[第2文型:S+V+C]英文法

第2文型の学習前に_

「S+V+C」の形をとる第2文型で使う代表的な動詞はbe動詞です。 第2文型が表す主とする意味は「S=C」ですのでbe動詞の場合はイメージしやすいはずです。一方で、一般動詞も第2文型をとる語があり、「S=C」の関係になるのは同じですが、そこに一般動詞の持つ本来の意味がが加わります。
この事を意識しながら本ページを読み進めると第2文型の理解が早まります。

「第2文型:S+V+C」は、第一文型と違いS(主語)と V(動詞)だけでは文章が成立せず「C(補語)」という存在が必要な文型です。
Cには「名詞・代名詞・形容詞」が置かれ、第2文型は主語を補語が「どんな人か」「どんな状態か」など説明する文型になり「S=C」の関係が成り立つのが特徴となります。

第2文型の特徴_

S+V+C(主語+動詞+補語)
訳 :SはCです
  :SはCの状態だ
  :SはCになる
  :SはCのようだ
  :SはCと感じる
特徴:「S=C]の関係となり[C=名詞・代名詞・形容詞]が来る

ここまでで、第2文型がどんな文型か理解できたと思います。
次に第2文型の動詞に焦点をあてて解説していきます。「S=C」の関係性が成り立つ第2文型ですので、上記5パターンの訳になる場合が多いです。

be動詞

「SはCです。」という訳になり、be動詞を用いた「S=C」の関係になります。

My son is a student.
私の息子は学生です(息子=学生)

This is my car.
これは私の車です (これ=車)

I am very angry.
私はとても怒っている(私=怒っている)

状態を表す動詞

状態を表す状態動詞を用いた第2文型では「SはCの状態です」という訳になり、「S=C」の関係になります。
よく使われる動詞は、以下の通りです。この機会に覚えましょう。

remain(依然)S=Cのままでいる
keepS=Cの状態をキープする、保つ
continue(引き続き)S=Cの状態が続く
stayS=Cの状態でとどまる
standS=Cの状態で立つ
lieS=Cの状態で横たわる

She kept quiet.
彼女は静かにしていた(彼女=静か)

She remained silent all day.
彼女は1日中静かでした(彼女=静か)
※ all day = 修飾語(M)

「~になる、~の状態になる」

「SはCになります」という訳になり、一般動詞を用いた「S=C」の関係になります。よく使われる動詞は、以下の通りです。この機会に覚えましょう。

becomeS=Cになる
come(いい状態)S=Cになる
fall(急に)S=Cで落ちる・倒れる
get(形容詞を伴い)S=Cになる(変わる)
go(悪い状態)S=Cになる
grow(時間をかけて)S=Cになる
runS=Cになる
turn(色・環境などが)S=Cになる(変わる)

She became an English teacher.
彼女は英語の先生になりました(彼女=英語の先生)

She got old.
彼女は年をとりました(彼女=年)

She went blind.
彼女は目が見えなくなった(彼女=目が見えない)

These leaves will turn red in the fall.
木の葉は秋に紅葉します(木の葉=紅葉)
※ in fall にするとカジュアルに聞こえる

Your dream will come true.
あなたの夢は叶うでしょう(あなたの夢=真実)

The deer fell dead.
鹿は急に死んだ(鹿=死んだ)

「~のようだ、~に見える」

「SはCのようだ・に見える。」という訳になり、一般動詞を用いた「S=C」の関係になります。よく使われる動詞は、以下の通りです。この機会に覚えましょう。

appearS=Cに思われる(見える)
seemS=Cに見える、のようだ
lookS=Cに見える、のようだ

He seems disappointed.
彼はがっかりしているようだ(彼=がっかり)

He looks happy.
彼は幸せに見える(彼=幸せ)

「~と感じる」

「SはCと感じる・匂いがする・味がする。」という訳になり、一般動詞の中でも知覚動詞を用いた「S=C」の関係になります。よく使われる動詞は、以下の通りです。この機会に覚えましょう。

feelS=Cの感じがする
soundS=Cに聞こえる
smellS=Cの匂いがする
tasteS=Cの味がする

I feel good today.
今日は気分がいいです(私=気分が良い)

Their explanation sounds reasonable.
彼らの説明はもっともらしく聞こえる(彼らの説明=もっともらしい)

This smells good.
これいい匂いがする(これ=いい匂い)

It tastes too hot.
それは辛すぎる(それ=辛すぎる)

第1文型と第2文型の違い

「同じ動詞でも意味が変わってくる」

第1文型は「S+V」となり、第2文型の「S+V+C」と違って補語(C)を必要としません。

[第1文型]
She looked at her father.
彼女は父のほうを見た(at her father は修飾語 M)

[第2文型]
She looked happy.
彼女は幸せそうに見えた(彼女=幸せそう)

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