これはどういうことかと言うと、日本ではご飯を食べる時に右利きの人は右手でお箸を持って、左手はお茶碗を持ちます。アメリカではこの左手の動作をせずに自分の膝の上などに置いたままなのです。
そのため、日本人としてはこの人行儀悪いな~って思うでしょうが、そもそもお皿に手を添えるという文化がアメリカにはありません。
ただ、手をお皿に添えたからと言って特に注意されることもありませんので、それぞれそういう文化なんだなって覚えておくといいでしょう。
ちなみに、テーブルに肘をつく行為はアメリカでもNG行為の一つですので、この点は気を付けて下さい。
お皿を持ち上げない
「顔の位置を調整したりスプーンなどを使いきれいに食べる」
上記で説明したことと似ていますが、アメリカ人は基本的にお皿を持ち上げて食事をしません。
例えばスープなどはテーブルにお皿を置いて、自分の顔の位置を調整したりスプーンなどを上手に使ってこぼれないように飲みます。
ですので、日本人としてはちょっとマナー悪いなって思うかもしれないですが、それが一般的だと覚えておいてください。
但し、シリアルなどこぼれてこぼれてしょうがないみたいな食べ物の時は持ち上げることもあります。
人の前に腕を伸ばさない
「絶対に守らないといけないルール」
よくあるシーンとしては、4人テーブルで自分と対角線上の遠い位置にソースや塩などがあり、手を伸ばして他の人を遮って物を取りに行くのはNG行為です。
これがたとえ近くにソースや塩があって手をのばしたら届く距離でも他の人の前に手を伸ばすのはNGです。
この行為はかなり厳しい目でみられる可能性が高いので注意して下さい。
ですのでそういう場合は、必ず近い人に「取って」とお願いしましょう。
Can you pass me the salt?
塩とってくれる?
日本人は相手に手間を掛けさせたくないという意識が働いてしまうため、どうしても自分で取りに行ってしまいがちですが、必ず近くの人にお願いするように覚えておいてください。
すすらない
「音を立てるのが下品と思われる」
これはよく聞くと思いますが、ラーメンや蕎麦を食べる時のようにすすってはいけません。すするこういの何がダメなのかと言うと音を出している点が下品もしくは無礼だと思われてしまうのです。
じゃぁ熱すぎるスープとかどうするの?って質問をよく受けますが、そもそもアメリカではそんなに熱すぎるスープとかはでてきません。
なぜかと言うと、熱すぎて舌をやけどしてしまったりすると訴訟問題に発展しかねないからです。
残す
「ムリする必要はなく、上手にテイクアウトを活用しよう」
アメリカはそもそも無理をしない、もしくは我慢と言う概念がないような文化で、お腹いっぱいになったら単純にそこでご馳走様になります。
もちろん残す行為自体に申し訳ないような気持ちを持つ方はいますが、それ以前に無理して食べる必要性をそもそも感じないと考えます。
そのため、例えば友達の家に行って、ご飯をご馳走になる時に食べ物を残したとしても、「相手の家族はお腹いっぱいだったのかな?」とか「嫌いなもの入れちゃったかな?」って考えることはあっても無礼だななどは思いません。
仮にレストランなどに行ってアメリカは出て来る食べ物の量が多いので、食べれない時には食べ残しのテイクアウトの文化がありますので持ち帰るといいでしょう。
- TOEIC830点 味噌先生による執筆
- 味噌をこよなく愛する味噌先生。大学時代は英文学を専攻し、アメリカ・カリフォルニア大学への留学経験があり、資格試験の勉強法やオンライン英会話などの利用経験から様々な英語に関する執筆を行っている。現在、TOEICのスコアは830で本業はカルフォルニアでプラグラムを組んでいる。
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