英語力をUPするの総合学習

よく考えたら当たり前のことで、どこでもある草野球の選手が大リーグのチームにいってまともに結果を残せるでしょうか？
まず試合にすら出れないですし、そもそもベンチにすら入れないでしょう。
これと同じく英語初心者が欧米に行って英語を話せるようになるのは難しい事なのです。
でも、「カナダに行ったらみんな優しく教えてくれるんでしょ？」という方もいらっしゃいますが、ほぼ幻想です。
確かに優しく教えてくれる人もいますが、現地の人みんなが日本人に興味があるわけでもなく、つたない英語をきちんと時間をかけて理解してくれる人は少ないです。
また、語学学校でもマンツーマンで丁寧に英語を教えてくれるわけではなく、基本はグループレッスンですので英語初心者が中級レベルに伸ばしていくのは非常に難しいのが現実です。
ただ、日常会話がぎりぎりでも分かるような英語中級者にとって、カナダ留学は有効で中級から上級へのレベルアップを目指していくことはおすすめです。
あくまでも英語初心者にとってカナダ留学と言うのはさほど適した環境ではないんだよというのを覚えておいてください。

英語初心者が通う語学学校というのは様々ですが、語学学校の中でも下のクラスになることが一般的です。
この下のクラスというのは日本人比率が高く、英語を満足に話せないことによる寂しさなども手伝って日本人同士がくっつきがちなのです。
これはカナダ留学に限らずどの国に留学しても大体似たような傾向になります。
つまり英語初心者が留学で現地に入国した時から既に未来は決まっていると言っても過言ではありません。
逆に言うと英語がある程度話せる方は中レベル以上のクラスに配属されますので、日本人比率も低くなり留学がより意味のあるものになる傾向が高いです。

ジャパレスというのはジャパニーズレストランのことで、ほぼ英語を必要としないような環境で働くことになってしまいます。
特に英語初心者の方は学校で下のクラスに配属され、日本人同士でつるみがちです。
そこから情報を仕入れてくるためどうしても日本人に優しい環境の情報ばかりが耳に入って来るようになります。
そのため自然とジャパレスに入る流れができてしまうのです。
ジャパレスには多くの日本人留学生が働いており、上司も日本人なんてことはよくあることです。
つまり英語力を向上させるために留学しているにも関わらず英語を話す環境から遠ざかってしまうのです。
さらに留学先をバンクーバーにしてしまうと、より悲惨な現実が待っています。
バンクーバーというのは街を歩いてみると分かるのですが、英語よりも日本語や中国語を聞く機会の方が多くアジアタウン化しているのです。
つまり、英語初心者は知らずのうちに、入国する前からカナダの日本人コミュニティに入り、日本人が多くいるような仕事環境に置かれ、いつの間にか留学期間が終わり、英語を習得することもなく帰国するというこの一連の流れが多くのケースで決まっているのです。

これらの内容を読み進めると既に留学が決まっている方はすごく心配になると思います。
そういう方は次の2点「得意分野のコミュニティに入る」「英語上級者の日本人と仲良くする」を心がけて下さい。
「得意分野のコミュニティに入る」というのはスポーツでも音楽でもアニメでもなんでもいいので言葉以外でコミュニケーションを取れる現地のコミュニティに入ってください。
そういうコミュニティは大体日本人がいないですし、最初は日本人が来たということで馬鹿にされたりおちょくられたりするかもしれませんが、得意な事なので実力や知識で実績を作ったり、仲間と何かをすると自然と友達になれます。
そうすることにより英語が上手に話せなくても、ネイティブなどの友人ができて自然と英語が身につく環境が出来上がります。
「英語上級者の日本人と仲良くする」というのは、英語上級者の日本人の周りには同じく英語上級者の外国の方がいます。つまり日本人だけでなくその周りの方とも仲良くなれますので、自然と英語が身につく環境が出来上がります。

英語も仕事も環境づくりがすべてで、ここでは留学までにできることと、留学に行ってからできることの2点を紹介していきます。

まずは外国人の友人と遊ぶように心がけて下さい。
外国の友達なんていないよという方は、meetup、ハロートーク、クレイグスリスト、国際交流のようなツールを使って友達を作ることができます。
例えばmeetupはアメリカで始まったサービスで、いろんな方が無料で様々なイベントを開催しています。
スポーツやビジネス、音楽に料理など種類は様々なので自分が一番良さそうだなと思うのに通ってください。
なんどもなんども参加していると自然と友達ができます。
ハロートークはランゲージパートナーを作るアプリで、日本語を教える代わりに英語を教えてねという関係作りができます。
ただ、ハロートークに関しては出会い目的で利用している方もいますので、女性は特に女性のパートナーを見つけ、男性は相手を選ぶようにして下さい。
国際交流に関しては自分が住んでいる町の国際交流イベントなどを探してみて下さい。

英文法なんて英会話には必要ないよって言っている方が増えているように思いますが、そういうケースで英語を習得された方もいますが、留学をする大多数の方には必須です。
文法と言うのはスポーツでいうところのルールであり、国で言うところの法律にあたり、英語のルールは文法なのです。
さらに、留学に行く前に留学したことがある友達やこれから留学する友達を作って一緒に勉強したり意見を交換してみたりして下さい。
これはすごく簡単で、留学エージェントはそれぞれ独自のコミュニティを持っている場合がありますので、そこに参加するといいでしょう。

オンライン英会話と言うと日本語を話せない先生がいて分かりずらいとか不安と言う方が多いでしょうが、英語初心者は必ず日本人講師を見つけましょう。
英語中級者ですと日本語が話せない講師でも英語力UPは可能なのですが、英語初心者が日本語の分からない講師から英語を習っても非効率なだけです。
初めは日本語で質問してしっかり答えてくれる講師にすることが何より大切です。

留学先をバンクーバーにするということは、ダイエットを始めた人が美味しい焼き肉屋に行ってお肉を我慢しているようなものです。
これ矛盾しているように聞こえますが、バンクーバーというのはそれぐらいアジアタウン化していると考えると丁度いいと思います。
つまり、留学に言ってるのに日本人のいる環境を避けるのを頑張らないといけないのです。
その理由からバンクーバーではなくカナダ留学をお考えであればトロントやモントリオールにするほうが良いでしょう。
トロントやモントリオールではほぼ日本語などを話している方を目にしませんのでお勧めです。

先ほど紹介した通り、英語上級者の周りには英語上級者の外国人の方がいます。

間違ってもジャパレスでは働かないほうが自分のためになります。カナダ現地のローカル企業で働き外国人コミュニティに入ることで、仕事でもプライベートでも英語の環境づくりをすることが大切です。

外国人とシェアハウスをすると自然と英語で話さないといけない環境になります。
もちろん不安もあるとは思いますが、よく考えてみて下さい。
相手も不安なはずですので、お互い協力して生活するのも悪くはありません。

せっかく留学に行くのならぜひ英語を話せるようになってほしいなと考えています。
心配だし不安だから日本人同士でつるむこともあるでしょうが、せっかく留学に来ているのであれば外国人の方々とたくさん交流をしてみて下さい。
また留学＝英語のための環境づくりと言っても過言ではありませんので、是非甘えることなく自分に合う英語の環境づくりをなさって下さい。