英語力をUPするの総合学習

「許す」「許可する」という意味の動詞 permit, allow, let の違いを教えてください。

permit、allow、letは、すべて同じような意味を持つ動詞です。
「許可を与える、誰かが何かをするのを許す、何かをしたりできるようにする」などの意味があります。

permit は、法律や規則に基づく「公の許可」という意味で、allow よりフォーマルな意味合いが強い単語です。
例えば、「この建物への入場を許可する・建設を許可する」「条例でこの場所での喫煙は許可されていない」といった感じです。

allow は、人が何かの動作をすること許す・認めるという意味で「一般的な許可」というニュアンスの語になります。
例えば、「子供がスマホを持つことを許す」「東京の大学へ行くことを許可する」という感じで日常的にも使いやすい語です。
そして、let よりフォーマルな意味合いの単語です。

let は、この3つの中で最もカジュアルな表現で「許す」というよりも「したいことを自由にさせる」というニュアンスが強いです。

次に文法的にそれぞれ説明します。
permit / allow は性質がよく似ていて、受け身の形をとれます。
また、直後に人を置くと、そのあとには to 不定詞が必要です。
– permit / allow someone to do something
let は受け身にできず、to 不定詞も必要ありません。
– let someone do something

例文も含めて確認してください。

He has not decided yet whether his leg injury will permit him to play this weekend.
彼は足の怪我で今週末にプレーできるかどうかまだ決めていません。

I would not allow a child to have a TV or a computer in their room.
子供が自分の部屋にテレビやコンピューターを置くことを許可しません。

Will you let me pay for the meal?
食事代を払わせてくれませんか？