Q&A
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過去完了進行形が苦手です。
どう覚えればいいでしょうか? -
過去進行形は、主語が doing(現在分詞)と、be動詞の過去形によって結ばれているのが特徴です。例えば以下英文では、Taku(タク)が、teaching(教えている状態)と、was(イコールであった)であることから、「タクは教えている状態と等しかった」すなわち「タクは教えているところだった」という意味になります。
ポイントは、単に動作や状態が「~だった」を説明するのではなく、動きを伴った表現「~していました」というニュアンスになるところです。
また、過去進行形は「主語=何かをしている」というコアイメージより、次の4つの用法に拡張されます。過去のある時点で進行中の動作や出来事 ある時点で~していた 過去のある到達点への接近 ある時点で、まさに~しかけていた 動作の反復(強調) ある時点はいつも~ばかりしていた 確定的な個人の未来や予定 ある時点は~する予定だった [進行中の動作や出来事]
学校で習う過去進行形の基本で、過去のある時点で何かが進行中だったことを表現します。
また、期間を表す副詞句を伴い、ある期間内の習慣を表現すこともあります。He was reading the novel.
彼はその小説を読んでいました[動作]He was studying at university in 2020.
2020年、彼は大学で勉強していました[習慣][到達点への接近]
ある程度短いで終わる動作を進行形にすると、短期間で到達点に近づくことを表します。It was getting darker.
だんだん暗くなっていった[動作の反復(強調)]
always, constantly, all the time のような副詞を用いて、動作の繰り返しを強調して感情的表現を行います。
また、上記のような副詞を伴わないような場合、例えば「うれしさのあまり飛び跳ねる(jump)」「外でノックしている(knock)」のように体の動きを表す動詞で表現することもできます。She was always working.
彼女はいつも仕事ばかりしているSomeone was knocking on the door.
誰かがドアを叩き続けていた[確定的な個人の未来や予定]
事前に計画していたり、気持ちではその行為に向かっている場合に使れます。ポイントは、個人的な予定を表す時に使います。He was leaving the next day.
翌日には出発する予定だった。
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過去進行形と過去形の違いを教えて下さい。
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[過去進行形]
動作の途中(まだ終わっていない)ことを表し、過去進行形は過去のある地点で、 動作がまだ途中であったことがイメージされます。
下の英文の場合、「みんながお昼ご飯を食べている途中にユキが到着した(動作の途中→動作完結)」ことを表します。
[過去形]
動作の完結 過去形は動作の完結がイメージされるので、二つの動作を並べるときは 一個の動作が完結して、またその後に違う動作が起こったということを表してくれます。
下の英文の場合、「ユキが到着してからランチを食べた(動作完結→違う動作)」ということを表しています。When Yuki arrived, we were having lunch.
ユキが着いた時、みんなはランチを食べてたWhen Yuki arrived, we had lunch.
ユキが着いて、ランチを食べた