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ローマ字の種類
「ローマ字にもいろいろな種類がある」
ローマ字には、日本式・訓令式・ヘボン式の3種類があり、違いは「ローマ字のつづり方」でそれぞれに分けられています。ローマ字の学習は、英語学習の第一歩であると同時にパソコン操作でもよく使いますので、しっかりと覚えて下さい。
日本式
1885年に田中館愛橘(たなかだて あいきつ)によって考案されたローマ字であり、後に日本式ローマ字に改編を加えたものが訓令式ローマ字となる。
訓令式
1937年に内閣訓令第3号として発表されたもので、日本国内において標準として公式に認められている唯一のローマ字表記法ある。ただし、1954年以降は事実上、日本式および修正ヘボン式の使用も認めている。また、ヘボン式と日本式が混ざっており、調査会式・国定式と呼ばれることもある。
ヘボン式
1867年にジェームス・カーティス・ヘボンによって定義された表記法最初のローマ字である。1954年までを旧ヘボン式と呼ぶ。1954年には、研究社の『新和英大辞典』第三版によって発表された、修正ヘボン式が出てきて、後にアメリカ図書館協会およびアメリカ議会図書館のローマ字表記法などでも採択された。尚、日本の道路標識の場合、概ね修正ヘボン式に準じた表記が採用されており、ローマ字の中でもヘボン式を見る機会が最も多いとされています。
ローマ字表
「PC入力などでよく使うのでしっかり覚えて下さい」
ヘボン式ローマ字
あ | い | う | え | お | 拗音 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
あ | a | i | u | e | o | |||
か | ka | ki | ku | ke | ko | kya | kyu | kyo |
さ | sa | shi | su | se | so | sha | shu | sho |
た | ta | chi | tsu | te | to | cha | chu | cho |
な | na | ni | nu | ne | no | nya | nyu | nyo |
は | ha | hi | fu | he | ho | hya | hyu | hyo |
ま | ma | mi | mu | me | mo | mya | myu | myo |
や | ya | yu | yo | |||||
ら | ra | ri | ru | re | ro | rya | ryu | ryo |
わ | wa | |||||||
ん | n | |||||||
が | ga | gi | gu | ge | go | gya | gyu | gyo |
ざ | za | ji | zu | ze | zo | ja | ju | jo |
だ | da | ji | zu | de | do | ja | ju | jo |
ば | ba | bi | bu | be | bo | bya | byu | byo |
ぱ | pa | pi | pu | pe | po | pya | pyu | pyo |
訓令式ローマ字
あ | い | う | え | お | 拗音 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
あ | a | i | u | e | o | |||
か | ka | ki | ku | ke | ko | kya | kyu | kyo |
さ | sa | si | su | se | so | sya | syu | syo |
た | ta | ti | tu | te | to | tya | tyu | tyo |
な | na | ni | nu | ne | no | nya | nyu | nyo |
は | ha | hi | hu | he | ho | hya | hyu | hyo |
ま | ma | mi | mu | me | mo | mya | myu | myo |
や | ya | yu | yo | |||||
ら | ra | ri | ru | re | ro | rya | ryu | ryo |
わ | wa | |||||||
ん | n | |||||||
が | ga | gi | gu | ge | go | gya | gyu | gyo |
ざ | za | zi | zu | ze | zo | zya | zyu | zyo |
だ | da | zi | zu | de | do | zya | zyu | zyo |
ば | ba | bi | bu | be | bo | bya | byu | byo |
ぱ | pa | pi | pu | pe | po | pya | pyu | pyo |
注意事項
「ローマ字の独特な表記法を覚えましょう」
「ん」について
撥音:B、M、Pの前の「ん」は、NではなくMで表記します。
難波(ナンバ) | NAMBA |
散歩(サンポ) | SAMPO |
本間(ホンマ) | HOMMA |
「っ」について
促音の「っ」は、次の文字を重ねて表記します。
復活 | fukkatsu |
結婚 | kekkon |
切手 | kitte |
ただし、「chi」「cha」「chu」「cho」に続く場合に、c を重ねずに t をつける場合があります。
一致 | itchi |
察知 | satchi |
「長音」について
長音の場合は、OやUは記入しません。以下「イ」を省略しない場合です。
ニーナ | NINA |
ニーナ | SHINA |
サリー | SARI |
「Uの連続表記」について
「ウ」を含む長音「ウウ」の場合は、「UU」は表記しません。
日向 | HYUGA |
裕貴 | YUKI |
優子 | YUKO |
知っている情報を整理しよう!!
新しいことにチャレンジするときに、1から新しいことを勉強しようとすると知らないことが多すぎて心が折れそうになりませんか。実は勉強を始める前にある準備をすると新しいことでも簡単に覚えられるんです。これはアメリカのマサチューセッツ州にあるハーバード大学でも効果が確認された技法だそうです。では、どうすればいいのか。それは新しいことを勉強する前にその勉強で知って知ることを事前に書き出すだけ。何を知っていて何を知らないのかを書き出し頭の中を整理するのです。例えば英語の勉強を始めるとします。知っている事を書き出します。英語は日本語と違って目的語が最後にくる。英語は日本語と違って主語が無いと相手に意味が伝わらない。このように知っている事を書き出してから勉強を始めましょう。英語ではloveだけでは意味が伝わらりません。主語であるIが頭に付き、最後に目的語であるYOUが付いてI love youと言う形になるわけです。英語は主語(I)が無いと言葉として成立しない。目的語(you)は最後にくると勉強をする前に整理して確認するだけでスムーズに覚えることができます。人間の脳はすでに知っている情報と新しい情報を結び付けながら覚えようとするそうです。すでに知っている知識を整理して新しい知識を入れるだけで、何もしていない状態よりも理解が進んで覚えやすくなるのです。新しい知識を学び知識を定着させるために鍵となるすでに知っている知識を呼び起こしながら書き出して下さい。