接続詞 if とは?
「ここでは if(もし~ならば)という英語の表現を学習します」
接続詞のifは、下記の例文のように「もし~ならば」という「条件」を表します。
[肯定文]
If it rains tomorrow, I will stay at home.
明日雨が降ったら、家にいます。
上記の英文では、I will stay at home. (家にいます)という情報を、if 以下(it rains tomorrow)で「どんな条件の時」なのかを補足説明しています。
Let’s play soccer if you are free.
もし貴方が暇ならば、サッカーをしましょう。
上記の例文では、Let’s play soccer (サッカーをしましょう。)という情報を、if 以下(you are free)で「どんな条件の時」なのかを補足説明しています。
接続詞 if の用法
「if 主語+動詞 ~(if節)」の形は暗記しましょう
接続詞の if は「もし~ならば」という意味を表し、If+主語+動詞 ~(if節)という形をとります。接続詞 if は、以下の3つのルールを覚えて下さい。
接続詞 if のポイント_
◆ if節の中身は未来のことであっても、現在形を使う
◆ 結びにはwill、canなどの助動詞を使うことが多い
◆ if節は主語・動詞がある完全な文になる
if節の動詞は現在形を使う
if節の訳は「もし~なら」なので、if節の中の動詞は未来形になると思う方もいるのではないでしょうか?結論からいうと、if節の中の動詞は現在形です。
[if節の動詞は現在形]
If it rains tomorrow, I will stay at home.
明日雨が降ったら、家にいます。
[if節の動詞は現在形]
Let’s play soccer if you are free.
もし貴方が暇ならば、サッカーをしましょう。
if節の中身の動詞が現在形である理由は、話し手がその出来事が起こることを前提として話しているからです。
例えば、さきほどの例文の中でif節は「雨が降ったら」「暇ならば」と訳せます。
この文の場合、それぞれの前提で話しているため、if節の動詞は現在形で使います。if で未来の話をしているからといって、未来形にしないように注意しましょう。
if節の動詞は現在形を使う
Let’s のパターンも多いのですが、will, can を使うパターンもよく試験で出題されます。必ず覚えて下さい。
文の結びに will, can などの助動詞を使うことが多い理由は、あくまで断言できないことを話しているからです。以下英文だと、それぞれ「家にいる」「手伝える」というのは「雨が降った場合」「忙しい場合」なので、断定表現は使えません。そのため、will, can などの助動詞を使って断定を避けています。
[文の結びは will, can などの助動詞を使う]
If it rains tomorrow, I will stay at home.
明日雨が降ったら、家にいます。
[文の結びは will, can などの助動詞を使う]
I can help you if you are busy tomorrow.
もし明日忙しいなら、私があなたを手伝うことができます。
If は文頭にも文中にも置ける
「文頭に if を用いる場合はコンマを忘れずに」
上記2つの例文を見ると、接続詞のifを文頭にも文中にもおいています。接続詞の if は、「文頭に置く場合」と「文中に置く場合」の2種類があります。ただし、文頭に if を置く時にはif節が終わった場所にコンマをつけましょう。
[文頭に if節を置く場合はコンマで区切る]
If it rains tomorrow, I will stay at home.
明日雨が降ったら、家にいます。
[文頭に if節を置く場合はコンマで区切る]
If you wait a few minutes, I’ll give you a ride.
数分待ってくれれば、車で送るよ
接続詞 if のまとめ
「4つのポイントは暗記してから試験に臨んでください」
接続詞のifについて、以下のポイントをご紹介しました。正しく使いこなせるように改めて覚えて下さい。
接続詞 if のまとめ_
◆ 接続詞の if は、「もし~ならば」という「条件」を表す
◆ if節の中の動詞は現在型(未来系にしないように注意)
◆ 文の結びには will, can などの助動詞を使う
◆ If は文頭にも文中にも置ける
◆ If節は完全な文になる