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報道されているような人種差別ばかりなの?
「事実もあれば誇張もある」
コロナ禍に起きたアジア人ヘイトをはじめ、黒人の方を対象にした警察の過剰防衛など報道でよく見ることが多いです。
これらは特に過剰防衛にあたらないような場合もあったり、実際に過剰防衛な時もあったりと、前後の流れを踏まえず誇張されて方法されているケースもあります。
最近のアメリカは人種だけでなく、性に対してなど様々な場面で多様性を認めようという動きが出てきており、普通に生活している中で差別を過度に受けたり、いきなり暴力を受けるケースは稀なのかなと考えています。
差別と区別をしっかり見極めよう
「差別と区別の境界は主観」
区別とは単に「違いによってわける事」で、差別は「人や物の取り扱いに差をつける事」、つまり他に比べて不当に低い扱いをすることです。
あくまでもこの違いがあるのと同時にこちらが発言したことによって相手が差別だと受け取る場合もあるという点に気を付けて下さい。
実際にある差別ケース
「よくある差別ケース」
例えば黒人の方は生まれた時から髪がパーマがかっている方が多いですが、単なる遺伝的な事で自分で選んでその髪型にしていないにも関わらず「なんでそんな髪型なの?」や「その髪型をする人は真面目じゃないよ」のように伝えてしまうことで差別と受け取られてしまう場合もあります。
「なんでそんな髪型なの?」や「その髪型をする人は真面目じゃないよ」はあくまでも自分の主観でしかないと考えるといいでしょう。
「Jap」日本人に対する差別用語
アメリカ史の授業の中で真珠湾攻撃の項目があるのですが、その際に学校の先生が「ジャップはあの時に真珠湾を攻撃したんだ」という差別用語を使った表現をされたというのを聞いたことがあります。
もちろん真珠湾を先制攻撃したのは日本なので、日本に非があると言えばそうなのですが、先生という立場で差別用語を使って表現する方がいるのは残念ですね。
あくまでも教科書の中に書かれている事を淡々と紹介するのは、その科目の必要事項なので問題ないのですが、面白おかしく差別用語を入れて講義するのは留学生としては残念だったという声がありました。
日本人なのに中国人と思われる
アメリカを歩いていると急に「ニーハオ ニーハオ」とか、あなたはつり目じゃないねみたいなことを言われたりすることもあります。
「ニーハオ」は結構いろんな留学生から聞きましたし、自分も経験があります。
アメリカでは「アジア人=中国人」という認識の方が多い印象で、人種のステレオタイプを押し付けられることがあります。
酷い場合ですと、「Yellow monkey」「Fucking Chinese」と言われたという方もいます。
このように誰も喜ばない愉快犯みたいな方もいますが、こういうのは無視するといいでしょう。
白人だけのパーティーやクラブ活動がある
アメリカに留学すると、大っぴらに公表されているわけではないのですが、白人だけが集まるようなパーティーがあったり、部活動でも白人じゃないと…みたいな部活動はあります。
暗黙の了解の中で成り立っており、白人至上主義の方が所属するケースが多いですね。
アメリカ人の白人の方の中にも白人至上主義なんて嫌いだという方はおり、そういう方は白人だけのパーティーやクラブ活動には参加しなかったり、留学した時にこのパーティーにはいかないほうがいいよとかこのクラブには入らないほうがいいよって教えてくれたこともありました。
実際にある区別ケース
「よくある区別ケース」
特にこのページで紹介させて頂いた内容は中高で留学している子に多いのかなという印象です。
大学生にもなると、精神年齢もあがり差別をされる機会も見る機会もぐっと減るのかなというイメージです。
次に紹介するのが区別のケースです。
同じ人種は集まりがち
アメリカは多民族国家として有名です。
いろんな人が入り乱れて生活しているイメージを持っているという日本人が多いですが、実際には同じ人種どうしで固まりやすいというのがあります。
文化とか生活習慣など、いわゆる似ている価値観を持っているどうしというのは一番落ち着きますし、一番一緒に居やすいのかなと思います。
例えば高校でも大学でもランチの時に同じ人種が固まっている光景はよく目にします。
だからと言って例えば留学したからと言ってアジア人同士だけでつるむ必要はなくて、いろんな人種の人やいろんなバックグラウンドの人と交流するようにするとプラスに働くことが多いでしょう。
自分次第ではあるのですが、様々な人種の集まっているグループというのは最初は怖く見えるかもしれませんが、様々な人種がいるからこそ差別を良く思っていないとか、そもそも差別ってことすら考えていなくフランクな方が多いです。
差別を受けた時の対応
「危害がありそうな場合は全力ダッシュ」
最後に実際に人種差別を受けた時や目撃してしまった時の対応について紹介します。
まず大選定として、相手から暴力など危害を加えられそうなときには全力で逃げて下さい。
ハッキリ言って体格差がすごいですし、相手が1人とは限りませんので敵いません。
ですが、相手が友達だったり知人から差別的発言をされたり、そういう会話を聞いてしまったりしたときには、ちゃんと自分でそういうことは良くないよとか、私の意見はこうだよと伝えるといいでしょう。
ストレスを抱えたまま関係を続けるとお互いにとって良くないですし、ほとんどの場合で相手は悪気があって言っているわけではなく、シンプルに疑問に思っていたことだったりしますので、いつはよりお互いを理解するための良いコミュニケーションになったりします。
- 大手英会話教室主任講師 Erika先生
- 英検準1級を取得し、大手英会話教室で8年お仕事をされているErika先生による記事です。大手英会話教室を退職後はフリーのライターとしてセブ島にて海外の魅力や情報配信や留学のお手伝いなどをされている英語が大好きな先生です。
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