[ due to ]の意味
《be ~》(人・物・事)が原因で / (人)のおかげで,(人)のせいで
Commentary / 解説
発音は [ du tu ] となります。
Definition / 定義
・caused by or ascribable to.
・because of; owing to.
- 「~のおかげで」という意味の due to~ と because of ~ に使い方の違いはありますか?
-
以前は文法的に明確な違いがありましたが、最新の英語ではその違いがほぼなくなりつつあります。
まず、以前は due 自体が形容詞であるため、due to ~ は必ずbe動詞などとセットにしてその「補語」となる用法(叙述用法)でしか使えないとされてきました。
例えば This is due to ~. のような形です。
それに対して、because of ~ は副詞句であるために、単独で文頭や文末に置いて動詞を説明する使い方をします。
ところが、ごく最近の英語では due to ~ についても単独で文頭や文末に置く使われ方が多く見られるようになってきて、なし崩し的に because of ~ のような用法になりつつあります。
Due to a lack of knowledge, we cannot progress the project.
知識不足のため、プロジェクトを進めることができない。
Because of my injury, I couldn’t play the match.
怪我のせいで、試合に出れなかった。
- due to, because of は、両方とも「〜のせいで」「〜のために」という意味ですが、どのように使い分けたらよいですか?
-
due to と because of は、ほぼ同じ意味ですが、使う場面と文法的に使い分けることがあります。
使う場面としては、以下を確認してください。
because of:
日常会話などカジュアルな場面で使う
due to:
ビジネス文書やメールなどフォーマルな場面で使うことが多い
文法的には、
because of「動詞の後」
due to「名詞の後」
に使います。
because of とdue to の文法的な使い方の違いを「嵐のせいで電車が遅れた」という例文を使って見ていきましょう。
The train was delayed because of the storm.
嵐のせいで電車が遅れた
The delay of the train was due to the storm.
嵐のせいで電車が遅れた
- due to の due の品詞はなんですか?
あとに名詞や動詞が続いている時があるのはなぜですか? -
due は形容詞と名詞がありますが、due to で用いられている時は厳密に言うと形容詞です。
しかし、to のあとに名詞がくる時は「…のために」と理由を表している時で、due toとセットで副詞的に用いられていることがほとんどです。
ところがbe動詞や名詞の後の due to も「…の原因で;…のためで」の意味で用いられ、その時の due は形容詞と言えます。
そして to のあとに動詞がくる場合は、「…する予定である」の意味の時です。
この時のdueは形容詞です。
When is he due to arrive?
彼はいつ到着する予定ですか?
He says that his success is due to his sense of humor.
自分の成功はユーモアのセンスのおかげだと彼は言っている。
— その他 例文 —
Many people believe it is due to global warming.
温暖化のせいだと思っている人が多い。
I have had to reduce my workload due to the pain.
私はその痛みのために仕事量を減らさざるを得なかった。