英語力をUPするの総合学習

関係代名詞は2つの文を1つにするというのが基本でした。
まず以下2文について考えましょう。

I know a man
私は男性を知ってる

His father is a pianist
彼の父親はピアニストです

2つの文に同じ人や物が出てきたら関係代名詞を使って1つの文にできます。
この2文では① a man と② his が同一人物です。
手順としては②を関係代名詞にするのですが、前回までの説明ですと、②が人の場合は関係代名詞の who か that に置き換えていました。
ただ、今回はそのようにはできません。
前回でも触れましたが、he, his, him や she, her, her に対応する関係代名詞は以下表のようになります。

	～は	～の	～に・を
彼	he	his	him
彼女	she	her	her
関係代名詞	who (that)	whose	whom→who (that)

今回注目したいのは his や her に対応する関係代名詞が whose だということです。

I know a man whose father is a pianist
私は父親がピアニストである男性を知ってる

ではもう一題練習してみましょう。

I met the boy
私はその少年に会った

You love his sister
あなたは彼の妹を愛している

上記2文における同じ人は、the boy と his です。
つまり his を whose にし、2文目の先頭に出して1文目とくっつけます。
尚、この時に注意点があり his sister は元々ひとかたまりですので、whose sister をひとかたまりとして2文目の先頭に出すという事に注意しましょう。

I met the boy whose sister you love
私はあなたの妹を愛している男性に会った

ではもう一題いきます。

I met the man
私は男性に会った

You worked with his brother
あなたは彼の兄と一緒に働いていた

ここでの同じ人は the man と his ですので、関係代名詞を使って1文にまとめると次のようになります。
his brother を whose brother とし、ひとかたまりとして前に出しましょう。

I met the man whose brother you worked with
私はあなたのお兄さんと一緒に働いていた男性に会った

この文だけをいきなり見ると、前置詞で終わっているので不思議な感じがするかもしれませんが、もともとの文の形をイメージできれば、最後に with があったとしても不思議ではないはずです。

まず初めに以下英文をご覧ください。
whose は the girl の後ろにありますので「the girl ← whose father is a comic artist」のような修飾関係が分かります。
また、文の基本である主語動詞もしっかりどこにあるのかを意識してください。
この場合の主語は「She」で、動詞は最初の is となっています。

She is the girl whose father is a comic artist
彼女は父親が漫画家である女の子だ

ではもう一題練習してみましょう。
whose は a person の後ろにありますので「A person ← whose car broke down」のような修飾関係が分かります。
さらに ask A for B で「AにBを求める」というイディオムが使われています。
また、文の基本である主語動詞もしっかりどこにあるのかを意識してください。
この場合の主語は「A person」で、動詞は asked となっています。

A person whose car broke down asked us for help
故障した車の人が私たちに助けを求めてきた