ネイティブはその表現をあまり使わない?

Sister, Sis / Brother, Bro

合っているようであまり使わない表現を知ろう_

このページでは日本人があってると思って使ってしまいがちですが、ネイティブとしてはあんまり言わないねっていう表現を紹介します。一見すると正しく聞こえる表現でも、あまり使わないシチュエーションである表現を使っていると相手との齟齬が出てきてしまいこともあるので、このページ実際にはあまり使わない表現を見ていきましょう。

これは体調が悪い、つまり「気持ち悪い」や「ちょっと具合が悪くなってきちゃった」と言いたい時の表現です。
まずはあまり使わない表現から紹介します。

体調が悪い時

I feel sick.
気持ち悪い

こちらの表現はたまに聞くことはあるのですが、別のシチュエーションで使われる方がより一般的です。
具体的には、何か気持ち悪いものを聞いたり、見たりしたときで、例えば横で彼氏がゲテモノを食べているのを見て I feel sick. と言います。
その他にも残酷な事件をニュースで見たり聞いたりしたときも同様に使え、体調が気持ち悪いというよりも、気分が気持ち悪いというニュアンスで使われることが多いです。
ですので、You を主語に置いて sick を使うと以下のように、相手に不快だよと伝える表現ができます。

You’re sick.
お前いかれてるわ

次に I feel bad. について解説します。
こちらは「お気の毒に」や「残念です」のように気の毒に思っているニュアンスになり、I feel sorry に近い表現になります。

Jiro caught a cold the day before his first date.
ジロウ初デートの前日に風邪ひいちゃったんだって

I feel bad.
残念だね

では体調が悪い時によく使われるフレーズが何なのかと言うと以下のように、「良い」の否定形がよりナチュラルになります。

I don’t feel well.
体調良くないよ

I don’t feel good.
体調良くないよ

お互いに隠れた2つの英語表現

「日本語に隠れたお互いのニュアンスを知ろう」

日本語の「お互い」には「お互いそれぞれに(別々に)」と「お互い(一緒に)」の意味があり、英語ではそれぞれ全く異なった表現が使われます。
多くの人が each other を真っ先に思い浮かべますが、each other にはお互いがお互いに向かって全く同じことをしている時に使えます。
つまりAさんとB君がお互いを好きあっているシチュエーションですと以下のように表現できます。

 お互いに隠れた2つの英語表現

They like each other.
彼らはお互いが好きだ(相思相愛)

一方で「お互いそれぞれに(別々に)」を表現したい場合は both を用います。

Let’s both be happy.
お互い(それぞれに)幸せになろうね ⇒ 私たちは二人とも幸せになろう

We both like this music.
お互い(それぞれ)この音楽が好きだ ⇒ 私たちは二人ともこの音楽が好き

We both bought flowers.
私たちは(それぞれ)花を買いました ⇒ 私たちは二人とも花を買いました

We save each other flowers.
私たちはお互いに花を贈りあった

丁寧にお支払いはどうなさいますか?と言いたい時の英語表現

「未来進行形により丁寧な表現ができる」

このように丁寧に言いたい場合は、以下の表現ですと不適切になります。この表現だとネイティブはかなりラフな店員だなという印象を持つでしょう。

 お支払いはどうなさいますか?

How will you pay?
お支払い方法は?

ではどのように表現すると丁寧になるかと言いますと、カギは未来進行形です。

How will you we paying?
お支払いはどうなさいますか?

このように「will be doing」の未来進行形にするとネイティブは丁寧な表現に聞こえます。
なぜこのような表現が丁寧に聞こえるかと言うと、わざと遠回りの表現をすることによって丁寧さが加わっていると考えて下さい。
そのため、未来進行形というのは日常生活やお店の店員さんなど様々な場面で丁寧な表現として使われているのをよく耳にします。

I’ll be joining.
明日参加します。

We will be waiting for you.
明日お待ちしております。

I will be picking you up at 11.
11時にお迎えに上がります。

I will pick you up at 11.
11時に迎えに行くね

レストランを予約したと言いたい時に気を付けるべき英語表現

「何を reserve するかがカギ」

まずはよくありがちな間違えを紹介します。

 レストランを予約したと言いたい時に気を付けるべき英語表現

I reserved the restaurant.
レストランを予約した

この表現は確かに予約ではあるのですが、レストランを貸し切り予約したという意味になってしまいます。
reserve のもともとのニュアンスは「取っておく」「押さえておく」になり、the restaurant を押さえておくという意味になってしまいます。
そのため reserve を使ってレストランを予約したと言いたい場合には以下のように表現するといいでしょう。

I reserved a table for us.
レストラン予約したよ

I reserved the spots.
(花見などで)場所押さえたよ

I reserved the seat.
席取っておいたよ

このように何を reserve するのかを明確にすることが大切です。さらにもっと簡単に言いたい場合は以下のように言うのもいいでしょう。

I made a reservation at the restaurant.
レストランの予約したよ

TOEIC830点 味噌先生による執筆
味噌をこよなく愛する味噌先生。大学時代は英文学を専攻し、アメリカ・カリフォルニア大学への留学経験があり、資格試験の勉強法やオンライン英会話などの利用経験から様々な英語に関する執筆を行っている。現在、TOEICのスコアは830で本業はカルフォルニアでプラグラムを組んでいる。
TOEIC830点 味噌先生

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