英語を話せるようになるための近道
英語を話せるようになるためのスピーキングやリスニングに対する How to!

英語を話せるようになるための近道

英会話ができるようになるポイント_

英語を上手に話す人を見ると、「同じように上手に英会話できるようになりたい」って思いますね。現在では小学5年生から大学4回生まで、合計12年も英語を第2言語として勉強するのですが、そのうち何%の方が英会話ができるでしょうか?
その数字は決して大きいものではありません。英会話をできるようになりたいと願い、実際に英会話を勉強しだしても、何から勉強し始めたらいいのか分からなかったり、実際に初めてもほとんど上達せずに辞めてしまう人も多いです。英会話ができるようになるには、正しい学習方法と順序を知って、勉強を進めることが大変重要です。
ここではそんな英会話を学習している方、これから学習する方から寄せられたよくある質問をまとめています。

Q&A

数ある言語の中で英語って何番目に難しいのですか?

世界中にどれぐらいの言語があるのか正確にわからないですし、イタリア人からみた英語と、日本時からみた英語ではまた難易度が変わってきます。そのため、次の表を参考にして頂くと分かりやすいです。
ちなみに基準はアメリカ人からみた英語と他言語の距離感を示す表です。

英語との距離言語必要学習時間
カテゴリーⅠ
[超簡易言語]
イタリア語・フランス語など700h
カテゴリーⅡ
[簡易言語]
ギリシャ語・ハンガリー語など900h
カテゴリーⅢ
[難関言語]
ドイツ語・マレー語など1100h
カテゴリーⅣ
[超難関言語]
日本語2200h

上記のように英語からみた日本語は、⾔語間の距離が非常に遠い場所に位置します。
この最大の要因が、言語の基本をなしている「単語 文法 発音」が全く別物で、考えたことを表現するためのプロセスも全く異なっているからです。
日本語はアメリカ人にとっての最難関言語とされており、もちろん逆も然りです。

英語の読み書き、リスニングはある程度できるようになって来たのですが、話すという行為が全くできません。
どうしてなのでしょうか?

簡単に言うと、⼈は脳で考えた以上のことを⼝では表現できないからです。
私たちが⽇本語を話す場合、⽇本語で考えている内容を言葉で表現する。または、普段思っていたことを瞬間的に頭で考えて⼝に出して表現しています。
こう書くと当たり前のことのように思われがちですが、「発話のスタート地点は話している言語で考えること」というのはあまり知られていません。
これを英語に当てはめると英語で話したい場合は、英語で考える必要があるとなります。
つまり「英語で話す=英語で考える」ということになりますので、話せるようになりたい場合は「英語で考える練習」をしてください。
ここまでですと「英単語・英文法」の2つを勉強すれば対応できますが、実際に発話の段階になると、発音の練習が必要になってきます。

英語で話す練習は必要ですか︖

質問者様のレベルによって回答が変わります。
英語は「英単語 英文法 発音」から成りたっています。
英単語と英文法がまだ不安いう方は、実際に英語を話す練習をするよりも、ゆっくりでいいので英語で考えることをしてください。
英語の基礎⼒がない状態から、英語でコミュニケーションすると「変な癖のある英語」が⾝についてしまいます。
また、英語で考えるというのは、日本語で考えて英語にするみたいに、日本語は介在させてはいけません。
あくまでもすべて英語で行うことを意識して下さい。
なぜなら、英単語 英文法の知識が足りていない状況で、英語を実際に話す練習を始めても、思いついただけの単語をただ並べてしまうような変な英語になってしまいます。
問題なのは、その変な英語を誰かに訂正してもらっても、脳内に変な英語が印象として残ってしまい、間違った英語のまま定着してしまいます。
⾃分で考えたことは頭に残りやすく、話す練習を始める前に「英語で考える練習」を行うべきなのです。
もちろんその後には発音の勉強であったり、実際に英語で話す勉強は必要になります。

英語を上達させるにはまずは何から勉強したらいいですか?

率直に言って問いがかなり抽象的に思えたので、長文で以下回答します。

目的を明確にする必要があります。
「英語を上達させる」というフレーズが何を指しているのかというところをもっと掘り下げてもいいと思います。
友達になった外国人と英語でコミュニケーションできるようになりたい、学校の英語教科を得意科目にしたい、
海外スポーツの実況や解説が何を話しているのか聞き取れるようになりたいなど。

では、どうするか?
目的に応じて「上達」とは何を指すのかをきちんと自身で答えを持つことが必要です。
そして、その「上達」したといえるための手段を掘り下げてみてください。

前置きが長くなりましたが、次の場面をイメージしてみてください。
例えば、アナタが海外旅行に行ったとしましょう。旅行先の公用語は何語でも構いませんが、日本語が通じる人がいないということを必ず想定してください。
言葉が通じなければ、アナタは旅行先で生の情報が得られることはまずないでしょう。
向こうの言語を全く知らずに行くわけにはいきませんよね?
当然ながら、語学面での準備をすることになるでしょう。
そこで、何を話せばければならないのか?現地の住民からどんな言葉を聞き取れるようにしないといけないのか?
色んな場面を想定してみてください。
∟ 旅行先で突然腹痛に襲われ、トイレの場所を知りたくなったら?
∟ パスポートが盗まれたとき、交番にそのことを伝えて必要な手続きをとらなければならないのだとしたら?
∟ 旅行先の市場で値切り交渉をしたいのなら?
というように、挙げればキリがありません。
英語も日本語と同じように人との意思疎通をとるためのツールにすぎません。
発音や文法の理解も、必要に駆られなければ本当の意味でなされないでしょう。
目的と手段の関係を意識してください。
今の時代であれば、多少のブラウザ検索によって、必要なフレーズを伝えることは難しくないと思います。
もっとも、必要なフレーズを使って「目的」を達成して満足していては上達したとは言えません。
検索を通じて知りえた英文がどんな意味を持っているのかを分解して意味ベースで自分なりに理解していこうと
努力できたのであれば、「上達」するようになるのではというように思います。

以上を踏まえた上で、私ならどうするのかをお話しさせていただきます。
海外旅行先で英語で困らないにしたいのであれば、簡単な英会話のフレーズ集のようなものを購入し、
そのフレーズを空で言えるようにします。また、フレーズ内の単語についても理解を深めるように努めます。

例えば、「自分のパスポートが盗まれた」と英語表現するのであれば、

I had my passport stolen.
パスポートを盗まれた。

My passport was stolen.
パスポートを盗まれた。

という形で表現することになるでしょう。次に、フレーズ内の単語に着目します。
「stolen」は、「steal(盗む)」の派生した形で、受け身の表現ということを認識したのであれば、
パスポートという物が盗まれたというように連想できるようになるかと思います。
そして、そこからもう少し掘り下げるのであれば・・・
had(have) のあとに「my passport stolen」と続いているが、これはいったいどういうことなのかに着目します。
have の後には物だけでなく、物についての状況的な意味合いを持たせることもできます。
「my passport 」が「stolen」ということなので、私は自分のパスポートが盗まれた状況に陥ったということを意味合いとして理解することとなります。
ここで大切なのは、あまり過去分詞だとか、目的語だとかといった「英語用語」にあまり囚われすぎないようになることに尽きます。
慣例を大切にしてください。個人的にはルー大柴くらいのノリで英語を掘り下げていくのが気持ちの上でも楽になるかと思います。

以上、長文が過ぎたかもしれませんが、一回答としてご参考になれば幸いです。

留学時に最初に覚えたほうがいいよというフレーズを教えて下さい。

私が渡米した時に、最初に覚えたフレーズや、これはよく使ったな~というフレーズをご紹介させて頂きます。

I’m not sure how to explain it.
どう説明していいか分からない
※込み入った話しになるとなかなか表現しずらいので、前置きとして伝えておくと相手にストレスを与えませんし、相手も理解しようと注意力を上げてくれます。

I’d like to ~.
「~したいです」

Anyway
とにかく(とにもかくにも)
※話の転換点や話をまとめたりするときに使えます。

It’s up to you.
あなた次第です/お任せします

That’s it.
これで全部です/以上です
※レストランなどで「注文は以上です」やプレゼンで「以上です」などとして使えます。

Cool!
いいね!/かっこいいね!
※褒める、同意、賛同など様々な場面で使えます。

などのように、身近に実際あったことから、少しづつバリエーションを増やすと良いでしょう。

頭の中で翻訳しないで英語を理解する練習法を教えて下さい。

おすすめの方法は以下3つありますので、是非実践してみて下さい。

1.英語の映画やドラマを聞き流すトレーニング法

本来であれば、聞き流すだけでも効果があるなんて都合のいいことはないのですが、ある条件1つだけ加われば、「聞き流し」も英語学習において非常に効果的になります。
それは、聞いている内容の8割から9割以上を理解できるものであれば「聞き流し」も非常に効果的だということです。

2.スマホの言語設定を英語にして日常的に英語を目に入れる

これは普段使いとして最も近いものがスマホですね。その言語を英語に設定すると否が応でも英語に毎日触れるようになり、脳が自然と英語を認識し始める効果があります。

3.英語で独り言を言う癖を日常的に身に着ける

毎日常に英語で独り言を言う練習をするとすごい頭のトレーニングになります。これは最初は単語が出てこなかったり、言い回しが合っているのか分からなかったりしますが、数か月続けてみると、急に英語力が増します。

例えば、

It’s muggy today.
今日は蒸し暑いな~

The train is crowded again today.
今日も電車込んでいるな~

などのように、身近に実際あったことから、少しづつバリエーションを増やすと良いでしょう。

「うらやましいな」って言いたいときは I envy you. は正しく伝わりますか?

– I envy you.
は、意味としては大きな間違えではないので伝わることには伝わるでしょうが、不自然に聞こえます。
例えば、ネガティブに「妬む」に近い印象です。

相手に「うらやましいなぁ」「いいなぁ」という意味で、正しく理解してもらうためには、
– I’m jealous.
と言うのが適切です。
このニュアンスは、相手の良い出来事に対して嬉しく思いつつ、ポジティブに「羨ましいなぁ」「いいなぁ」という意味になります。

A: I’m going to Australia next month.
 来月、オーストラリアに行きます。
B: I’m so jealous.
 めっちゃいいね~(ポジティブなニュアンスで)

外国の方と話していると、たまに I don’t know ばかりおうむ返しのように言っている場合があります。シチュエーション別にもっと細かい表現で伝えれるようになりたいです。

ステップアップのためにいくつか紹介しますので、参考にしてみて下さい。

– I’m not sure.
(はっきりわかりません。)
自信の返答や回答に自信がない時に、曖昧にごまかしたいときに使えます。

次にご紹介したいのが、
– How should I know?
(そんなこと聞かれても分かるわけないでしょう。)
で、その質問をされたことにイライラしていることを表現しています。

– Who knows?「Who knows the answer to that question? の略」
(だれがその質問の答えを知っているの?)
つまり「だれにも答えは分からない」というフレーズです。

最後にご紹介したいのは、
– Your guess is as good as mine.
(あなたと同じく私も分からないよ)
です。これは相手と同様に私にも分からないと言いたいときに使えます。

Is Yuki coming to the party tonight?
ユキは今日のパーティーに来るの?
I’m not sure. I’ll text her.
分からないな~。メールしてみる。

How is your ex doing.
元カノどうしてるの?
How should I know?
知るか!

Thank you. 以外に相手に感謝の気持ちを伝える表現を知りたいです。

相手の親切な行為に対して「あなたは最高だ」と感謝の気持ちを伝えることができます。

You’re the best!
あなたは最高です。(感謝の気持ち)

もっとカジュアルに伝えたい場合は、

You’re amazing!
あなたは最高!(感謝の気持ち)

You rock!
お前サイコー(感謝の気持ち)

もっと丁寧に感謝の気持ちを伝えたい場合は、

That’s very kind of you.
ご親切にどうもありがとうございます。(感謝の気持ち)

また、

Thanks a lot.
Thank you very much.
ありがとう。

の代わりに、より感謝の気持ちを込めて使える口語的な表現で、

Thanks a million.
100万のありがとう ⇒ 感謝の気持ちを強調した「ありがとう」

というのもあります。ぜひシチュエーション別に使い分けれるようにしてください。

ネイティブスピーカーが聞き取りやすい発音の仕方はあるの?

英語の発音を上達させるためには、弱く発音すべき語や句を覚えることです。
特に共通して弱く発音するのは、文中でよく出てくる冠詞や前置詞などに代表される機能語、つまり

of, to, for, from, the, can, must, have, are etc

などが「弱音形」です。
これらを弱音形で発音するとネイティブの耳には、自然かつ心地よく響くとされています。
この他に、気を付けて欲しいのが、弱い発音と強い発音のコントラストをはっきりさせる事で、これは英会話をする上でたいへん重要です。
次の各単語をどう発音するか比べてみましょう。上から順に「can, that, for」の順で強音形と弱音形で比較します。ネイティブはこれら強音形と弱音形をきちんと区別しているのです。

Can you do it?
できるの?
Can : kæn

I can do it.
できるよ。
can : k(ə)n

I didn’t know that.
それは知らなかった。
that : ðæt(指示代名詞)

I didn’t know that he was Chinese.
彼が中国人とは知らなかった。
that : ðət(接続詞)

Who are you waiting for?
誰を待っているの?
for : fɔːr

I am waiting for Yuki.
ユキを待ってる。
for : fər

これらが重要だと言われても、簡単に身につくわけではないということも事実ですね。
弱い発音を使えるということは、ごくふつうに英語を聴いたり話したりする中で身についていくもので、外国人が何百年も話して変化させてきた英語の癖とも言えます。これらは自然と日常生活のなかで身についてくるものです。
ですので、基本的には弱い形で発音する語をその都度覚えていき、少しづつ正しい発音へと修正しつつ、その他は非ネイティブが話す英語の癖や個性として受け入れるのも一つです。
癖とか個性と割り切って発音矯正を学習しないのはダメですが。

最近、洋画鑑賞が英語に良いというのをSNSでよく見ます。
具体的には洋画鑑賞でどういう風に勉強すればいいでしょうか?

1.楽しめそう・面白そうな洋画を選択する
2.日本語字幕→英語字幕→字幕なしで観る
3.英語字幕が読めるなら、 英語字幕→字幕なしの順番でOK
4.わからない単語は、映画を止めて単語を調べる
5.映像で覚えた単語は文字のみと比べ、 断然記憶に残る

上記内容を意識して洋画を通して英語学習をするといいですね。頻出単語を映像で覚えられますし、書き英語ではなく、 生の話し英語を学べるのもメリットです。英語に慣れてきたら、純粋に楽しみながら学ぶことができるのも利点です。

英会話やコーチングは受講に際してどういう風に望めばいいでしょうか?

1.オンライン英会話で週2回以上受講する
2.時間が許すなら、毎日受けるのがベスト
3.講師に自分の英語目標を共有する
4.自分が改善したいポイントの指摘を、講師に要望する
5.レッスンの予習・復習をすると、 学習効果が格段に上がる

最も大切なのは、ネイティブと会話することを楽しむですが、上記5点は意識的に抑えておいたほうがいいかなと思います。
英会話やコーチングを受講するメリットは、楽しみながらスピーキングスキルが身についたり、自分の英語目標に講師もコミットしてくれる、英検二次や転職の英語面接で大いに役立つなどがあります。ただし、自分に合った講師を選ぶと言うのも重要で、その点については③や④を相談した時の反応を見て決めればいいかなと思います。

英語で何と言うか分からない時の上手な対処法を教えて下さい。

一番の対処法は、簡単な日本語に言い換えてから英語に直すといいでしょう。
例えば「大船に乗った気持ちでいてください」を英語にしようとすると、かなり高い英語力が求められます。
しかし、「大船に乗った気持ちでいてください」というのは、「何の心配もしなくていいよ」と言い換えができますね?
このように簡単な日本語で表現する練習をしてみるといいでしょう。

大船に乗った気持ちでいてください

Please feel like you’re on a big ship??
※ 全く通じません

何の心配もしなくていいよ

Don’t worry about anything.
※ これだと言いやすくて相手も理解可能

同じように「急にそんなこと言われても決められないよ」を英語にしようとするとかなり難しいですね。
ですが「少し時間が必要だ」と言い換えると、不思議と簡単な英語で表現できます

急にそんなこと言われても決められないよ

I cannot decide ~?
※ 難しい

少し時間が必要だ

I need more time.
※ これだと言いやすくて相手も理解可能

関連記事

  1. 英単語力をつけるための Q&A

    英単語力をつけるための Q&A

  2. ライティング力をつけるための Q&A

    ライティング力をつけるための Q&A

  3. 英語テストにおける注意点や対策

    英語テストにおける注意点や対策

  4. 会話・スピーキング力をつけるための Q&A

    会話・スピーキング力をつけるための Q&A

  5. リスニング力をつけるための Q&A

    リスニング力をつけるための Q&A

  6. 英会話における注意点

    英会話・日常会話における注意点

  1. 中学英語やり直し[中学英文法 基礎確認問題]

    中学英語やり直し[中学英文法 基礎確認問題]

  2. 中学英語やり直し[中学英文法の基礎確認問題]

    中学英語やり直し[中学英文法の基礎確認問題]

  3. 中学英語やり直し[関係代名詞と接続詞のthatの違い]

    中学英語やり直し[関係代名詞と接続詞のthatの違い]

  4. 中学英語やり直し[中学英語の復習問題]

    中学英語やり直し[中学英語の復習問題]

  5. 中学英語やり直し[基礎英文法の復習問題]

    中学英語やり直し[基礎英文法の復習問題]

  1. 話がスムーズに聞こえるテクニック英語

    ネイティブが仮定法過去を解説すると

  2. アメリカでも使われている日本語ってあるの?

    アメリカでも使われている日本語ってあるの?

  3. 日本語を直訳すると相手に通じない英語をご紹介!

    日本語を直訳すると相手に通じない英語をご紹介!

  4. Here you are と Here you go の違いをネイティブが徹底解説!

    Here you are と Here you go の違いをネイティブが徹底解説!

  5. 会話を広げることができる英語のフレーズを使ってみよう

    会話を広げることができる英語のフレーズを使ってみよう

  1. あいづちに関する英語表現を学ぼう

    相づちに関する英語表現を学ぼう Part.2

  2. 喫煙・禁煙などたばこに関する英語表現を学ぼう

    喫煙・禁煙などたばこに関する英語表現を学ぼう

  3. ネイティブが教える even の使い方

    覚えておかなければ全く意味が通じない「略語 / イディオム」大全集

  4. 単語を推理力は英語を理解する上でとても重要

    英単語の推理力は英語を理解する上でとても重要

  5. [列車 電車]に関わる英語の表現を学ぼう

    [列車 電車]に関わる英語の表現を学ぼう

Category