ネイティブが頻繁に使う Like の使い方を覚えよう

ネイティブが頻繁に使う Like の使い方を覚えよう

ネイティブが使う「好き」以外の Like をマスターしよう_

日本人が Like という英単語を見ると「好き」という動詞を真っ先に思い浮かべますが、海外ドラマや海外の映画を見ているとそういう意味以外でも結構使われています。実際にネイティブも「好き」という動詞以外でも Like を頻繁に使いますので、ここでは「好き」以外の用法を4つ勉強していきたいと思います。

これは若い学生さんとかがよく使う用法になり、なにかの言葉や表現を強調したい時にその言葉の前に置きます。あえて日本語訳をすると「なんか」という意味になります。

強調したい時の「Like」

It’s like really hot.
なんか暑いね

本来は It’s really hot. でも通じるのですが、あえて Like を置くことにより表現を強調しています。

You know so like today I went home at like four, and like … There’s this TV program that I really like and like … It was really cool because I made it in time.
今日なんか家に帰ってすごくよかったんだよね。なんか4時くらいに、そしてなんかさ、めっちゃ好きなTV番組があってさ、なんか時間通りに見れたからチョークール。

このように若い人の中には Like を多用する人もいますが、一般には「なんか」ばっかりを言っていることになるのでうざいなって思われることも多々あります。
そのため、意味を理解して使えるようになるのもいいのですが、多用は厳禁だと覚えて下さい。

said の代わりに使う「Like」

「said よりもカジュアルな表現の Like」

ここでの said は say(言う)の過去形になります。
この Like は過去の話をする時によく使われ、「Aさんが~を言った」と表現するときに、「He said ~. ⇒ He was like ~.」のように置き換えることができます。
現在のアメリカ人は、「He said ~.」よりも「He was like ~.」の方をよく使うので必ず覚えて置きたい内容です。
では、なぜ said でも十分に伝えることができるのに was like を用いて表現するかと言うと、 said はアメリカ人にとって若干固い表現になり、このような固い表現を柔らかくするために生まれた言葉が was like になります。
そのため、訳も若干異なった意訳が必要になってきます。

said の代わりに使う「Like」

My mom said clean your room.
お母さんが部屋の掃除をしろって言ってたよ。

My mom was like clean your room.
お母さんが部屋の掃除をしろとか言ってたよ。

上記の例を見ると「掃除をしろと言った」「掃除をしろとか言ってた」のように「とか言った」「とか言ってた」のようなニュアンスになります。
これは私たち日本人でも同じような表現をすることがあって、例えば兄弟や姉妹がいるひとなら分かりやすいのですが、正確につたえるよりも「~とか言ってた」という表現をする方がいますね。
このニュアンスと全く同じだと認識してもらえればと思います。

何か例をあげたいときに使う「Like」

「For example よりカジュアルな Like」

例えば… ハイ!この例えばが Like です。

 何か例をあげたいときに使う「Like」

Like What?
例えば何?

I like all kind of animals like dogs, cats, penguins and so on.
私は動物全てが好きです。例えば 犬とか猫とかペンギンとか…いろいろだね

「例えば」は For example を思い出す方が多くてこの表現もよく使われるのですが、「例に挙げると」という意味になり日常会話で使うには少し固い表現になります。
そのため、ビジネスや文章などフォーマルな場面では For example もしくは such as を使い、カジュアルなシーンでは like を使うと覚えておきましょう。

「~のような」という意味で使われる「Like」

「as if よりカジュアルな Like」

この表現は比喩表現をする時に使われ、「中身が~のような」「中身が似ている」という意味で使われます。

「~のような」という意味で使われる「Like」

My sister is like me.
妹は私に(性格などの中身が)似てる

外見に対しても使えないこともないのですが、人に対してこの用法で Like を使う場合にはほとんどのケースで「中身」を対象にします。
外見を表す場合には一般的に looks like が用いられます。

My sister looks like me.
妹は私に(外見が)似てる

She was crying like it was the end of the world.
彼女はこの世の終わりかのように泣いていた

この用法は日常生活でよく使われカジュアル英語にないります。そのため、フォーマルな場面では as if を用いるといいでしょう。

He behaves as if he were a child.
彼はまるで子供のように振る舞う

TOEICスコア960 hello先生による執筆
現在、専業主婦をしており、以前はアメリカ留学から、そのままアメリカの銀行にて英文事務や翻訳、通訳のお仕事をしていたhello先生。また、大学生2回生ですでにTOEICスコア960を取得した生粋の英語好きな方です。子育てにお忙しいとのことでなかなか執筆頻度は低いです。
TOEICスコア960 hello先生

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