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現在完了形[結果]の用法
「そのモノ・コトがもたらした結果が今も続いていることを表す」
現在完了の結果では、「〜してその結果…である」「~してしまった」と訳します。つまり、もたらされた結果が今も続いているというニュアンスです。過去形との区別が重要ですので、以下でそれぞれの例文をご紹介します。
[過去形]
I lost my wallet.
私は財布を無くした。
※ 今はあるのかないのかは不明
[現在完了形]
I have lost my wallet.
私は財布を無くした。
※ 現在も財布は無い状態が続いている
このように、過去形は昔のある時点のことを表し、今の状態は不明ですが、現在完了形 結果の場合は、過去の結果が残っていて、今も財布が無いという状況を説明しています。
日本語だとほとんどのパターンで同じ訳になるため、ややこしいですが、「時間軸」と「今はどうなのか?」の二つを意識して読むようにしましょう。
では、もう1パターン演習を行いましょう。
[過去形]
Summer came.
夏が来た。
※ 今は夏かどうかの記述はない
[現在完了形]
Summer has come.
夏が来た。
※ 今も夏である
現在完了形[結果]と過去形の違い
「過去形との違いのニュアンスを知ろう」
現在完了形[結果]と過去形は両方とも「~した」と訳すことができますが、次のような違いがあります。具体的には以下のようになります。
現在完了形 結果と過去形の比較_
過去形
∟「今」を含まない。基本的に過去を表す「いつ?」に相当する語句と使うのが一般的
have+過去分詞
∟ 「今」を含む
Spring came later than usual this year.
今年は春の到来が遅かった
Spring has come.
春が来た
※ 話す時には春が来ている
現在完了[結果]でよく使われる単語・イディオム
「現在完了形 結果を学ぶ上で非常に重要な単語やイディオム」
ここでは、現在完了の結果を使う時によく使われる単語やイディオムをご紹介します。
have gone to+場所「〜に行った」
この表現はよく目にし、「~に行って今はここにいない」というニュアンスになります。
She has gone to China.
彼女は中国に行ってしまった。
※今も日本にいない
My uncle has gone to Tokyo yesterday.
私のおじは昨日東京に行きました。
※今も戻ってきていない
このフレーズでよく間違えやすいのが、現在完了形 経験の「have been to +場所」と混同してしまうことです。以下に違いをまとめましたので、しっかり覚えましょう。
現在完了形 経験と結果の比較_
現在完了 結果「have gone to+場所」
⇒ ~に行って今はここにいない
現在完了 経験「have been to+場所」
⇒ ~に行った事がある
現在完了形に関するよくある質問&解答
「現在完了形」の単元で不明点があればこちらから
PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、現在完了形に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。