［動名詞］英文法

動名詞とは？_

動詞の〜ing形で「〜すること」という意味になります。動詞を名詞として使うので動名詞と言います。

Contents

1 動名詞とは
- 1.1 動名詞の基礎英文
2 動名詞の使い方
3 動名詞と不定詞との違い
- 3.1 動名詞のみを目的語に取る動詞
- 3.2 不定詞のみを修飾語に取る動詞

動名詞とは

「動詞に -ing をつけると、文中で名詞の役割を担うことができる」

動名詞とは、動詞を-ing形にすることで名詞の役割をする表現で「～すること」という意味を表します。進行形でも動詞の-ing形を使用しますが「現在分詞」である進行形とは用法が異なります。
動詞は普通文の中では述語の役割を持ちますが、動名詞になることで名詞のように主語や目的語などの役割として使えます。
補足として、動名詞と現在分詞の違いを説明しておきます。この部分を混同してしまうと、文法書を読むときにチンプンカンプンになってしまいますので注意して下さい。
動名詞は名詞句を作り、現在分詞は形容詞句や副詞句（分詞構文）を作ります。

動名詞　：名詞句を作る
現在分詞：形容詞句や副詞句（分詞構文）を作る

動名詞の基礎英文

このページでは以下のような動名詞を使った英文を理解できるようになります。

I love walking.
歩くのが大好きです。
※ walk を動名詞の walking にし、目的語として活用しています。

I like reading books.
私は本を読むことが好きです

Playing golf is a lot of fun.
ゴルフをすることはとても楽しい

動名詞の使い方

「大きく分けて４つの動名詞の活用方法があります」

動名詞も名詞と同じように、文中で主語、補語、目的語になります。以下では、それぞれの用法について詳しく見ていきます。

動名詞を目的語として

動詞を～ing形にすることで、「目的語」として働く用法をご紹介します。
以下英文の場合、動名詞の playing は like（動詞）の目的語です。動詞の原形である play「～をする」のままでは目的語になることはできません。

I like playing soccer.
私は、サッカーをすることが好きです。

動名詞を主語として

動名詞を主語として使う場合は、主語の位置に動詞の-ing形をもってきます。
主語として動名詞を使う場合は、文の主語 Playing games のように動名詞＋他の語のセットで主語になることも多いです。

Playing games is my hobby.
ゲームをすることは私の趣味です。

Reading books is important.
本を読むことは重要だ。

補語

動名詞を補語として使う場合は、動詞の後に動名詞を置きます。以下2つの英文では、collecting Old coins（古銭を集めること）singing a song（歌うこと）が補語の働きをしています。

My hobby is collecting Old coins.
私の趣味は古銭を集めることです。

My favorite pastime is singing a song.
私の趣味は歌うことです。

前置詞の目的語

動名詞は、at, on, to, for などの前置詞の目的語としても使うことができます。この場合は、前置詞の後に動詞の-ing形を置きます。
下記英文では、前置詞の後の dancing（ダンスをすること）helping me（私を手伝ってくれること）が動名詞で、前置詞の目的語の働きをしています。前置詞の目的語になれるのは名詞と動名詞だけで、to不定詞はこの形をとれません。

He is very good at dancing.
彼はダンスがとても得意です。

Thank you for helping me.
お手伝いをしてくれてありがとう。

動名詞と不定詞との違い

動名詞は現実を表現し、to不定詞は非現実を表現する。

動名詞と不定詞は基本的にどちらも「～すること」という意味を表します。動名詞は「動詞のing形」、不定詞は「to+動詞の原形」で表されます。
最も大きな違いは「動名詞は現実にあることを表現」し「to不定詞は非現実（未来）の表現」に使われます。
日本語に訳してしまえばあまり違いありませんが、上記理由から動名詞のみを取る動詞、不定詞のみを取る動詞が存在します。それぞれの例は、以下の通りです。