指示代名詞とは、this(これ)those(それら)such(そのような)のように、人・事・物を直接指し示す代名詞のことをいいます。また、以下のように近称・中称・遠称などに分けることができますが、この基準は個人の感じ方によります。要は、物がすぐに近くにあったとしても、当の本人が精神的に遠くに感じていると遠称が用いられたりもします。
距離感 | 意味 |
---|---|
近称 | これ、ここ、こちら |
中称 | それ、そこ、そちら |
遠称 | あれ、あそこ、あちら |
不定称 | どれ、どこ、どちら |
「指示代名詞」と書くと、なんか大層なことを勉強しないといけないのでは?と思うかもしれないですが、実際に触れてみると、「なんだ…そんなことか…」と思えるような内容ですので、さくっとマスターして次に進みましょう。
例文① :
This is a ball.
これはボールです。
⇒ 指示代名詞 「 This / これは 」
⇒「 These / それら 」「 That / あれ 」「 those / あれら 」でも表現してみましょう。
⇒ These are balls. / それらはボールです。
⇒ That is a ball. / あれはボールです。
⇒ Those are balls. / あれらはボールです。
※ 冠詞と名詞の単数複数の変化に注意して下さい。
指示代名詞の用法
「形容詞的に使う事もできる」
指示代名詞は以下表のように分類できます。また、指示代名詞はそれだけで使う事もできますが、名詞の前において形容詞的に使われることもあります。
それではそれぞれのパターンを見ていきましょう。
単数 | 複数 |
---|---|
this (これ) |
these (これら) |
that (あれ) |
those (あれら) |
such (そのようなもの / 人) |
|
same (それと同じもの / こと) |
代名詞として使う
指示代名詞を代名詞として使う用法があります。これは単純な使い方で、主語や目的語になります。
例文① :主語としての用法
[主語]
Those are very useful.
あれらはとても役立ちます。
例文② :目的語としての用法
[目的語]
I will give you this.
私はこれをあなたにあげましょう。
形容詞として使う
指示代名詞は、形容詞として使われることも多々あり、用法は「 指示代名詞+名詞 」の形にします。
注意点としては、単数形、複数形の両方で使える用法ですが、複数形の場合には後ろの名詞を複数形にすることと、動詞に注意を払ってください。
例文① :このペンはとても高価です。(単数形 指示代名詞)
⇒ 文章を分解して、それぞれを英単語にします。
⇒ この / ペンは / とても / 高価 / です。
⇒ This / pen / very / expensive / is.
⇒ これを並び替えます。
⇒ This pen is very expensive. (完成)
例文② :あのペンはとても高価です。(単数形 指示代名詞)
⇒ 文章を分解して、それぞれを英単語にします。
⇒ この / ペンは / とても / 高価 / です。
⇒ That / pen / very / expensive / is.
⇒ これを並び替えます。
⇒ That pen is very expensive. (完成)
例文③ :これらのペンはとても高価です。(複数形 指示代名詞)
⇒ 文章を分解して、それぞれを英単語にします。
⇒ これらの / ペンは / とても / 高価 / です。
⇒ These / pens / very / expensive / are.
⇒ これを並び替えます。
⇒ These pens are very expensive. (完成)
例文④ :あれらのペンはとても高価です。(複数形 指示代名詞)
⇒ 文章を分解して、それぞれを英単語にします。
⇒ あれらの / ペンは / とても / 高価 / です。
⇒ Those / pens / very / expensive / are.
⇒ これを並び替えます。
⇒ Those pens are very expensive. (完成)
代名詞に関するよくある質問&解答
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