So と Very の違い
「So は感情がこもっていて Very は客観的」
ネイティブが So と Very に対してかなり違うニュアンスを持っているというイメージを持っています。
まず大まかには、So は感情的で、Very は客観的って覚えて下さい。
So は感情を込めている強調表現ですので、ニュアンス的には自分がすごく感じている事を分かって欲しかったり共感してほしい時に使い、同時にフレンドリーな印象も相手に与えることができます。
また、その話題について相手もすでに知っているような場合に使われることが多いです。
そのため、Very と比較するとカジュアルな表現になりますので、ビジネスなどのフォーマルな場面で使いすぎるのはお勧めしません。
The movie was so good.
その映画すっごくおもしろかったね
この英文は映画の面白さに共感してほしいので、一緒に映画を見に行った人とか既にその映画を見ている相手に使われることが多いです。
Very は客観的な事実をそのまま言い、やや畏まったような表現になりますので、親しい人に使いすぎると壁を作ってしまう印象があり、ビジネスシーンのようなフォーマルな場面や論文などで用いられることが一般的です。
では、久しぶりに彼氏に会う時の表現として以下を比べてみると、よりその違いは分かりやすいと思います。
Thank you so much.
もう本当にありがとう!
感情がこもっているのですごく親しみのあるありがとうに聞こえます。
Thank you very much.
本当にありがとうございました。
このフレーズは畏まった印象がありビジネスシーンでよく聞きます。
I’m so excited to see him.
彼に会うのめっちゃ楽しみぃぃぃぃ!(感情がある)
I’m very excited to see him.
彼に会うのはとても楽しみです。(客観的)
Jiro’s hair is so ugly.
ジロウの髪型すっごい醜いね(感情がある)
Jiro’s hair is very ugly.
ジロウの髪型はとても醜いです(客観的)
- TOEFL-iBT90点 現役予備校英語講師 Step先生による執筆
- 都内某有名大学国際教養学部を卒業後、某大手予備校講師として教鞭をとられているStep先生による執筆です。カナダで1年間、イギリスでは半年月の留学経験があり TOEFL-iBT 90点。予備校講師としては英語学習の指導を行っており、早稲田大学、慶應義塾大学、東京外国語大学、東京大学などへ、英語科目の指導を通じて複数名合格させているとのことです。
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