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関係代名詞の目的格とは?
「関係詞節の中で目的語の働きをする関係代名詞」
まず、関係代名詞のおさらいをしましょう。関係代名詞とは「名詞を詳しく説明するための手段」で、形容詞の働きをするための文法でした。
そして、ここで説明する関係代名詞の目的格とは、関係詞節の中で目的語の働きをします。
では、以下英文を関係代名詞を用いて、書き換えてみましょう。
He is a man. I met him yesterday.
彼は男性です。私は彼に昨日会いました。
これを関係代名詞を用いて表現すると、次のようになります。
He is a man (who / whom / that) I met yesterday.
彼は、昨日私があった男性です。
上記英文では、関係代名詞(who / whom / that)以下は、先行詞の a man を修飾しています。
このような働きをする関係代名詞の目的格は、「who / whom / which / that」の4パターンあり、省略することも可能です。
He is a man who I met yesterday.
(= He is a man I met yesterday.)
(= He is a man whom I met yesterday.)
(= He is a man that I met yesterday.)
関係代名詞 目的格の種類「who, whom, that, which」
関係代名詞の目的格は、「who, whom, which, that」の4種類あり、先行詞が「人の場合」と「人以外の場合」「両方で使える場合」で使い分ける必要がありますので必ず覚えて下さい。また、関係代名詞の目的格は、省略することが可能だということも重要な要素です。
先行詞 | 関係代名詞 |
---|---|
人の場合 | who, whom |
人以外の場合 | which |
両方で使える | that |
関係代名詞 目的格の英作文
「英作文を通して関係代名詞 目的格の理解を深めましょう」
関係代名詞 目的格の英作文のポイントは、次の3つになります。この手順で英作文を行いましょう。
関係代名詞 目的格のポイント_
・先行詞となる語が「人」か「人以外」かを見極める
・先行詞が「人」か「人以外」かによって、代名詞を「who」「whom」「which」「that」に置き換えて、文頭に移動
・関係代名詞の節を先行詞の後ろに置く
先行詞が人の場合
先行詞が人の場合、上述した通り関係代名詞の目的格は「who」「whom」「that」「省略」のいずれかを用います。尚、関係代名詞の目的格は基本的に省略されて「who」「whom」「that」は使わない場合が多いです。
定期テストなどではあえて記載せよなどの問題が出題されます。
以下英文では、先行詞が a friend のように人ですので「who」「whom」「that」「省略」の4つのパターンで書くことができます。
私には、みんなに好かれる友達がいます。
= 私には友達がいます + みんなが友達を好きです
I have a friend who everyone likes.
(= I have a friend whom everyone likes.)
(= I have a friend that everyone likes.)
(= I have a friend everyone likes.)
= I have a friend + everyone likes him.
では別の問題で英作文してみましょう。
題:あなたは私が公園で見た少年を知っていますか?
まずは、文章を分解しましょう。
・Do you know the boy? (少年を知っていますか?)
・I saw him in the park. (私は公園で少年を見ました)
先行詞となる the boy は人で、下の文の him = the boy は目的語ですので、関係代名詞の目的格である who, whom, that を用いて以下のように文章を繋げます。
Do you know the boy who I saw in the park?
(= Do you know the boy whom I saw in the park?)
(= Do you know the boy that I saw in the park?)
(= Do you know the boy I saw in the park?)
あなたは私が公園で見た少年を知っていますか?
先行詞が人以外の場合
先行詞が人以外の場合、関係代名詞の目的格は「which」「that」「省略」のどれかを使いましょう。
以下英文では、a book と it は同じ本で、it は関係詞節の中で目的語になります。
また、先行詞はモノですので、関係代名詞の which(that)に置き換えて「先行詞+関係代名詞目的格+S+V」のようにできます。
これは、昨日私が購入した本です。
= これは本です + 私は昨日本を購入しました。
This is the book which I bought yesterday.
(= This is the book that I bought yesterday.)
(= This is the book I bought yesterday.)
= This is a book + I bought it yesterday.
では別の問題で英作文してみましょう。
題:これは私が昨日書いた手紙です。
まずは、文章を分解しましょう。
・This is the letter. (これは手紙です。)
・I wrote it yesterday. (私が昨日書きました。)
先行詞となる the letter は物で、下の文の it = the letter は目的語ですので、関係代名詞の目的格である which, that を用いて以下のように文章を繋げます。
This is the letter which I wrote yesterday.
(= This is the letter that I wrote yesterday.)
(= This is the letter I wrote yesterday.)
これは私が昨日書いた手紙です。
関係代名詞に関するQ&A
「関係代名詞」の単元で不明点があればこちらから
PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、関係代名詞に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。