Thanks to you
「お陰様で / あなたのせいで」
Thanks to you と言えば「お陰様で」という意味で覚えている方が多いでしょう。
もちろんこれも正解です。
Thanks to you, I passed the exam.
お陰様で試験に合格しました。
ですが、まったく逆のニュアンスで相手に伝わってしまう場合もあるのです。
その場合の意味は「あなたのせいで」になり、ひどい印象を与えてしまうこともあるのです。
このように伝わってしまうのは、シチュエーションももちろん重要ですが、その他に言い方や表情が決め手になります。
例えば上記英文を嬉しそうに喜ばしい言い方をすると本当に「お陰様で」って思っているんだなって伝わります。
以下は、自分で買い込んでいたお菓子が全て横取りされたときのフレーズです。
Thanks to you I had to buy my own snacks.
あなたのせいでお菓子を買わなきゃいけなかった
この場合は鬱陶しそうに皮肉を込めて言っているような顔と声を想像して下さい。
Basic
「基本的な / ダサい」
Basic を直訳すると「基本的な」です。
ただここから派生して「ダサい」という意味でも使えます。
日本でも皮肉を込めた口調で「それベーシックすぎるね」と言われると「ダサい」とか「普通過ぎて個性がない」みたいなネガティブな印象を受けますが、まさにそれと同じだと考えて下さい。
You are so basic.
あなためちゃダサいよ / あなたベーシックすぎ
この意味で使われる場合は上記のように so を伴って強調されることが多いです。
この英文は直訳すると基本に忠実な人間みたいなニュアンスと捉えがちですが、逆に基本に忠実過ぎて「個性がなくダサい」というニュアンスになってしまうのです。
海外では個性的でいようというのが Cool な行き方みたいな捉え方をされがちで、それゆえに無個性だとダサいという意味になってしまいます。
もちろん物に対しても使えて以下のように言えます。
That’s so basic.
それめっちゃダサいよ / それベーシックすぎ
また、この言い方の全く逆の表現をすると以下のようになり、褒めている印象になります。
He is so unique.
彼すごく個性的だね
He is so original.
彼すごく独自性がある
Good for you
「よかったね / 勝手にどうぞ」
Good for you を直訳すると「よかったね」で、相手がスポーツ大会で優勝したというのを聞いてた時などに「あなたにとってよかったね」というニュアンスで使われます。
そのため、誰かの行動とか発言を褒める時に使います。
ただし、相手にとっては良い事なのですが、自分は良いとは思ってないことに対して使う事もあり、この場合は「それはあなたに起こるんじゃなくて私に起こればよかったのに」や「むしろ私には良いことがなかったからもう興味ないよ」みたいな気持ちの時に使われます。
例えば、ある兄弟がいるとして、義母が弟にだけケーキを買ってきたようなシーンで兄は弟に以下のように言えます。
Good for you, it’s because you are Mum’s favorite.
良かったね(ウザ)、あなたがママのお気に入りだからだよ
もちろんこの時の表情も声質も暗いと想像して下さい。、
日本でも「良かったね」は皮肉として使えますし、いい意味で「良かったね」とも使え、その頻度は人の性格などによってかなり変わります。
これとほぼ同じだと考えて下さい。
純粋に「良かったね」という意味の表現は他にもあり以下の場合は純粋に「良かったね」という意味だけで使えます。
I’m happy for you.
私も嬉しいよ
Good job.
よくやったね
Well done.
偉い!でかした!
- TOEICスコア960 hello先生による執筆
- 現在、専業主婦をしており、以前はアメリカ留学から、そのままアメリカの銀行にて英文事務や翻訳、通訳のお仕事をしていたhello先生。また、大学生2回生ですでにTOEICスコア960を取得した生粋の英語好きな方です。子育てにお忙しいとのことでなかなか執筆頻度は低いです。
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