英文法:be動詞[Be verbs]に関する Q&A
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英文法:be動詞[Be verb]に関する Q&A

be動詞[Be verb]とは?_

be動詞は「存在」というコアな意味基本として、主語と述語を「=(イコール)」で結ぶ働きをする動詞です。例えば「I am a girl. (I = girl)」になり、「同じ存在」という解釈もできます。主従関係をイコールで結びたい場合は、be動詞を用います。言い換えると主従関係が無い時には一般動詞を用いられます。

Q&A

be動詞って何ですか?

be動詞はイコールの働きをします。早速英文を見ていきましょう。

He is Peko!
∟ He is cute!
この子はペコって言うんだ!
∟ 可愛い~
※ He=Peko / He=cute
※ 犬や猫など性別がわかっていたら he, she で表現できます。

また、be動詞は主語によって形を変えます。

be動詞
I (わたし)am
You (あなた)
They (彼ら)
We (私たち)
are
We (私たち)
He (彼)
She (彼女)
is

be動詞の疑問文は「一番聞きたいことを前に」持ってきます。「お腹すいてる?」と聞く場合、一番聞きたいことは、あなたがお腹が空いているか、いないのか?ですね。
「いる」か「いない」かを表すのは、be動詞なので前に持ってきます。

Are you hungry?
お腹すいてる?

be動詞と一般動詞の違いについて教えて下さい。

be動詞と一般動詞で表現できること・伝えれることに以下のような違いがあります。

be動詞一般動詞
イコール動作
存在状態

I am Yuki.
私はユキです。(※イコール)

I am at home.
私は家にいるよ。(※存在)

I study English.
私は英語を勉強する(※動作)

I love my mother.
私はお母さんが大好き(※状態)

be動詞の肯定文について教えて下さい。

大きく分けて以下2つの形を覚えておくといいでしょう。

I am Yuki.
私はユキです。
「主語+be動詞+名詞」の形で、主語が「何か」とイコールで繋がります。

You are right.
きみは正しい。
「主語+be動詞+形容詞」の形で、主語が「どんな性質・状態か」とイコールで繋がります。

be動詞は主語によって形を変えます。

主語be動詞短縮形
IamI'm
YouあなたareYou're
Heis
IとYou以外で
ひとり/ひとつ
のものはis
He's
She彼女She's
ItそれIt's
Thisこれ-
ThatあれThat's
Yukiユキ-
We私たちare
主語が複数の
場合は are
We're
They彼らThey're
Yuki and Takuユキとタク-

be動詞の否定文について教えて下さい。

大きく分けて以下2つの形を覚えておくといいでしょう。

I am not a student.
私は学生ではない
「主語+be動詞+not+名詞」のように、not を be動詞の後ろにつけるだけで否定文にできます。

He is not busy.
彼は忙しくない。
「主語+be動詞+not+形容詞」のように not をbe動詞の後ろにつけるだけで否定文にできます。

be動詞+notは下の表のように短縮できます。 ただしam not には短縮形がありません。

主語be動詞短縮形
Iam-
Youあなたarearen't
Heisisn't
She彼女
Itそれ
We私たちarearen't
Youあなたたち
They彼ら

be動詞を使った過去形の普通の文の作り方を教えて下さい。

過去形は「現在からの距離」をあらわします。
be動詞が過去形になるときは「is / am → was」「 are → were」へ形が変わります。

「主語+be動詞の過去形+名詞句」で「主語が名詞句だった」とイコールでつなぎます。

He was a hard worker.
彼は努力家だった。

この例文では「名詞句=冠詞+形容詞+名詞」が使われています。
厳密に言えば、「冠詞+名詞」の形も「名詞句」に該当します。名詞句はセットで名詞の役割をします。

「主語+be動詞の過去形+形容詞」で「主語がどんな性質・状態だった」とイコールでつなぎます。

You were right.
あなたは正しかった。

be動詞を使った過去の否定文の作り方を教えて下さい。

be動詞の否定文は「was not → wasn’t」「were not → weren’t」短縮して使う事が多いです。

「主語+be動詞 (過去形) +not +名詞句」
not を be動詞の後ろにつけるだけで否定文にできます。

He wasn’t a hard worker.
彼は努力家ではなかった。

「主語+be動詞(過去形)+not+形容詞」

He wasn’t that busy.
彼はそんなに忙しくなかった。
※thatは否定文で「そんなに」という意味で使われます。

Eating and drinking を主語にした時に続く動詞は is, are のどちらでしょうか?

Eating も drinking も動名詞で、名詞が2つと考えて下さい。
そのため続く動詞は「are」」が正しくなります。

Eating and drinking are things we do every single day.
食べるたり飲んだりすることは毎日することです。

Companies like Apple is の is は are にした方が良いですか?

companies と Apple の二つで迷っているのでしょうが、文の本質を見ると「Companies」が主語と言うことに気が付くはずです。
そのため、be動詞は is ではなく are になり、一般動詞を置く場合ですと「-s」は必要ありません。

Companies like Apple pay their employees well.
アップルのような会社は社員の給料が高いです

she isn’t
she’s not
って、どちらでも同じですか?

入れ替えて使用できるような場合もあれば、否定を強調したい時はあえて she’s not と言う時もあります。

She isn’t.
いませんでした。

She’s not!
いないよ!

What color is her shoes?
What color are her shoes?
ってどっちが正解?

動詞が単数か複数かに迷ったら、主語を考えると理解しやすくなります。
今回は、color が主語ではなく、her shoes が主語で、主語は are が正解となります。
もし難しい場合は、質問に答えてみると、何を聞かれているのかも分かりやすくなるのでいいですね。

What color are her shoes?
彼女の靴は何色?

ただ注意点があり、shoes, pants のような複数で表す単語には a pair of(ペアの / 対の)というイディオムがよくつきます。
この場合は、is になります。

This pair of shoes is a size larger.
この靴は1サイズ大きい。

be と being の違いを教えて下さい。
I am nice.
I am being nice.

[I am nice.(私は優しい)]
この場合は、主語がどんなものかを表します。
上記の例でいうと「主語が:私は → どんなものか:優しい」となります。

他には、次のように使います。
・My shoes are light. (私の靴は軽いです)

My shoes are light.
私の靴は軽いです

[I am being nice.(私は優しい)]
この場合は分詞の使い方になり、一時的な状態を表します。
ですので「私は一時的に優しい状態です」という、通常と今はちょっと違う状態ですというニュアンスになります。

She is being nice today.
今日は彼女優しいよ
(通常は特に優しくないのに今日は妙に優しいみたいなニュアンス)

Stop being lazy.
怠けるのはやめな
(通常とは違う怠けている状態をやめろのニュアンス)

さらに、常に怠けている人に「怠けるな」っていう場合は、次のようになります。
これは常に怠けている人に対して stop を使うと、そもそもずっと怠けているから stop するものではないというイメージから stop を使わずに Don’t という意味になります。

Don’t be lazy.
怠けるのはやめな

但し、以下のような英文の場合には、考え方が少し変わります。
「彼は一時的にうざい状態よ」いつもと違う状態を表していることには変わらないのですが、「いつもうざいけど、今はもっとうざい」「いつもはうざくないけど今はうざい」のように2通りのニュアンスに分かれます。

You are being annoying.
あなたうざいよ(一時的に)

You are annoying.
あなたうざいよ(常に)

さらに being は sad(悲しい)Mad(怒る)のような感情を表す形容詞と一緒には使いません。
この理由は、感情というのはほとんどの場合で一時的に感じるものですので、一時的な状態を表す being をわざわざ用いることはしません。

I am sad.
悲しいよ

さらに being は sad(悲しい)Mad(怒る)のような感情を表す形容詞と一緒には使いません。
この理由は、感情というのはほとんどの場合で一時的に感じるものですので、一時的な状態を表す being をわざわざ用いることはしません。
ここまでは、英文法的には分詞としての説明でした。次に動名詞の時の用法を説明します。

being は動名詞としても使え、主語にもなったりします。
動名詞の場合は一時的な行為というよりも「一般的な行為」というニュアンスがあり、being の意味は「~であること」となります。
be は「状態・存在」を表しますが -ing が付くことによって、それらが続いている事を表し、さらに動名詞として用いることにより名詞的な意味かつ用法になります。

Being nice to me is important.
私に優しくすることは大事だよ

上記は「being+形容詞」が名詞として働いているパターンでもあります。次に「being+名詞」のパターンを紹介します。

Being a mom is hard.
母親でいるのは大変だ

さらに being の後ろには with のような前置詞もつけることができます。

I like being with you.
あなたと一緒にいるのが好き
(あなたと一緒の状態である事が好きだ)

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