英語力をUPするの総合学習

省略に関して考える時にまず頭に留めておかなければならない考え方があります。以下を参考にして下さい。
省略を箇所を理解するコツは、すぐ前にある文の構造を確かめると良いです。
この理由は、「英語は同じことを繰り返し言うことを避ける言語」で、繰り返し言うくらいなら、表現を変えるか省略してしまうからです。
特に、and, but, or（もちろんこの限りではありませんが）の後ろでは省略が起こりやすく、これは and, but, or の前後は原則として文法的に同じになるという原則に起因しています。

では、本題の省略箇所を見ていきます。
– we learn in childhood
は、前後に「 ,（カンマ）」があるため挿入なので、一旦外します。
– This sort of art is meant to excite laughter, that to provoke our tears.
最後にある
– that to provoke
が文法的に変のように思いますが、
① 文頭の This と that が対
② to excite laughter と to provoke our tears が対
というところに目をつけると、
– This sort of art is meant to excite laughter, [and]
that [sort of art is mean] to provoke our tears.
という事に気づけるはずです。
※ [ ]内が省略箇所

This sort of art, we learn in childhood, is meant to excite laughter, that to provoke our tears.
この種の芸術は笑いを誘うためのもので、あの種の芸術は我々の涙を誘うためのものであることを、我々は子供の頃に学ぶ。

このような場合は、動詞の目的語が同じ場合に省略ができます。

以下のように the dishes は3つの動詞の目的語として同じですので、省略が可能です。
wash の目的語 → the dishes
rinse の目的語 → the dishes
dry の目的語 → the dishes

She has to wash, rinse and dry the dishes.
（She has to wash the dishes, rinse the dishes and dry the dishes.）
食器を洗い、すすぎ、乾燥させるのが彼女の仕事です。

以下英文では、それぞれの目的語が異なりますので省略が不可です。
go の目的語 → home
do の目的語 → his homework
clean の目的語 → his room

She has to go home, do his homework and clean his room.
彼女は家に帰り、彼の宿題をし、部屋を掃除しなければならない。

両方とも正解です。
但し、以下のようにどっちかに to を入れて、片方は省略するのはできません。
✕ She likes to eat, drink and to talk
✕ She likes to eat, to drink and talk

I’d は以下2つの省略になりますので、文脈からどちらかを読み解く必要があります。
∟ I’d = I would do （仮定法 would になり動詞の原形が続く）
∟ I’d = I had P.P/been doing （過去完了系統のhadで、過去完了や過去完了進行形にて用いる）

I’d like to buy that wallet.
あの靴を買いたいです。

I’d lived in Tokyo, before I moved to Osaka.
大阪に来る前に東京に住んでいました。

I’d been repairing the car when my father arrived home.
父が帰宅したとき、私はずっと車の修理をしていた

以下の略語と意味を確認してください。

以下の略語と意味を確認してください。

以下の略語と意味を確認してください。