容詞句をつくり、訳は「~している」になる
動名詞 :
∟ 名詞句をつくり、訳は「~すること」になる
[現在分詞]
Look at the boy playing tennis over there.
あっちでテニスしてる男の子を見て。
[動名詞]
I like playing tennis.
私はテニスをすることが好きです。
[現在分詞]
I saw a girl running with her dog.
犬と一緒に走っている女の子を見た
[動名詞]
I saw a dog on a running machine.
ランニングマシーンを使っている犬を見た
現在分詞を補語で使う場合
「例文のパターンを覚えるのが早道」
現在分詞の形容詞用法は、補語(C)としても使われ、特に現在分詞を難しく感じさせる部分になります。一つづつしっかり押さえていきましょう。
S+V+現在分詞
第2文型「S+V+C」のC(補語)に現在分詞が用いられる用法です。
keep, seem, feel, remain, look などの動詞が良く用いられます。
He kept waiting for his brother all day.
彼は一日中兄を待ち続けた。
以下英文は、sit, stand, come, lie など、自動詞に続いて「~しながら」という表現をしています。
He sat on a couch reading a book.
彼はソファーに座って本を読んでいました。
S+V+O+現在分詞
以下英文は S+V+O+現在分詞 で「SはOが現在分詞しているのをVする」と表現できます。
ここでの述語動詞(V)には、see, find, hear, feel などの知覚動詞や have, get, leave, keep などが入り第5文型をとる形になります。
I saw children playing tennis
私は、子供達がテニスをしているのを見た
I heard him singing the song.
私は、彼がその歌を歌っているのを聞いた。
Yuki got the old machine running.
ユキはその古い機械を始動させた。
He won’t have us telling him what to do.
彼は私たちに彼が何をしなければいけないのか言わせない。
現在分詞のまとめ
「現在分詞の形容詞用法の振り返り」
上記が現在分詞の形容詞用法です。
簡単に言えば、動詞の最後に-ingをつけて、前か後ろから名詞を修飾する形容詞として働くというわけです。
また、ここで紹介した現在分詞の形容詞としての役割以外にも、動詞や副詞としての使い方や、分詞構文と呼ばれる文法もあります。
共通している特徴は、修飾される側の語句に躍動感のある説明を加えることができるということです。