[品詞 前置詞]中学1年生の英文法

前置詞の理解にはコアなイメージを掴むことが大切!!

前置詞とは、英語では「preposition」と呼び、「名詞 / 代名詞」の前に置いて、前置詞と(代)名詞で1つの「句」を作ります。この句は、形容詞・副詞の役割があり、「形容詞句」や「副詞句」と呼ばれます。形容詞は名詞を修飾し、副詞は名詞以外の動詞・形容詞・副詞・文全体などを修飾します。
多くの学生が、前置詞の活用に不安を持っており、よく間違えをしてしまいます。前置詞を使いこなすうえで重要なのは、前置詞を「イメージで理解すること」になり、それぞれのコアなイメージを掴むように心がけることが、前置詞を使いこなすうえで非常に重要です。

前置詞とは?

「名詞 / 代名詞」の前に置いて句となるのが前置詞

前置詞とは、文章をつなげるときに使う言葉で、日本語の「〜に」「〜の」「〜で」「~へ」「〜のために」「〜の前に」に相当します。前置詞を使うことによって、より文章のイメージがしやすくなり、文章がより具体性を増します。前置詞には多くの種類があり、その覚え方は、その前置詞の状態(コアなイメージ)が頭に浮かぶように理解していくことが重要です。

前置詞の用法

前置詞はコアイメージから覚えると理解しやすい!

英語のすべての前置詞には、一つひとつに具体的な意味があり、それぞれ重要な働きをします。前置詞を間違えるだけで意味が大きく変わってしまうこともあり、しっかりと前置詞を覚えることが英語力を上げるための重要なファクターとなっています。例えば以下のように of と about が変わるだけで、意味が大きく変わります。

I’m thinking of you.
あなたのことを考えています。
※ 離れた恋人や家族のことを想って考えているイメージ

I’m thinking about you.
私はあなたについて考えている。
※ あなたに問題があるかどうか、何かいい点があるかどうかなどを考えているイメージ

このように訳自体はさほど変わらないのですが、受け取り方が全く違ったものになる場合もあり、前置詞の理解によって間違いを防げます。

前置詞[ in ]

前置詞「in」は「包囲」「~の中」のニュアンスを持つ前置詞で、「空間の中にある何か」「包まれている何か」というイメージを持つと意味が理解しやすいでしょう。「形式」「分野」「月・年・季節」を表す意味にまで派生して使うこともできます。

[in]のコアイメージ_

前置詞「in」

包囲

He lives in China.
彼は中国に住んでいます。

In other words, he is so cool.
言い換えたら、彼はとってもかっこいい。

They went to Okinawa in the summer.
彼らは夏に沖縄へ行きました。

前置詞[ on ]

前置詞「on」の最も基本的な用法は、「あるモノが何かに接触している」です。床、テーブル、屋根の上に接しているだけでなく、壁や天井に張り付いている状況も前置詞「on」で表現できます。

[on]のコアイメージ_

前置詞「on」

接触

There’s an apple on the table.
テーブルの上にリンゴがある

There is a picture on the wall.
壁に絵がかかっている

The ball is on the roof.
屋根にボールがのってる

前置詞[ in front of ]

前置詞「in front of」は「~の前で」という意味で、人の目の前や建物の前、入り口の外など、場所を表す時に使います。

[in front of]のコアイメージ_

前置詞「in front of」

前部

I’ll be waiting for you in front of the station.
駅の前で待っているよ。

He is standing in front of me.
彼は私の前に立っています。

I was embarrassed in front of him.
彼の面前で恥ずかしかった。

前置詞[ behind ]

前置詞「behind」は「後ろの、後ろに」から「遅れている」という意味があります。前置詞「front」の逆というイメージを持っておきましょう。

[behind]のコアイメージ_

前置詞「behind」

背後

A cat is hiding behind the curtain.
猫がカーテンの後ろに隠れている

Get a table behind.
後ろにある椅子を取って

The bus is ten minutes behind.
バスが10分遅れています

前置詞[ near ]

前置詞「near」は、「近い位置」から意味がひろがり、その対象は時間や数量、程度、状態を表わす際にも用いられます。意味は「近くの」「近くに」となります。

[near]のコアイメージ_

前置詞「near」

近く

I live near the park.
公園の近くに住んでいます

The work is near completion.
仕事は完成に近づいている

Temperatures reached near the highest levels of the year today.
今日の気温は年間最高気温に近づいた

前置詞[ by ]

前置詞「by 」のコアなイメージは「近接」「傍」で、「~のそばに」「〜によって」という意味で使われます。近くにあるというイメージがポイントで、そこから「期限」や、近くのものを使う・扱う「手段・経由」という意味もあります。

[by]のコアイメージ_

前置詞「by 」

そば

There is a cat by the bed.
ベッドのそばに猫がいる

She is standing by the window.
彼女は窓の側に立っています。

We traveled to Osaka by car.
車で大阪まで移動しました。

前置詞[ into ]

前置詞「into」のイメージは「外→中へ移動」を表しています。前置詞「in」は既にその空間の中にあったのに対し、「into」は動作が付くと覚えましょう。意味は「~の中へ」のように、物理的な移動や状態の変化までを表すことができます。

[into]のコアイメージ_

前置詞「into」

中に入っていく

He came into the room.
彼が部屋に入って来た

I looked into the box.
箱の中をのぞいた

I put the English song into Japanese.
英語の歌を日本語に訳した

前置詞[ out of ]

前置詞「out of」は「ある空間から外へ出る動き」を表し、ここから派生して、「~から離れて」という意味でも使われます。

[out of]のコアイメージ_

前置詞[ out of ]

中から外に出る

Get out of the car.
車から降りなさい

My dad took a key out of his pocket.
父はポケットから鍵を取り出した

I’m out of work.
失業中です

前置詞[ onto ]

前置詞「onto」は、「on(接触)」と「to(到達)」の2つが重なった前置詞です。そのため、コアなイメージは 「到達して接触」となります。また、前置詞「on to」と2語で表記することもあり、意味は 「〜の上へ」「〜にくっつく」から派生して「~につながる」という意味まで表現できます。

[onto]のコアイメージ_

前置詞[ onto ]

到達 ➡ 接触

The cat jumped onto the bench.
猫はベンチの上に飛び乗った

Let’s move onto the next page.
次のページへ移りましょう

The window gives onto a busy street.
その窓はにぎやかな通りに面しています

前置詞[ off ]

前置詞「off」は「~から離れて」という意味で、「離れた状態」「離脱」「逸脱」「休止」「差引」「割引」など様々な状況を表わすのに用いられます。

[off]のコアイメージ_

前置詞[ off ]

離れる

She jumped off the bed.
彼女はベッドから飛び降りた

Please turn off the light.
電気を消してください

May I take the day off today?
今日休んでもいいですか?

前置詞[ under ]

「under」のコアイメージは、「下」です。なにかが上にあり、その下にある」状態をイメージしましょう。反対語は「over」とです。その他には、誰かの下、つまり「支配下」という意味でも使われます。

[under]のコアイメージ_

前置詞[ under ]

(ある物の)下

My dog is under the desk.
私の犬は机の下にいる

There is a cat under the table.
テーブルの下に猫がいます。

My computer is under repair.
コンピューターを修理中です。

前置詞[ over ]

前置詞「over」と言えば「上に」をイメージする方が多いですが、コアなイメージは何かの上に弧を描いたイメージ、つまり「覆う」です。そこから「~の上に」「〜の上方に」「~の向こう側に」などの位置や経路を表したり、超過や支配、上位の状態などまで表現できます。

[over]のコアイメージ_

前置詞[ over ]

覆う

Let’s jump over the water.
水たまりを飛び越そう

I put my hands over my ears.
私は両手で耳をふさぎました

My father is over 80.
私の父は80歳を超えています

前置詞[ below ]

前置詞「below」は、前置詞「under」と混同されがちですが、「below」はある基準よりも位置として「単に低い」を表し、真下になくても基準よりも下にあれば良いと認識してください。また、ここから、「能力」や「地位」のように抽象的なことにも用いられます。

[below]のコアイメージ_

前置詞[ below ]

ある基準よりも
低い位置になる

The sun sinks below the horizon.
太陽は地平線の下に沈む

Osaka is a prefecture below Hyogo.
大阪は兵庫の南方にある県だよ

I heard that the temperature is going to fall 5 degrees below tonight in Tokyo.
東京では今夜、気温が氷点下5度になるって聞いたよ。

前置詞[ above ]

前置詞「above」のコアなイメージは、「ある基準より高い・上の位置にある」です。 意味は「〜より上」 から 「〜を超える」 という意味まであります。また、真上でなくても、ある基準より上だということが重要です。

[above]のコアイメージ_

前置詞[ above ]

ある基準よりも
高い位置になる

The plane was flying above the clouds.
飛行機は雲の上を飛んでいた

Yuki is well above average in math.
ユキは数学でずいぶん平均を上回っている

The snow came up above our knees.
雪は膝の上まで来ていた

前置詞[ among ]

前置詞「among」のイメージは「大群の中にいる→個々の区別があまりされにくい→埋没」のイメージです。ここから 「〜のあいだ」「〜の中」という意味になります。

[among]のコアイメージ_

前置詞[ among ]

埋没

I found my daughter among the crowd.
人込みの中に私の娘をみつけた

The singer is popular among the students.
その歌手は生徒のあいだで人気があります

He hid among the weeds.
彼は草むらの中に隠れました

前置詞[ between ]

前置詞「between」は「~の間に」や「~の間で」「~の間を結んで」と意味で使われ、その対象は、位置・場所や物、数、量、時間など非常に多種多様です。

[among]のコアイメージ_

前置詞[ between ]

個々の間

She was sitting between Yuki and Taku.
彼女はユキとタクの間に座っていた

The train runs between Nagoya and Osaka.
その列車は、名古屋と大阪の間を走っています。

His weight is between 50 and 55 kg.
彼の体重は、50kgから55kgです。

前置詞[ along ]

前置詞「along」のコアイメージは「長いものに沿う」です。そこから「〜に沿って」「〜伝いに」「〜従って」「〜の途中で」「ずっと一緒に」という意味で使われます。

[along]のコアイメージ_

前置詞[ along ]

長いものに沿う

I walked along the river.
川に沿って歩いた

I went along with her.
私は彼女と一緒に行きました。

He was driving along, talking with his friends.
友達と話しながら、彼は車を走らせていた

前置詞[ across ]

前置詞「across」のコアイメージは「(平面を)横切る」です。よく前置詞「over」との比較を聞かれますが、「over」は高さを伴って横切るイメージになりますので、「across」の「(平面を)横切る」とは違ってきます。例えば、山を越えては「over the mountain」で、橋を横切っては「across the bridge」というイメージです。
また、横切ってという意味から派生して「あちこちで」という意味まであります。

[across]のコアイメージ_

前置詞[ across ]

横切る

The station is across the street.
その駅は通りの向こう側にある

I walk across the bridge every morning to get to work.
毎日橋を渡って出勤してる。

The unemployment rate has gone up across the globe.
世界中で失業率が上がっている。

前置詞[ up ]

前置詞「up」のコアイメージは「上へ」です。この意味での「up」は使い慣れている方が多いですが、ここから派生して「増大・完了・出現」を表す時にも使われます。

[up]のコアイメージ_

前置詞[ up ]

上へ

He went up the stairs.
彼は階段を上がった

I was brought up in Hiroshima.
広島で育ちました

I broke up with him.
私は彼と別れました。

前置詞[ down ]

前置詞「down」のコアイメージは「下へ」で、方向や位置を対象にし「~の下に」「~の下の方・下流に」という意味で使われます。また、ここから派生して「~を離れて・進んで」という意味でも使われます。

[down]のコアイメージ_

前置詞[ down ]

下へ

He went down the stairs.
彼は階段を下った

The restroom is down the stairs.
手洗い場は階段の下です。

He went 30 kilometers down this river by his boat.
彼は川をボートで30キロ下った。

前置詞[ to ]

「to」は「方向」を表現する前置詞で、ある目的や場所に向かい、到達するときにtoを使います。また、「一致する」という意味でも使われます。

[to]のコアイメージ_

前置詞[ to ]

到達

I walk to the station every day.
私は毎日駅まで歩いていきます

I went to Hiroshima last week.
私は先週、広島に行きました

She came to my office at noon.
彼女は正午にオフィスにやってきた

前置詞[ from ]

前置詞の「from」のコアイメージは「起点」で 「〜から」という意味でよく使われます。ある場所・時間などから離れていく状態を意味し、起源・始まりから離れていくというふうに使うことが多いです。また、派生して「出発点」「原因」という意味としても使われます。

[from]のコアイメージ_

前置詞[ from ]

起点

He turned away from her.
彼は彼女から目をそらした.

He came from Japan.
彼は日本から来ました。

I suffered from a high fever.
私は高熱に苦しみました。

前置詞[ for ]

前置詞「for」は、「方向性」がコアなイメージになり、「〜にとって、〜に向かって」「~の間」「~の原因・理由で」と言う意味で使えます。to はある方向に進み到達までを表現しますが、for は到達するわけではなく、その方向に向かって進んでいるときに使います。そこから、「〜という目的に向かう」という意味もあります。
また、時間に対して「~の間」という使い方もあります。

[for]のコアイメージ_

前置詞[ for ]

方向性

He left Hiroshima for Osaka.
彼は広島を出発し大阪へ向かった。

She is looking for her purse now.
今、彼女は財布を探しています。

He is reading a book for three hours.
彼は3時間本を読んでいます。

He was absent from school for a cold.
彼は風邪で学校を休みました。

前置詞[ at ]

前置詞「at」は、「ピンポイントにとある場所・時間を示す」ときに使う前置詞で、対象は「場所・時間・状態・感情」などの一点を指すときによく使われ、「〜で」という意味が代表的です。

[at]のコアイメージ_

前置詞[ at ]

一点

Look at me!
私を見て!

We arrived at the town.
その町に着いた

I got up at seven.
私は7時に起きました。

前置詞[ of ]

前置詞「of」のコアイメージは「部分・所有」で「~の」と覚える学生が多いですが、「全体のなかの一部」を表現する前置詞であると覚えましょう。「of」は「off」から派生した英単語ですので、「離れる」がもともとの意味なので「分離」というイメージもあります。
ただ、離れてるけど、一部は繋がっているという「所有」の意味に繋がります。

[of]のコアイメージ_

前置詞[ of ]

部分

I’m a member of the tennis club.
私はテニス部員です

A flute is a kind of musical instrument.
フルートは楽器の一種です

It is part of me.
それは私の一部です。

She wants to be independent of her parents.
彼女は両親から独立したがっている。

前置詞[ as ]

前置詞「as」のコアイメージは「イコール」で、時間を対象にした「〜しているとき、〜しながら」や原因・理由を対象にした「~なので、~だから」、譲歩を表す「~だけれど」、様態を表す「~のように、~どおりに」、その他「~するにつれて」の意味で使われます。

[as]のコアイメージ_

前置詞[ as ]

イコール

I work at the hospital as a nurse.
彼女は病院で看護師として働いています

As a child, he lived in Tokyo.
子供の時、彼は東京に住んでいた。

I regard him as a genius.
私は彼を天才だと考える。

As he got older, he became kinder.
歳をとるにつれ彼は優しくなっていった。

前置詞[ opposite ]

前置詞「opposite」のコアイメージは「反対側」で「~の向こう側に・反対側に」という意味で使われます。opposite は形容詞や名詞として使われている場合が多いのも特徴です。

[opposite]のコアイメージ_

前置詞[ opposite ]

反対側

The bus stop is opposite my house.
バス停は私の家の向かいにある

We sit opposite each other.
私たちは反対側に向かい合って座った

前置詞[ through ]

前置詞「through」のコアイメージは「空間を通り抜ける」で「〜を通り抜けて」という意味で使われます。またその対象は「移動」「時間」「手段」に対して使えます。

[through]のコアイメージ_

前置詞[ through ]

通り抜ける

The boy ran through the crowd.
男の子は人込みを抜けていった

I studied English through the night.
私は一晩中英語を勉強した

He learned a lot through experience.
彼は多くのことを経験を通じて学んだ

前置詞[ toward(s) ]

前置詞「toward(s)」のコアイメージは 「方向」を表し、 意味は 「〜へ」「〜に」として使われます。これだと前置詞「to」と何が違うの?という疑問があると思いますが、「toward」は到着したかは不明で、ある方向に向かう事を表しています。「to」はある地点への到達までを含みます。

[toward(s)]のコアイメージ_

前置詞[ toward(s) ]

方向

Look toward the west.
西の方を見て

She took a few steps toward him.
彼女は彼の方に数歩歩み寄りました

The first step toward peace.
平和への第一歩

前置詞[ within ]

前置詞「within」のコアイメージは 「範囲内」で、「~以内に」「~の内部に」という訳で使われます。その対象は「期間」や「距離」「場所・エリア」などに対して使えます。

[within]のコアイメージ_

前置詞[ within ]

範囲内

Please come here within 5 minutes.
5分以内にここに来てください

There are five parks within the city limits.
市内に公園が5つある

前置詞[ with ]

前置詞「with」のコアイメージは 「付帯」で「~と一緒に」「~で」「~と」という意味が有名です。その他には「所有」を表したり「手段・理由」「関係性」などその使い方は幅広いです。

[with]のコアイメージ_

前置詞[ with ]

付帯

I want to go with you.
私はあなたと一緒に行きたい

I was in bed with a fever for three weeks.
発熱のせいで3週間寝ていた

You need to take your passport with you.
パスポートを持っている必要があります

前置詞[ without ]

前置詞「without」のコアイメージは 「無関係」で「〜なしで」という意味で使うのが一般的です。対象となるのは、モノや状況、行為などに使えます。

[without]のコアイメージ_

前置詞[ without ]

無関係

She went out without her smartphone.
彼女は自分のスマホを持たずに出かけた

We can’t live without water.
水なしでは生きていくことができません。

She started without any explanation.
彼女は何の説明もなしに始めた。

前置詞[before]

前置詞の「before」は、「なにかの前」がコアなイメージになります。「場所」以外にも「時間」「順番」などを表すときにも使える前置詞です。

[before]のコアイメージ_

 前置詞[before]

I always have coffee before my work.
仕事の前はいつもコーヒーを飲みます

She stands before the teacher.
彼女は先生の前に立ちます。

I always go for a walk before breakfast.
私はいつも朝食の前に散歩に行きます。

I’ll be there two days before.
2日前にはそこにいるだろう。

前置詞[after]

前置詞の「after」は、before の反対で「追従」がコアなイメージになり、「〜の後に(で)」という意味で使われ、「追いかける」「ついて行く」というニュアンスもあります。また「ついて行く」というニュアンスから、「似せる」という意味でも使われます。

[after]のコアイメージ_

前置詞[after]

追従

Please repeat after me.
私の後に繰り返してください

He went to the library after school.
彼は放課後に図書館に行きました。

She ran after a woman who forgot her change.
彼女はお釣りを忘れた女性の後を追って走った。

Yuki takes after her mother.
ユキはお母さんに似ています。

前置詞[since]

前置詞「since」は、以降に時間的な起点を置き「~以来」「~から」という意味で使い、コアイメージは「ある起点からずっと続いている」です。以下の例文を見ると分かる通り現在完了形で使われるのがほとんどです。尚、since は「副詞」「接続詞」としても使えます。

[since]のコアイメージ_

前置詞[since]

ある「起点」から
ずっと続いている

The restaurant has been open since 2022.
そのレストランは2022年から営業している

He hasn’t seen them since the incident.
事件以来、会っていないそうです

It has been raining since yesterday.
昨日からずっと雨が降り続いている

前置詞[until]

前置詞「until」は、「~まで」という意味で使われ、コアなイメージとしては「何かがある時点まで状態が続いている」です。次の画像のように矢印がずっと続いているイメージとなります。

[until]のコアイメージ_

 前置詞[until]

ある「時点」まで
ずっと続いている

I played the game until midnight.
私は真夜中までそのゲームをした

I have to work until 8 pm.
私は午後8時まで働かないといけない

He lived in America until July 2018.
彼は2018年の7月までアメリカに住んでいました。

前置詞[inside]

前置詞「inside」のコアイメージは「内側」で、「~の中に」「~の内側に」という意味で使われます。特に「in」「into」と何が違うの?という方が多く混乱しがちな前置詞です。それぞれの違いは

in ⇒ 空間の中にいる・ある状態
※ 場所以外の状況や抽象的なことにも使える
into ⇒ ~の中に向かっていく動き
inside ⇒ 境界が明確な中や内側にいる・ある状態
※ 場所にだけ使える。in よりも強調的

のように以外にはっきりと分かれています。このことを意識していると使い分けで困ることはありません。

[inside]のコアイメージ_

前置詞[inside]

内側

My dog is inside the tent.
私の犬はテントの中にいる

What’s inside the box?
箱には何が入っていますか。

前置詞[outside]

前置詞「outside」のコアイメージは「外側」で「~の外で」「~以外に」という意味で使われます。また、内側と外側の境がハッキリしている外側であることを表現したい時に使います。

[outside]のコアイメージ_

前置詞[outside]

外側

I’ll meet you outside the shop at 7 o’clock.
7時にその店の外で会おう

He has few interests outside his job.
彼は仕事以外にほとんど関心がない。

l can see a building outside the window.
窓の外にビルが見える。

前置詞[apart from]

前置詞「apart from」のコアイメージは「分離」で「~から離れて」という意味で使われます。また、ここから派生して「〜のほかに」「〜を除いて」という意味でも使われます。

[apart from]のコアイメージ_

前置詞[apart from]

分離

I live apart from my family.
私は家族から離れて暮らしている

Place the desks apart from each other.
机を離して置く。

Apart from cats, I like animals.
猫は別として動物は好きだ。

前置詞[like]

前置詞「like」のコアイメージは「似ている」で直接的な比喩表現でよく使われます。意味は「~のような」「~に似ている」「~と同様に」「(特徴を示して)~らしい」です。like は「動詞・前置詞・接続詞・副詞・形容詞・名詞」として非常に幅広い使われ方をしますので、一つづつ身に着けて下さい。

[like]のコアイメージ_

前置詞[like]

似ている

It tastes like tomatoes.
トマトのような味がする

He slept like a log.
彼は丸太のように眠った

She looks just like her sister. 
彼女はお姉さんに似ています

前置詞[about]

前置詞の「about」は、「漠然と周り・周囲にある」というのがコアなイメージとなり、「~について」という意味で使えます。ぼんやりと「なにかの中心の周辺や周り」を示すことから、「約」「だいたい」「おおよそ」という意味にもなります。派生して「~する(はじめる)ところ」という意味でも使います。

[about]のコアイメージ_

前置詞[about]

周辺

Do you know about him?
彼について知ってる?

It’s about 6 a.m.
だいたい6時です。

We talked about Japanese culture.
私たちは日本の文化について話しました

We are thinking about spending this winter in Okinawa.
私たちは今年の冬は沖縄で過ごそうと考えているところです。

前置詞[around]

前置詞「around」のコアイメージは「円周上を回る」で、「~の周囲に」「~の周囲を回って」「およそ、~頃」の意味で使われます。イメージが「about」と似ていますが、こちらは「ぼんやりとした周辺」に近いニュアンスでとらえてください。

[around]のコアイメージ_

前置詞[around]

円周上を回る

I want to travel around the world.
私は世界中を旅行したい

She’s walking around the park.
彼女は公園の周りを歩いている

I’m going to go to your house around 5 PM.
17時くらいに家に行くよ

前置詞[beyond]

前置詞「beyond」のコアイメージは「超越・遥か彼方」で、「~を超えて」という意味で使われます。「across」「over」と近いイメージですが、その範囲を超えてというのが beyond です。また、派生して「~を過ぎて」という意味でも使われます。対象としては、場所、距離、時間、状況、能力など様々です。

[beyond]のコアイメージ_

前置詞[beyond]

超越・遥か彼方

My city is beyond the mountains.
私の街は山向こうにあります

The boy’s IQ is well beyond the average.
その少年のIQは平均をはるかに超えている

The idea is beyond my understanding.
その考えは私の理解を超えている

前置詞[during]

前置詞「during」のコアイメージは「ある期間の間」で、「~の間に」という意味で使われます。よく聞かれるのが「while」と何が違うの?という質問ですが、

while:接続詞 → while S+V (主語が)~している間に
during:前置詞 → during 名詞 (期間)名詞の間に

のような違いがあります。

[during]のコアイメージ_

前置詞[during]

ある期間の間

I visited my grandparents during summer vacation.
夏休みの間、私は祖父母宅を訪れました

I can answer your call during the day.
昼間には電話を受けられます

前置詞[against]

前置詞「against」のコアイメージは「反対」で、「~に反対して」「~に敵対して」という意味で使われます。また、接触・対比に対しても表すことができ、「~にもたれかかって」「~を背景にして」「~に対しての」としても使われます。

[against]のコアイメージ_

前置詞[against]

反対

Yuki played against Taku.
ユキはタクと対戦しました

He was standing against me.
彼は自分に寄りかかって立っていた

This is a graph of salaries against working hours.
これは賃金と労働時間のグラフだ

前置詞[besides]

前置詞「besides」のコアイメージは「加える」で、「~以外にも」「さらに」「加えて」という意味で使われます。この前置詞での注意点は否定文になると「~を除いて」「~以外には」という意味で使われる点です。コアイメージの加えるを否定にすると「除外」ですので、コアイメージの重要性をここで再認識してください。

[besides]のコアイメージ_

前置詞[besides]

加える

Two others were late besides me.
私のほかにも二人遅刻した

Besides the money, my grandma gave me sushi.
おばあちゃんはお金をくれただけでなく、お寿司まで食べさせてくれた。

Besides Japanese, Yuki can’t speak any languages.
ユキは日本語以外の言語は話せません。

前置詞[instead of]

前置詞「instead of」のコアイメージは「代わり」で、「~の代わりに」という意味で使われます。より詳しく解説すると、二者択一をイメージしてください。ここから「Aの代わりにB」や「AではなくてB」のように使い、CやDやEなどの多くの選択肢はここでは登場しません。

[instead of]のコアイメージ_

前置詞[instead of]

代わり

I’ll have coffee instead of tomato juice.
トマトジュースをやめてコーヒーにします

Play outside instead of watching TV.
テレビを見てないで、外で遊びなさい。

He stayed home all day instead of going out.
彼は外出しないで一日中家にいました。

前置詞[except]

前置詞「except」のコアイメージは「除外」で、「~以外に」「~を除いて」「~でなければ」という意味で使われます。この前置詞は暗に「~以外の全部」という意味を表し、every, all, any, never などの全体を表現する英単語が文章内に現れることがよくあります。

[except]のコアイメージ_

前置詞[except]

除外

Everyone was invited except me.
私以外皆は招待された

I’m free any day except Sunday.
私は日曜日以外いつも空いています。

We all like sports except her.
彼女以外はみんなスポーツ好きです

前置詞一覧表

前置詞の一覧表を紹介します。

ここでは、前置詞の一覧を紹介します。
前置詞[一語]と前置詞[熟語]に分けて紹介しています。それぞれ難易度や覚えないといけない範囲が変わってきますので、以下で確認してください。

前置詞[一語]

このセクションでは、1~4ページに分けて紹介しています。1ページ目で紹介する前置詞ほどよく使い、4ページ目で紹介する前置詞ほど利用頻度が下がります。それぞれ以下の認識の元ご利用下さい。

1P.必ず覚えないといけない前置詞
2P.必須に近い前置詞
3P.覚えていないと英文理解に支障がでる前置詞
4P.余裕がある方だけに推奨する前置詞

前置詞[熟語]

ここで紹介するものは熟語が前置詞として働きのするものです。全て覚えることを推奨しています。

前置詞に関するよくある質問&解答

「前置詞」の単元で不明点があればこちらから

PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、前置詞に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。

新学期前の中学生英語の注意点!!

中学生になると小学校では習うことの無かった英語内容は色々始まります。そこで新学期前に取り組んで欲しい中学生英語の注意点などを紹介したいと思います。新中学1年生では小学校の時と違って英語の文法や難しい英単語の学習が始まります。そこで新学期前には以上の2点を意識した英語の基礎作りに集中して学習しましょう。中学生になってからの英語の苦手な所や分からない所を明確にすることで新中学生になってもスムーズに英語学習が行えるようになります。新中学2年生になって注意して欲しいのが中学1年生で習った英語をしっかり理解することです。中学1年英語で出てきた英単語や英文法などを中心に復習して下さい。特にbe動詞・一般動詞・三単現・複数刑・時制に関することなどをしっかり復習し理解出来るようにしましょう。英語とは文法一つ一つが積み重なっていくように進んでいきます。なので途中で躓いてしまうとその後も授業についていけなくなります。新学期前にしっかり復習をして理解が不住人な項目をしっかり身に付けておくことが重要です。新中学3年生では中学2年生で習った英語項目が重要になります。助動詞・代名詞・過去形・未来形・不定詞など中学2年生の英語は中学1年生の時に比べてより複雑になります。また、中学2年生で習った英語学習内容を基により派生させた内容が中学3年生で待っています。なので新中学3年生になる前に中学2年生で習った英語内容をしっかり理解出来るようにしましょう。また、中学3年生になると高校受験などが控えています。高校入試でよく出題される問題の対策も視野に入れた学習が求められます。早いうちから学習に取り入れて早めに慣れておくことでスムーズに高校受験に望めるでしょう。

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