Contents
関係代名詞の所有格とは?
「所有格と同じはたらきをする whose」
関係代名詞の所有格とは、関係詞節の中で「~の」を意味する代名詞「my, your, his, her, its, our, their」と同じ働きをするものを指します。
関係代名詞の所有格の特徴を以下にまとめていますので、しっかり覚えて下さい。
それでは、具体的な英文をみていきましょう。関係代名詞の所有格は主格と比較すると分かりやすいです。
関係代名詞の所有格_
・関係代名詞は「名詞を詳しく説明するための手段」で、形容詞の働きをする
・関係代名詞 所有格は関係詞節の中で「~の」を意味する代名詞
・関係代名詞の所有格では「先行詞+whose+名詞+動詞」の順に言葉が並ぶ
[主格]
This is the girl who was on TV yesterday.
こちらが、昨日テレビに出ていた少女です。
= This is the girl + she was on TV yesterday.
※ 先行詞の「少女」が「テレビに出ていた」ことになります。
以下英文では、テレビに出ていたのは、先行詞の少女ではなく「母親」になります。このように関係代名詞の所有格 whose は「her」の役割を果たしています。
[所有格]
This is the girl whose mother was on TV yesterday.
こちらは、昨日テレビに出ていたお母さんの娘さんです。
= This is the girl + her mother was on TV yesterday.
関係代名詞の所有格は「whose」だけ
関係代名詞の所有格は「whose」だけとなります。先行詞が人でも人以外でも「whose」と覚えましょう。
先行詞 | 関係代名詞 |
---|---|
人の場合 | whose |
人以外の場合 | whose |
両方で使える | なし |
関係代名詞 所有格の英作文
「whose は(〜を持つ)という意味で考えるとわかりやすい」
ここでは、先行詞が「人の場合」と「人以外の場合」の2パターンの関係代名詞 所有格の英作文を練習しましょう。
先行詞が人の場合
先行詞が人の場合、上述した通り所有格の関係代名詞では「whose」を使います。
以下英文では、a friend と her は同一人物で、同じ人を指す語がある2文は、関係代名詞を使って1文にまとめれます。
2つの英文をまとめるには、her を関係代名詞の whose に置き換えて、先行詞 a friend の後ろに続けます。
私の友人で、日本料理が得意なお姉さんがいます。
= 私には友達がいる + 彼女(友達)のお姉さんは日本料理が得意です
I have a friend whose sister can cook great Japanese food.
= I have a friend + her sister can cook great Japanese food.
では別の問題を英作文してみましょう。
題:私の友達で、お医者さんをしているお父さんがいます。
まずは、文章を分解しましょう。
・I have a friend. (私は友達がいる)
・His father is a doctor. (友達のお父さんは医者です)
a friend = his で、a friend は人を表す先行詞のため、関係代名詞の whose を用いて以下のように文章を繋げます。
I have a friend whose father is a doctor.
私の友達で、お医者さんをしているお父さんがいます。
先行詞が人以外の場合
先行詞が人以外の場合、所有格の関係代名詞では「whose」を使いましょう。
以下英文では、The book と Its は同じ本で、同じモノを指す語がある2文は、関係代名詞を使って1文にまとめます。
2つの英文をまとめるには、Its を関係代名詞の whose に置き換えて、先行詞 The book の後ろに続けます。
英語のタイトルが「Thomas & Friends: Gordon」という本は、これまでに数百万人に読まれています。
= この本は100万人以上の人々に読まれています + この本タイトルは「トーマス&友達のゴードン」です。
The book whose title is “Thomas & Friends: Gordon” in English has been read by millions of people.
= The book has been read by millions of people. + Its title is “Thomas & Friends: Gordon” in English.
では別の問題を英作文してみましょう。
題:私は屋根が赤色の大きな家が見えます。
まずは、文章を分解しましょう。
・I can see the big house. (私は大きな家が見えます)
・Its roof is red. (その家の屋根は赤色です)
a puppy = It で、a puppyはモノを表す先行詞のため、関係代名詞の which を用いて以下のように文章を繋げます。
I can see the big house whose roof is red.
私は屋根が赤色の大きな家が見えます。
関係代名詞の所有格は比較的理解しやすいと思います。対象が人やモノのどちらでも whose を使い、that は使えない点に注意してください。
関係代名詞に関するQ&A
「関係代名詞」の単元で不明点があればこちらから
PM English School では、Lineやメールなどで英語への回答を全て無料で行っています。以下にQ&A集と質問方法をリンクしていますので、関係代名詞に関してわからないところがあるかたはQ&A集を参考にしてください。また、不明点があったり、質問をしたい方はご連絡ください。