毎日の学習は本当に効果的なのか?
そもそも毎日英語学習をするのは、本当に効果的なのかを考察していきましょう。
英語を一から習得するのに必要とされている学習時間が約3000時間だと言われており、漠然と3000時間の学習をすればいいのかと言うと、そう単純な話しではありません。毎日1時間の英語学習をするのと、土日にまとめて7時間英語学習をするのはどちらが効果的でしょうか?学習時間はどちらも7時間です。
答えは、毎日1時間学習の方が効果的なのです!
「7時間という時間をフルに集中して学習出来ますか?」と聞かれて即答で、「ハイ」と答えられる人は少ないと思いますが、「1時間をフルで集中して学習出来ますか?」と聞かれたらどうでしょう?
1時間程度なら出来るかも!と思いませんか?
ここで、再度上記の事を踏まえて質問したいと思います。集中した1時間の学習を毎日7日間行った英語学習と、まとめて行った7時間の学習が果たして同じ効果だと思いますか?
今回はより明白に、集中した英語学習の方が圧倒的に効果的だと言えますよね。ですので、毎日英語学習を行う習慣を身に付けることが最重要になるのです。
習慣化は意識から
英語学習を習慣化すると簡単に言っても最初は難しいのですが、英語学習が習慣化出来れば自然と意識せずに英語学習を継続させることが可能になります。もう少し踏み込むと、自分自身の生活の一部に英語を取り込んでいくことでより大きな英語学習の効果を発揮出来るようになるのです。
もちろん、最初は意識しながらで問題ありませんし、意識して取り組むことによって、より早く皆さんの習慣に溶け込んでいきます。ただ注意してほしいのが、漫然と英語学習を意識するのでは無く、何かの行動(自分の生活の何か)と結び付けて行って下さい。生活の中に英語を浸透させるために、意識して行動すれば英語学習を習慣化させるのも難しくないでしょう。
反復練習と記憶の刷り込み
人間の脳みそというは、繰り返したものに対して慣れてしまいます。慣れというのは、場合によっては悪く認識され、また、場合によっては良いことだとも認識されますね。英語の勉強においての「慣れ」とは何も悪い意味ではありません。「慣れ=記憶に深く刻まれる」と言うことなのです。
ですので、反復練習を繰り返して、自然と生活の中で英語が頭に浮かぶようになってきたら、英語が生活の一部になったのだと褒めてあげて下さい。
逆に、時間が空いたら、物事は記憶からどんどん薄れてしまいますね。記憶から薄れると言う事は忘れると言うことですので注意をしましょう。折角、勉強したことも時間が空くと忘れてしまうのです。
そこで、英語を勉強する中で、基本的なフレーズや簡単な英単語なんかは、時間があれば声に出してみたり、イヤホンでリスニングして英語を聴き流して欲しいのです。ちょっとした英語の刺激があれば、脳が自動的に英語は必要なものだと認識してくれます。特に、前に勉強した内容の英語だと反復練習したという事になり、深く記憶に刻まれます。
さらには、声に出したり耳で聞くことで、読み書きだけでは刺激されない英会話能力も鍛えれて感覚がより鋭敏に研ぎ澄まされるようになります。
以上の事から英語の勉強は、毎日することが最重要であり、毎日継続する為に習慣化させることがいかに大切か理解出来たと思います。より高い英語能力の質を追求する事こそが英語習得の近道なのです。
- TOEFL-iBT90点 現役予備校英語講師 Step先生による執筆
- 都内某有名大学国際教養学部を卒業後、某大手予備校講師として教鞭をとられているStep先生による執筆です。カナダで1年間、イギリスでは半年月の留学経験があり TOEFL-iBT 90点。予備校講師としては英語学習の指導を行っており、早稲田大学、慶應義塾大学、東京外国語大学、東京大学などへ、英語科目の指導を通じて複数名合格させているとのことです。
英語学習の道筋は明確に!!
ネイティブみたいに英会話をマスターするためのショートカットなんて存在しないですが、勉強時間を積み重ねてコツさえつかんでしまえば、ネイティブ英会話に近づくの事は不可能ではありません。それには、なるべく自分が使うであろう環境に沿った英語の表現や知識をインプットすることが大切で、さらにはアウトプットする場を選んでスピーキングの経験を増やすことも重要です。まずインプットすべき表現は、たわいもない日常会話に用いられる簡単な単語の組み合わで十分ですし、英語を話す時に使うリアクションやジェスチャーも一緒に学ぶと、楽しく覚えやすく暗記力も上がります。これらの表現を軸に覚えていくと、理想的でスムーズな英会話ができるようになるでしょう。そして、程度レベルまでインプット(暗記)が進んだら、英会話スクールやオンライン英会話でネイティブと直接話すような機会を増やすと良いです。そのためにも、まずは英語を学ぶ目的を明確にして順序だてて英語学習の道筋を明確にしましょう。
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