店員を呼ぶときのNG行為
「店員に任せて食事を楽しもう」
アメリカでは店員さんを「すいません」と手を上げて呼ぶ行為はNGです。これの何がダメなのかというと「声を出して Hey のように呼ぶ行為」と「手を上げてこっちこっちと手を振る行為」がダメで、犬や召使、奴隷などを呼んでいるように見えてしまうのです。
アメリカのレストランの仕組みは各ウェイターが自分の担当するテーブルを持っており巡回しています。そのため、他の作業などと並行しつつ定期的に回って来てくれるのでそれを待つようにするといいでしょう。
途中で呼び止めてしまうと、使っている感じがでてしまうので気を付けなければなりません。
もちろん食事を楽しむためには呼び止めないといけない時があるのはウェイターも知っていますので、そういう場合には目が合うのをじっと待って気付いてもらうのが一般的です。
日本の高級レストランに行くと、大体同じような感じですので、海外に行く前には試してみるといいでしょう。
中には、Hey と呼び止めるアメリカ人もいますが、そういう人に対してはお店側からも他のお客さんからも失礼な奴だなって思われています。
くしゃみをする時のNG行為
「くしゃみ=菌の飛散だと思いましょう」
くしゃみをする時に手で口を覆うのはNG行為です。
なぜかと言うとくしゃみは菌をだしているので、その菌を手につけるのは不清潔だと思われます。
アメリカ人の多くの人は肘の内側で押さえたり、ティッシュやハンカチを用います。特にティッシュやハンカチを使うのは女性が多くて(もちろん男性もします)、肘の内側でくしゃみをすると服に口紅がついてしまうことがあるので、ティッシュやハンカチを用います。
ちなみにアメリカでくしゃみをすると、Bless you(お大事に)って言ってくれます。
Bless には「神様からの祝福や加護」という意味があり、May God bless you(神様のご加護がありますように)の略で、昔はくしゃみをしたら魂が抜けてしまうといわれていて、そうならないための一種の習慣です。
そのため、例えば街中や電車などでくしゃみをすると絶対ではありませんが、知らない人から Bless you と言われることがよくあり、Thank you や Thanks と返すように覚えておいてください。
お店で挨拶しないのはNG行為
「人として挨拶には挨拶で返答しよう」
日本でもそうですが、お店に行くと大体「いらっしゃいませ」って言われます。
日本では完全に無視する人もいれば会釈するひともいたりといろいろですが、アメリカでは少なくとも目を合わせて笑顔になるとかの反応はした方がいいです。
できれば、言葉で Thank you や Hi などと返すのが最も適切です。
もちろんいらっしゃいませ以外に、How are you? と言ってくる店員さんもいますので、そういう場合は I’m good と言いましょう。
また、言葉を交わした後は「〇〇が10%引きで~」とかの営業トークをしてくる店員もいますが、そういう場合は Thanks と言って自分の見たいものを見れば問題ありません。
帰る時も同じで、だいたい Have a good day や Have a nice day と言われることが多いので、Thank you や Thanks, you too と答えるといいでしょう。
ですので、基本的には何か言われたら何かを返すと覚えておいてください。
- 現役国立大学生のsky先生による執筆
- 国公立大学の理学部生物科学科に在学中のSky先生による執筆記事です。現在は英語の家庭教師をしつつ、ライターとして海外文化の情報を配信されており、保有資格はTOEIC スコア 930点取得、 TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages) 英検準1級と現役大学生の中でも特に英語の造形に優れています。
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