不定詞の名詞的用法とは
「動詞を名詞のように扱うto不定詞」
不定詞の名詞的用法とは、「…すること」の意味の意味をもち、文字通り「to不定詞」を名詞のように用いる用法です。次にto不定詞の名詞的用法の基礎英文を紹介します。
To learn English is useful.
英語を学ぶことは役に立ちます。
尚、to不定詞の形容詞的用法と副詞的用法は以下リンク先よりご覧ください。
不定詞の名詞的用法の使い方
「主語・目的語・補語として不定詞を使いましょう」
不定詞の名詞的用法(to+動詞の原形)は、名詞の働きをし、「主語・補語・目的語」などに用いることができます。それぞれの用法について、詳しく見ていきましょう。
名詞的用法の働き_
◆ 主語として使う場合
◆ 目的語として使う場合
◆ 補語として使う場合
例えば下の英文では、my hobby(私の趣味)=to collect toy cars(ミニカーを集めること)という関係が成立し、保護として使われています。
My hobby is to collect toy cars.
私の趣味はミニカーを集めることです。
主語になる場合
不定詞の名詞的用法では、to不定詞を文頭に置くことで主語として使うことができます。
English is easy.
英語は簡単です。
上の英文は、単に「英語が簡単です」という表現です。この英文だけでは情報量が少ないため、英語の何が(話す、聞くなど)簡単なのかを判断できません。
しかし、以下のようにto不定詞(名詞的用法)を使うことでより具体的に表現することができます。
To speak English is easy.
英語を話すことは簡単です。
この英文は、To speak English(英語を話すこと) が主語になることで、話すことが簡単だということがわかるようになりました。
目的語になる場合
to不定詞の名詞的用法は、動詞の目的語としても使えます。
I like tennis.
私はテニスが好きです。
上記の英文では、テニスの何が好きなのか(プレイすること、観戦することなど)が判別できません。しかし、下の英文のように不定詞を使うことで具体的な表現ができます。to以下で「何が好きなのか」という目的語を表しています。
I like to play tennis.
私はテニスをすることが好きです。
補語になる場合
to不定詞の名詞的用法は、補語としても用いられます。補語は、動詞の意味を補う言葉のことで、「主語S=補語C」の関係になります。下の英文では、my hobby(私の趣味)= to collect toy cars(ミニカーを集めること)という関係が成立しています。
My hobby is to collect toy cars.
私の趣味はミニカーを集めることです。
まとめ
「不定詞の中でも難易度は低いので必ず得点できるようになりましょう」
ここでは、中学2年生の英文法で習う[名詞的用法 不定詞]を説明しました。おさらいですが下の枠内は必ず暗記してください。
「to+動詞の原形」
◆ 主語として使える
◆ 目的語として使える
◆ 補語として使える
形はすべて「to+動詞の原形」です。置く場所によって「主語・補語・目的語」のどの働きをするかが変わってきますので、英作文で練習したように考えて英文を読み解くようにしてください。