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[助動詞]can について
「助動詞 Can の肯定文・疑問文・否定文」
まずは以下英文をご覧ください。
I swim
私は泳ぐ
この文を「泳げる」という意味に変えると次のようになります。
I can swim
私は泳げる
can は「~することができる」という意味の助動詞で、助動詞は動詞の前に置いて、動詞は原形にするが一般的です。
「主語 can 動詞の原形」という語順です。
ではもう1文ご覧ください。
You can play the guitar.
あなたはギターを弾ける
やはり「主語 can 動詞の原形」となっています。
can を使った疑問文
では「あなたはギターを弾ける」という疑問文を考えて見ましょう。
とても簡単で助動詞を文頭に出すだけで完成します。
語順は「Can 主語 動詞の原形 ~?」です。
Can you play the guitar?
あなたはギターを弾けますか?
ここで注意点なのですが、上記のような Can you で始まる疑問文は「~してもらえる?」のようにお願いする言い方としても非常に良く使われるとも覚えておいてください。
Can you open the window?
窓を開けてもらえる?
この訳から分かるように Can you で始まるお願いはフレンドリーな表現をしたいときに使われ、仲の良い人や気軽にお願いできる人に使いましょう。
一方、丁寧にお願いしたい場合は Could you ~? を使うと「~して頂けますか?」として伝えることができます。
ですので迷ったら Could you ~? を使っておけば安心と覚えておけばいいでしょう。
can を使った否定文
You can play the guitar. を否定文にしたい時には、助動詞の後ろに not をつけて「主語 can not 動詞の原形」という語順にします。
You can not play the guitar.
あなたはギターを弾けない
会話では次のように短縮(can’t)される場合がほとんどです。
You can’t play the guitar.
あなたはギターを弾けない
can と be able to
学校では can と be able to はほとんど同じ意味だと説明されたと思います。
確かに現在のことを言う場合であればほとんど差は無いと考えて大丈夫です。
そして一般的には can の方がよく使われているので、ひとまずは初めのうちは can だけを使えるようになればいいです。
ただし、過去形になると意味に違いが出てきます。
ちょっと説明が長くなりますので、別ページで解説していきます。
まずは以下のように can を使った語順だけをしっかり覚えて下さい。
そうすれば助動詞は基本的に同じような使い方をしますので、他の助動詞も同じように使えるようになっていきます。
肯定文
主語 can 動詞の原形 ~.
疑問文
Can 主語 動詞の原形 ~?
否定文
主語 can’t 動詞の原形 ~.
[助動詞]will について
「助動詞 Will の肯定文・疑問文・否定文」
では次に助動詞 will についてみていきましょう。
この will を付け足すと「将来~するつもりだ」のように未来に対する表現ができるようになります。
I call her
私は彼女に電話する
この文を未来の表現に変えると以下のようになります。
語順は can の時と同じです。
I will call her
私は彼女に電話をするつもりだ
会話では次のように短縮(can’t)される場合がほとんどです。
I’ll call her
私は彼女に電話をするつもりだ
will を使った否定文
will を使った否定文も can の時と同様に考えて下さい。
I will not call her
私は彼女に電話をしないだろう
会話では次のように短縮(won’t)される場合がほとんどです。
I won’t call her
私は彼女に電話をしないだろう
will を使った疑問文
will を使った疑問文も can の時と同様に考えて下さい。
ただ、Will you ~? は未来のことを聞くというよりも、お願いとかお誘いをしたい時に使われることが多く、will と be going to の違いを理解しなければなりません。
Will you not call her?
彼女に電話してくれるかい?
will と be going to の違い
will と be going to は同じだとかちょっと違うとかいろんなことを聞いたことがあると思います。
すごく簡単に説明しますと以下のような違いがあります。
will
その場で決めた事
be going to
前から予定していた事
例えばオフィスで仕事をしていて、電話が鳴った時にたまたま近くにいて「僕が出ます」ととっさに言う時には以下のようになります。
I’ll answer it (I’ll は I will の省略)
僕が出ます。
他にも相手にこうしたら?とアドバイスされたり、こうしてくれない?とお願いされて、じゃぁそうするよというようなシチュエーションでも I’ll を使います。
その場で決めているので will が使われています。
I’ll do that
そうするよ
でも例えば、ロンドンに行くのように以前から組んでいる予定を表す場合は be going to を使います。
I’m going to go to London
私はロンドンに行く予定です
このように will はその場で決めた事を表し、be going to は前から予定していた事、計画性があると覚えましょう。
また、疑問文で使う場合は以下のようになります。
Will you ~?
意思を確かめる、お誘い
Are you going to ~?
前から予定していた事を聞く場合
Will you ~? は意思を聞く時に使うことが多い言葉で、相手にそのつもりがあるかないかを確かめる時などに使います。
例えばパーティに来るつもりがあるかないかを確かめるお誘いとか、結婚披露宴に来てくれますか?のような相手の意思を確認したい時に使うことが多いです。
ですが、日常会話では相手のこれからの予定を聞くことの方が多いと思います。
そういう時は、Are you going to ~? を使った方がいいです。
相手の予定を聞くなら
Are you going to ~?
お願いをするなら
Can you ~? / Could you ~?
まとめ
「助動詞 Can と Will のまとめ」
このページでは助動詞の Can と Will についてお話をしてきました。
以下ポイントは必ず覚えておきましょう。
can のまとめ_
- can「~できる」
- 肯定文[主語 can 動詞 ~]
- 疑問文 [Can 主語 動詞 ~]
- 否定文[主語 can’t 動詞 ~]
- 右願は Can you~ ? / Could you~?
will のまとめ_
- 語順はcanと同じ
- その場で決めたこと:I’ll
- 前から決まっていた予定: be going to
- 相手の予定を聞くなら Are you going to~?
- 英検1級取得のbird先生による執筆
- TOEIC®︎ Listening & Reading 公開テスト 990点、実用英語技能検定 1級、IELTS Overall Score 7.5 と英語に関して非常に造詣の深いbird先生による執筆記事です。現役の英会話講師でもあり、「TOEIC、IELTS、英会話」を専門に指導をされています。そのほかにも、海外旅行・旅(35ヶ国)、学部留学、海外インターンなどの経験もおありです。
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