英文法:未来形に関する Q&A
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英文法:未来形に関する Q&A

未来形の表現は2つだけ?_

英語の未来形は will と be going to と答えれる人はすごく多いでしょう。実際に中学校ではこのように指導しています。この2つの違いは次のようになります。
– will : 単純な未来 / 今決めたこと
– be going to : 既に決まっている予定 / 今の状況から未来を予測
しかし実際には現在形や現在進行形でも未来を表現する場合が多く、この学校ではあまり習わない曖昧な部分の質問が多くあります。本ページでは、これら未来を表す表現の質問をQ&A形式で紹介していますので、参考にして下さい。

Q&A

be going to を使った英文を教えて下さい。

未来をあらわす表現に be going to と will があります。まずは be going to について説明をしていきます。
be going toは「すでに向かっている未来」を表します。
また to のあとは動詞の原形となる点に注意が必要 です。

[主語+be going to+do+目的語]
I’m going to play tennis.
私はテニスをするつもりだ。

He is going to buy this laptop.
彼はこのノートパソコンを 買うつもりです。

be going to を使った否定文を教えて下さい。

be動詞のあとに not をおいて否定文にします。
be動詞を使う文章では not はbe動詞の後ろにくっつくと覚えておくと便利です。
– 主語+be not going to do ~.
1つ1つの文の形を暗記するよりも法則性を1つ覚える方が楽ですね。

I’m not going to play tennis.
私はテニスをしないつもりだ。

He is not going to buy this laptop.
彼はこのノートパソコンを 買わないつもりだ。

will を使った未来の肯定文と 主語+will の短縮形を教えて下さい。

未来をあらわす表現に be going to と will があります。 今回は will について説明をしていきます。
will は「意志」を表し、話してる時点で決まった未来を表します。
文の形は動詞の前にwill をおいて未来をあらわします。
短縮形は一番下をご覧ください。

[主語+will+自動詞(原形)+前置詞+名詞]
I’ll go to Disneyland.
私はディズニーランドに行きます。

[主語+will+他動詞 (原形)+目的語]
He will eat sushi.
彼は寿司を食べるだろう。

短縮前短縮形
I willI’ll
You willYou’ll
He willHe’ll
She willShe’ll
It willIt’ll
We willWe’ll
They willThey’ll

will を使った未来をあらわす否定文

will のあとに not をおいて否定文にします。尚 won’t は will not の短縮形です。
例えば I don’t cry. は、ただ泣かないということを言っているのに対して I won’t cry. は「泣かないよ!」と意志が働いているニュアンスがあります。

[主語+will not+自動詞(原形)+前置詞+名詞]
I won’t go to Disneyland.
私はディズニーランドに行きません。

[主語+will not+他動詞(原形)+目的語]
He will not eat sushi.
彼は寿司を食べないだろう。

厳密には未来の事でも現在や現在進行形で書かれていたり、be going to や will の使い分けがあったり、いろいろ難しいです。
これらの違いと言うか基礎を教えて頂けますか?

まず前提として「was, were」のような過去形と並んだ意味での「未来形」というのはなく、「未来形」とは「確信の度合や心的態度によって、時制は現在のまま、未来の出来事に対する表現」です。
以下では、現在形、現在進行形、未来形の各ケースの考察を紹介します。

[確定的な未来・予定の表現]
● 現在の時制による未来の表現
次の英文みたいに厳密には未来を表す場合でも、不確実性がなく、単なる事実や現実を表現したい場合は、現在時制で表現します。

Tomorrow is Sunday.
明日は日曜日です

また、団体で行動する時の行程やスケジュールも現在時制で表します。
これも、実際には不確実性がなかったり、実現の可能性云々ではなく、第3者が決めた変え難い予定や理念的なことについて表現しているためだと考えられます。

We leave Hiroshima at 7:00 a.m. and arrive in Nagoya at 11:00 a.m.
私たちは午前7時に広島を発ち、午前11時に名古屋に着きます

The opening ceremony of the Tokyo Olympics is on July 24 next year.
東京オリンピック開会式は来年の7月24日です。

● 現在進行形による未来表現
予め計画および準備を進めている場合は、現在進行形で表します。
この場合は個人的な予定を表すのによく使い、「気持ちの上では(計画や準備を含めて)すでに実行している」というニュアンスがあります。

I’m leaving tomorrow.
明日出発の予定です
(チケットを購入済みで準備が進んでいるとみられる)

I’m getting a new car.
新しい車を買う予定です
(貯金をしているのか、既に交渉に入っているのか既に準備に入ってるニュアンス)

● be going to による未来表現
計画段階で、まだ準備にも至っていない段階では be going to で表現します。
その他に、「be going to do = to do(何かをすることに向かって)+進んでいる(going)+状態(be)」を意味するため、未来の天気を言いたい時にも使います。

I’m going to get a new car.
新しい車を買うつもりです

 It is going to rain tomorrow.
明日は雨になりそうです

また、be going to 以外にも未来表現をするイディオムを紹介します。

be planning to ~~する計画中である
be scheduled to ~~する予定である
be supposed to ~~することになっている
be willing to ~喜んで~する
expect to ~~するのを期待する
hope to ~~したいと思う
intend to ~~する意図がある
want to ~~したいと思う

[心的態度による未来の表現]
● will を用いた未来の表現
助動詞 will は「話し手の意志の表明」であって客観的事実ではい点がポイントです。
主語が I(自分)の場合は、自分の意思表明になるので「~するつもりだ」という意思表現となります。
主語が I 以外(他人)の場合は、他人の行為・状態に対する「話し手の意志表現」のため「(主語は)~するだろう」という推量を表すことになります。
また、単純未来としては will を用いて、今思いついた計画や予定を言いたい場合に使います。
計画性のある未来は上述した通り、現在進行形や be going to を使って表現しますのでその違いは明白です。

I will go to the amusement park tomorrow.
明日遊園地にいこう。

I think It will snow tomorrow.
明日は雪が降ると思うよ

また、will 以外に以下の助動詞でも未来の表現を行えます。

may~かもしれない
must~しなければいけない
have to~しなければいけない
can~できる
shall~するだろう

未来進行形と未来完了形、未来完了進行形の違いを教えて下さい。

[未来進行形 will be doing]
未来のある時点における進行中の動作、もしくは準備の整った計画や予定などを表します。
「〜していることだろう」という意味になり、順調に進むと予測される「計画 / 予定」を表します。
そのため、will を使った未来表現の「意志」に「推量」の意味合いを加えたニュアンスになります。

I will be playing soccer this time tomorrow.
明日の今頃私はサッカーをしているだろう

[未来完了形 will have done]
基準になる未来のある時点で、ある事が起こっているだろうと予想する表現です。
未来完了形の訳は、「完了:(未来のある時点では)〜し終わっているだろう」「経験:経験していることになるだろう」「継続:ずっと継続して〜していることになるだろう」などの意味になります。
このように未来完了形は、完了、経験、継続を表します。

I will have arrived at the station by four o’clock.
3時までには駅に到着しているでしょう[完了]

I will have been to Osaka seven times if I go there again.
もう1度大阪に行ったら、大阪に7回行ったことになるでしょう[経験]

I will have lived in Beijing for 23 years by the end of this month.
今月の終わりまでに、私は北京に23年間住んでいたことになります。

[未来完了進行形 will have been doing]
基準となる未来のある時点までの継続を表し、言い換えると「未来のある時点まで継続することを想定しているという表現」です。
一般的な訳し方は 「(未来のある時点まで)〜し続けているだろう」です。

I will have been working in the office for 10 hours when my kids fall asleep in their beds.
子供がベッドで寝静まった頃、私は10時間オフィスで仕事をしていることになる。

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