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第4文型:S+V+O+O とは?
「Oは人と物になる」
第4文型は「S+V+O1(人)+O2(物)(主語+動詞+間接目的語+直接目的語)」の形をとります。
第4文型は「第3文型(SはOをVする)」に目的語(O)が加わった文型で、「Sは人にOをVする」という訳になります。
「人に」にあたる目的語を間接目的語、「物を」にあたる目的語を直接目的語と言います。
また、次のページで学習する、第5文型と混乱する人をよく見かけますが、第5文型は「S+V+O+C」の形をとり「O=C」という関係になるのに対し、第4文型は「S+V+O1+O2」の形をとり「O1≠O2」となります。
第4文型の基礎_
語順:S+V+O1(人)+O2(物)
(主語+動詞+間接目的語+直接目的語)
訳 :Sは人に物をVする
特徴:「O1≠O2」の関係となる
He gave me a watch.
彼は私に時計をくれた。
この英文では、「間接目的語=me」「直接目的語=watch」となり「O1≠O2」の関係になっていることがわかります。
My mother sent me an e-mail last night.
母は昨夜、私にEメールを送りました。
この英文では、「間接目的語=me」「直接目的語=E-mail」となり「O1≠O2」の関係になっていることがわかります。
これらのことより「S+V+O1+O2(= S+V+人+物)」と覚えたほうが楽です。
第4文型の書き換え
「定期テストで必ず出題される!」
第4文型は第3文型に書き換えることができます。まずはルールを覚えて下さい。
第4文型→第3文型_
S+V+O1+O2
→ S+V+O(物)+ to +O(人)~.
※ V が give型
→ S+V+O(物)+ for +O(人)~.
※ V が buy型
上記のように2つのパターンのうちどちらかに書き換えが可能です。
to か for にするかは、動詞で判断します。
その基準は、第4文型で使われる動詞は、to に書き換えれる「give型」と、for に書き換えれる「buy型」の動詞に分けることができ、基本的に give型の動詞の場合は to、buy型の動詞の場合は for に書き換えると覚えましょう。
「S+V+O+to+人」への書き換え
to の書き換えでよく出てくる第4文型で使われる「give型」の代表的な動詞は次のようになります。
たくさんありますので、全てを覚えるというよりも「give型」の動詞の特徴を掴みましょう。
これらの動詞の特徴は、人に向かってモノ・情報が移動する特徴があり、方向を表す前置詞の to を使います。
では第4文型を第3文型に書き換える英文を紹介します。
V+O1+O2 | 意味 |
---|---|
award+O1+O2 | O1にO2(賞)を与える |
feed+O1+O2 | O1にO2(食物)を与える |
give+O1+O2 | O1にO2を与える |
hand+O1+O2 | O1にO2を手渡す |
lend+O1+O2 | O1にO2を貸す |
offer+O1+O2 | O1にO2をオファーする / 申し出る |
owe+O1+O2 | O1にO2の借りがある |
pass+O1+O2 | O1にO2を渡す |
pay+O1+O2 | O1にO2を支払う |
promise+O1+O2 | O1にO2を約束する |
sell+O1+O2 | O1にO2を売る |
send+O1+O2 | O1にO2を送る |
show+O1+O2 | O1にO2を見せる |
teach+O1+O2 | O1にO2を教える |
tell+O1+O2 | O1にO2を言う、伝える |
write+O1+O2 | O1にO2を書いて送る |
第4文型 : I teach her English.
第3文型 → I teach English to her.
(私は彼女に英語を教えています。)
第四文型 : He gave me a present.
第三文型 → He gave a present to me.
(彼が私にプレゼントしてくれました。)
「S+V+O+for+人」への書き換え
for の書き換えでよく出てくる「buy型」の動詞の代表例は以下の表にあるような動詞になります。
こちらもたくさんありますので、全てを覚えるではなく「buy型」の動詞の特徴を掴みましょう。
これらの動詞では、誰かのために何かをするという感覚で、モノ・情報の移動はないため、for(~のために)を使います。
第4文型を第3文型に書き換える英文を紹介します。
V+O1+O2 | 意味 |
---|---|
bake+O1+O2 | O1にO2を焼いてあげる |
buy+O1+O2 | O1にO2を買ってあげる |
call+O1+O2 | O1にO2を呼ぶ |
choose+O1+O2 | O1にO2を選んであげる |
cook+O1+O2 | O1にO2を料理してあげる |
find+O1+O2 | O1にO2を見つけてあげる |
get+O1+O2 | O1にO2を手に入れてやる |
leave+O1+O2 | O1にO2を残す、残してやる |
make+O1+O2 | O1にO2を作ってあげる |
play+O1+O2 | O1にO2を演奏してあげる |
prepare+O1+O2 | O1にO2を準備する |
read+O1+O2 | O1にO2を読んであげる |
save+O1+O2 | O1にO2をとって置く |
sing+O1+O2 | O1にO2を歌ってあげる |
第四文型 : My friend cooked me dinner.
第三文型 → My friend cooked dinner for me.
(友人が私に夕食を作ってくれた。)
第四文型 : I bought my mother flowers yesterday.
第三文型 → I bought flowers for my mother yesterday.
(私は昨日、母に花を買いました。)
5文型に関するよくある質問&解答
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誤った学習法!?中学生英単語の覚え方!!
中学校3年間で学習する英単語は1600~1800語だと言われています。全ての英単語を完璧に覚えるのはとても大変です。英単語が上手く覚えられないと言う人はもしかしたら間違った勉強法を行っているのかもしれません。英語が苦手だと言う人がよくやっている英単語学習法を紹介します。もし同じ学習法を行っているのであれば今すぐに学習法を見直しましょう。ローマ字読みで英単語を覚えているではどうしてローマ字読みで覚えるのが誤った学習法になるのか説明します。『uncle』と言う英単語があります。これをローマ字読みで読むと『ウンクル』になります。ですが正解は『アンクル』です。このように英単語の中では『u』をアと読む単語が多々存在します。ローマ字読みでの暗記法を続けていると本来の発音が分からない状態になってしまいリスニング問題で点数が取れなくなります。リスニング問題では『アンクル』と流れてきますが、『アンクル=ウンクル』だと瞬間的に変換するのは困難です。また、瞬間的に頭の中で変換出来たとしても非常に非効率です。なのでローマ字読みで英単語を覚えるのは辞めましょう。また、中学校ではなかなか問題として出題されませんが、発音の問題やアクセントの問題にも答えられません。発音問題やアクセント問題は高校や大学ではよく出題されるので後で後悔する事になります。次は英単語を覚えて満足している英単語を覚えたとしても英単語の意味や使い方が分からなければテストで点数を取ることが出来ません。ただ、英単語を覚えるのでは無く、日本語訳や英文での使い方もセットで覚えるようにしましょう。上記では2つの誤った学習法を紹介しました。もし、同じ過ちを犯しているのであればすぐに改善が必要です。同じ努力をするのであればより効果的で効率的な学習をしましょう。