ここでは接続詞の基礎について説明します。例えば接続詞が無いと「油が無い。料理が作れない。スーパーに買いに行った」のような表現になってしまいます。しかし、接続詞を使うと「油が無いから料料理が作れなくて、スーパーに買い物に行った」とスムーズに伝えることができます。これは英語でも同じことが言えます。とは言え、接続詞ばっかり使っている英文もおかしくなってしまうので、その辺りは文章のバランスを考えながら活用していくといいでしょう。
基本的な接続詞_
① and 「A と B」「A、そしてB」
② but 「A しかし B」「A でも B」
③ or 「A か B」「A それとも B」
④ so 「A、だからB」「A、それでB」
では、具体的に接続詞について勉強していきます。特に上記で紹介している「and」「but」「or」「so」の4つの接続詞は英語を学ぶ上で基礎的な内容になりますので、こちらを説明します。
接続詞:and
接続詞「and」は、連結を示す等位接続詞です。意味は「A と B」「A、そしてB」のように使います。
and:基礎例文
2つをつなげる場合は次のようになります。特に難しいことはありませんが、1点だけ注意が必要です。A and B が主語に来た場合、その動詞は複数扱いを受けます。(このページで説明する or はまた違ってきますので、後で同様の点に注目してください。)
You and I study English.
あなたと私は英語を勉強しています。
I like apples and oranges.
私はリンゴとオレンジが好きです。
and:3つ以上を繋げる場合
では、「AとBとC」のように3つ以上を繋げる場合はどうするのかですが、「A, B and C」「A, B, C and D」のように最後だけ and をつけ、その前は「,(カンマ)」で繋げます。
I like apples, oranges, and bananas.
私はリンゴ、オレンジそしてバナナが好きです。
and:代名詞をつなぐ場合
代名詞とは、「I(私)、You(あなた)、He(彼)、She(彼女)」などでしたね。これらをつなぐ場合にもルールがあります。その順番は「2人称>3人称>1人称」の順番にします。これは文法ルールと言えば文法ルールなのですが、会話のマナーとしてもこのようにするのがいいです。話を聞いてくれている「You(あなた)」をはじめに置き、その他の人を次に置く。そして自分は最後という具合です。仮に自分を最初に置くと、何となく横柄な文章に見えたりもします。ただし、あえて強調したい場合はこの限りではありません。
You and I are students.
あなたと私は生徒です。
You, Yuki, and I are good friends.
あなたとユキと私は良い友達です。
and:句や節をつなぐ場合
接続詞「and」は、上記で説明した通り単語どうしを繋げる役割がありますが、それ以外に句や節、動詞を繋げることもできます。以下をご覧ください。
I bought four apples and five oranges.
私は4つのリンゴと5つのオレンジを買いました。
I like oranges, and she likes bananas.
私はオレンジが好きで、彼はバナナが好きです。
接続詞:but
接続詞「but」は、逆説を表す等位接続詞です。意味は「A しかし B」「A でも B」のように使います。では but の基礎例文からみていきましょう。
but:基礎例文
She’s poor but happy.
彼女は貧しいが、幸せです。
He’s a young but competent worker.
彼は若いけど、有能な従業員だ。
but:句や節をつなぐ場合基礎例文
接続詞「but」も同様に句や節を繋ぐ場合に使えます。
She was called, but she did not answer.
彼女は呼ばれたけど答えなかった。
I went to Japan, but I didn’t go to Okinawa.
私は日本に行きましたが、沖縄には行きませんでした。
接続詞:or
接続詞「or」は、選択を表す等位接続詞です。意味は「A か B」「A それとも B」のように使います。では or の基礎例文からみていきましょう。
or:基礎例文
Yuki or I will be elected.
ユキか私が選ばれるでしょう。
Is Yuki at home or school?
ユキは家にいますか、それとも学校にいますか?
or:主語にある場合
「A or B」という形が主語に来る場合に、その動詞は「主語B」の形に一致させなければいけません。
You or I am going tomorrow.
あなたか私が明日行く。
∟ You are going tomorrow.
∟ I am going tomorrow.
Yuki or I am wrong.
ユキか私が間違っている。
∟ Yuki is wrong.
∟ I am wrong.
接続詞:so
接続詞「so」は、前の文章で理由を説明し、後ろの文章で結果を表す等位接続詞です。意味は「A、だから B」「A、それで B」のように使います。
so を使う場合は、「,(カンマ)」を so の前に置くことを忘れないで下さい。
so:基礎例文
Yuki had a fever, so she was absent from school.
ユキは熱がでたから、彼女は学校をやすみました。
It was raining, so the game was canceled.
雨が降っていたので、試合は中止になった。
接続詞に関するよくある質問&解答
「接続詞の単元で不明点があればこちらから」
PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、接続詞に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。
まとめ
「ここで解説した以外にも用法はある!」
このページでは「and」「but」「or」「so」の基礎的な使い方を解説してきました。ここには書いていない用法もたくさんありますが、ひとまずはここに書いてあることを覚えるようにしてください。中学2年、3年と上がるにつれて様々な用法を学ぶことになります。
英語学習にはセカンドオピニオンが必要!!
一般的には、英語上達に必要な文法・語彙・発音・コミュニケーションの指導をたった一人の先生に求める傾向がありますが、医師でも精神科や眼科や救急科など専門分野に分かれているのと同様に、英語講師にもそれぞれの強みや弱みがあるので、英語の先生を一人に限定する必要はありません。