まずは Be だけの場合を紹介します。
I’m nice.
私は優しい
主語が通常どんなものかを表しますので、上記英文は「私は通常優しい人物だ」というニュアンスになります。
He is crazy.
彼は頭の狂った人だ
この英文は「彼は基本的にやばいやつだ」みたいなニュアンスになります。
その他主語を変えて以下のように使えます。
My bag is light.
私のカバンは軽い
この英文は「私のカバンは通常軽い性質だ」という事を表しています。
Being の場合
「一時的な状態を表す」
Being の場合は「一時的な状態」を表し、通常とは今は違う状態ですということを表現したい時に使えます。
I’m being nice.
私は優しいです
この英文は「私は一時的に優しい状態です」というニュアンスになります。
Stop being lazy.
怠けるのをやめなさい
この場合はいつもダラダラしている相手に言ってるのではなく、休日などでたまたまソファーでダラダラしているのを見て指摘しているような感じになります。
ただし、ここで問題になるのが Stop be lazy. だといつもダラダラしている人に対して言えるのかなのですが、答えは一般的にこのように表現せず、以下のようになります。
Don’t be lazy.
怠けるな
これは Stop が持つ性質で、一時的に止める場合は Stop が使えるのですが、そもそも終始ダラダラしている場合は止めるもなにもないので、Don’t be で「そういう人間になるな」みたいな表現にする方が適切です。
ネイティブの Being の使い方
「分詞と動名詞」
分詞としての働きと動名詞としての働きを知ろう
Being
分詞
Being
動名詞
分詞
普段ネイティブは分詞として Being を使う場合、「一時的に~な状態だ」と表現するときに使い通常の時とは違うような時に使います。
例えば、常にジロウが私に意地悪だとして、なぜか今日は落としたペットボトルをすぐに拾ってくれたようなシーンを想像して下さい。
He’s being nice to me today.
今日の彼は優しい
この英文はジロウが常に優しくないからこそ、今優しくなった瞬間に is being nice を使っています。
He’s being nice to me today! What`s wrong with him?
今日は彼優しいんだけどどうしたんだろう?
このように、いつもは優しくないという裏の意味が含まれる場合もあり、皮肉と捉えられる時もあれば、冗談みたいに以下のように返すと二人で笑い合えるでしょう。
I’m nice everyday.
毎日優しいよ
その他にすっごく忙しくしているのに、友達がちょっかいをかけてきてるようなシーンで以下のように言えます。
You’re being annoying.
うざいよ
この英文では「あなた一時的にうざいよ」というニュアンスになり「常にうざいかもしれないけど今特にうざい」や「普段うざくないけど今うざい」の両方のニュアンスになれます。
また Being を使う時の注意点として、感情を表す形容詞「Mad(怒る)Sad(悲しい)Happy(幸せ)」は Being と一緒に使わないことが多いです。
仮に使ったとしても意味は通じるのですが、そもそも感情というのは常に一時的な状態を表すので、わざわざ一時的な状態を表す Being を使う必要がありません。
She is sad.
彼女は悲しんでいる。
動名詞
動名詞として Being を使うと「一般的な行為」として訳し、主語になったりします。
Being nice to me is important.
私に優しくすることは重要だ
この英文の場合、Being nice to me が主語になり、Being は「~である事」という意味になります。
なぜこのような訳になるのかと言うと、Be は「~な状態」を表し -ing にすることにより起こり続けているニュアンスが含まれるため「~続ける事→~である事」になります。
上記のように「Being + 形容詞」以外にも「Being + 名詞」「Being + 前置詞」も可能です。
Being a mom is hard.
母であることは大変だ
I like being with you.
あなたと一緒にいることが好き
- TOEICスコア960 hello先生による執筆
- 現在、専業主婦をしており、以前はアメリカ留学から、そのままアメリカの銀行にて英文事務や翻訳、通訳のお仕事をしていたhello先生。また、大学生2回生ですでにTOEICスコア960を取得した生粋の英語好きな方です。子育てにお忙しいとのことでなかなか執筆頻度は低いです。
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