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be supposed to のネイティブイメージ
「客観的視点からそういう事になっている」
be supposed to のネイティブイメージは「そういう事になっている」で、客観的にモノゴトがそういうことになっていると使われます。
意味は一つしかないのですが、シチュエーションとしては大きく分けて3つあり、それぞれのシチュエーション別に訳もちょっと変わります。
約束や予定を立てている時
「~する予定になっている」
ここでは予定を立てて、自分とか誰かが何かをする時に使い「~する予定になっている」として使われます。
What time are we supposed to be there?
何時にそこにいる予定になっているの?(そこに何時にいなきゃいけない予定なの?)
この英文は自分が決めたというよりはそういう決まりになっている、もしくはそういう約束をした事になってるみたいなイメージになります。
似たような表現にある程度決まった予定を表す be going to(~します)がありますが、be going to は自分の意思でここに行くやこれをやると言い切っているので be supposed to よりももっと自分のやる気が感じられます。
I’m going to go to Hawaii.
ハワイに行く予定です
I’m supposed to be at the airport at three.
3時に空港に行く予定です
It’s supposed to snow tonight.
今夜雪が降ることになっているんだ
この英文は天気予報をみて客観的に雪の降る確率が高いのでこのように表現しています。
It’s going to snow tonight.
今夜雪が降るだろう
この英文は、主語がItですので事象の確信度が高いつまりかなり自信をもって雪が降ると言ってます。
was/were supposed to の場合
また、was/were supposed to のように過去形で用いられる場合は「~することになってたんだ(だけど実際はしなかった)」という意味で使われます。
She was supposed to say yes.
彼女はYesっていう予定だったのに(実際はYesとは言わなかった)
旅行の予定を立てていて彼女も絶対に行くっていうはずだったのにYesって言わなかったようなシチュエーションを想像して下さい。
ここで was/ were going to にすると「実際はしてなかった」ニュアンスが弱くなり「~する予定だった(→実際にした)」という連想ができるようになります。
実際にしてない可能性も否定はできないものの、実際にはした可能性の方が高くなります。
was/were supposed to
実際にはしてない
was/were supposed to
実際にした可能性が高い
She was going to say yes.
彼女はイエスと言うつもりだった。
法律やルールで決まっている時
「Should と似た意味になる be supposed to」
この用法は国が決めた法律や社会や会社のルールなど、ある規則に基づいたことに対して「~すべきだ」という訳でルールはコレだよのような客観的なニュアンスで使われます。
例えば女性専用の授乳室に男性が入ってきてしまった時に男性に言う言葉です。
You aren’t supposed to be there.
あなたはここにいるべきじゃないですよ
この英文は客観的に単に文字通りの事を言ってるイメージになります。
また「~すべきだ」というと should を思い浮かべる方も多いですが、ほぼ同じ意味になります。
ただ、should のほうがより感情が入ったニュアンスがあります。
You shouldn’t be there.
あんたそこにいるべきじゃないよ!
他には以下のような表現で使えて、皿洗いをすっぽかした時に使え、私たちのルールでは皿洗いする予定だったのにしなかったよねという指摘になります。
You were supposed to do the dishes tonight.
今夜あなたが皿洗いするべきだっただよ(皿洗いするルールだったのにやらなかった)
もっときつく言いたい時は、have to(義務)を使い以下のように言えます。
You had to do it!
あなた皿洗いしなければならなかったのに!
注意点は should を使って表現すると、そういう決まりがあったわけではないけどあなたがした方が良かったのにというニュアンスになります。
例えば奥さんが病気をしていて、旦那が皿洗いしてくれなかった時に使えます。
You should’ve done the dishes tonight.
あなたは今夜皿洗いした方が良かったのに
一般的と信じられているものに対して使う時
「習慣や一定の理解があるものに対して使われる」
この用法は、一般的にはそう行われているとか、一般的にはこうなるみたいな表現をしたい時に使えます。
そのため留学に行くと、よく日本の事を聞かれるので使ってみるとよりスマートに伝えることができます。
On Valentine’s Day, in Japan girls are supposed to give chocolates to the guys.
日本のバレンタインでは女の子がチョコを男の子にあげることになっている
Dolphins are supposed to be intelligent.
イルカは賢いものだよ
- 現役国立大学生のsky先生による執筆
- 国公立大学の理学部生物科学科に在学中のSky先生による執筆記事です。現在は英語の家庭教師をしつつ、ライターとして海外文化の情報を配信されており、保有資格はTOEIC スコア 930点取得、 TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages) 英検準1級と現役大学生の中でも特に英語の造形に優れています。
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