SVOCとは?
「主語 / 動詞 / 目的語 / 補語」
S は主語を表し文章の最初に良く置かれる I, You , Tom, It などの名詞や代名詞がそれにあたります。
V は動詞を表し、Be動詞、一般動詞、助動詞+動詞などがそれにあたります。
O は目的語を表し、「~をする」の「~」に当たる語句がそれにあたり、名詞や代名詞が目的語になり得ます。
C は補語を表し、品詞は名詞か形容詞が補語になれます。
副詞は名詞以外を修飾する役割なので文型には入らないです。この点は一緒に覚えておきましょう。
主語
S(Subject)
品詞 : 名詞 / 代名詞
動詞
V(Verb)
Be動詞 / 一般動詞 / 助動詞+動詞
目的語
O(Object)
品詞 : 名詞 / 代名詞
補語
C(Complement)
品詞 : 名詞 / 形容詞
第一文型[SV]
「主語 + 動詞」
1つ目は最もシンプルなSVです。
気を付けてほしいのはSVの後に副詞や前置詞句は修飾語に当たりますのでないものとして考えます。
そのため「~が…をする」になるものが第一文型にあたります。
We laughed.
[S] [V]
私たちは笑った
She goes to school.
[S] [V] (修飾)
彼女は学校に行く
この文の To は前置詞で To school は修飾語としてみなされ、文の要素にはなれず副詞が続く場合も同様です。
She stayed with me last night.
[S] [V] (修飾)
彼女は昨晩私と一緒にいた
第二文型[SVC]
「主語 + 動詞 + 補語」
SVCはすごく簡単で「S(主語)=C(補語)」の時に第二文型となります。
ですので、Be動詞や五感を表す Look, Sound, Taste や変化を表す Turn, Become などの動詞が使われることが多いです。
His name is Jiro.
[S] [V] [C]
彼の名前はジロウです。
My mom looks happy.
[S] [V] [C]
私のお母さんは幸せそうだ
He became a doctor.
[S] [V] [C]
彼は医者になった
以下のように「ジロウ=野球」の関係にならないような文は第二文型ではありません。
ちなみに以下英文は第三文型です。
Jiro plays baseball.
[S] [V] [?]
ジロウは野球をする
第三文型[SVO]
「主語 + 動詞 + 目的語」
SVOは「(主語)が(目的語)を(動詞)する」という形になることが多く、動詞には必ず他動詞を使います。
※他動詞とは目的語をとる動詞
英語は自動詞よりも他動詞の方が多いので、動詞を覚える時は自動詞を覚えてそれ以外は他動詞というように覚えていくといいでしょう。
She has apples.
[S] [V] [O]
彼女はリンゴを持っている
We need to discuss this issue.
[S] [V] [O]
私たちはこの問題を議論する必要がある
Discuss は Discuss about ではなく目的語をとる他動詞なので注意が必要です。
第四文型[SVOO]
「主語 + 動詞 + 目的語 + 目的語」
SVOOは基本的に「主語 + 動詞 + 人 + モノ」の語順になることが多いです。
I gave him a present.
[S][V] [O] [O]
私は彼にプレゼントをあげた
第四文型は前置詞の to か for を使って第三文型に書き換えることができます。
to の場合は「相手がいないとできない動作」で、for の場合は「自分だけで完結する動作」になり、 give(~を与える)は相手がいないと成り立たないので to を使います。
I gave a present to him.
[S][V] [O] (修飾)
私は彼にプレゼントをあげた
Can you give it to me?
[S] [V] [O](修飾)
それ取ってもらえませんか?
I teach my students English.
[S][V] [O] [O]
私は生徒に英語を教えています
I teach English to my students.
[S][V] [O] (修飾)
私は生徒に英語を教えています
I bought him a bag.
[S][V] [O] [O]
私は彼にカバンを買った
I bought a bag for him.
[S][V] [O] (修飾)
私は彼にカバンを買った
第五文型[SVOC]
「主語 + 動詞 + 目的語 + 補語」
最後は第五文型で、ポイントは「O(目的語)=C(補語)」の関係になります。
第二文型では「S(主語)=C(補語)」でしたが、第五文型で「O(目的語)=C(補語)」です。
I call him Jiro.
[S][V] [O] [C]
私は彼をジロウと呼ぶ
「O(him)=C(Jiro)」の関係になっているのがわかると思います。
I keep the bathroom clean.
[S][V] [O] [C]
私はトイレを清潔に保つ
「O(the bathroom)=C(clean)」の関係になっているのがわかると思います。
第五文型を取る動詞には、make, find, keep, name などがあります。
後は実践あるのみで実際の文章に線を引いてSVOCを割り振ってみて下さい。
長い主語や関係代名詞がある場合も余分な修飾要素はかっこで括るとより分かりやすくなります。
英文法の超基礎「第5文型」をマスターできたら必ず後の英語の勉強も楽しくなるはずですので頑張って下さい。
- 大手英会話教室主任講師 Erika先生
- 英検準1級を取得し、大手英会話教室で8年お仕事をされているErika先生による記事です。大手英会話教室を退職後はフリーのライターとしてセブ島にて海外の魅力や情報配信や留学のお手伝いなどをされている英語が大好きな先生です。
この記事へのコメントはありません。