Do + 動詞の原形 のネイティブイメージ
「本当のこと」を「強調」
「Do + 動詞の原形」の形で Do を使うのは「本当のこと」を「強調」させるためで、「本当に動詞のことをしたよ」という意味で使え、これがネイティブイメージになります。
ただ分かりやすいようにシチュエーションを大きく二つに分けます。
訂正するときに使う Do
1つ目の使い方は誰かの間違いを「訂正」するです。
例えば話し相手や他の人が本当の事とは違うことを言ってきたりとか勘違いをしているときに「いやいや、本当のことはこれですよ」という風に使うことができます。
例文としてはこのようになります。
Jiro didn’t go to the drinking party last night.
ジロウは昨日の飲み会に行かなかったらしいよ
I did go.
いや行ったよ
このように本当は飲み会に行ったのに飲み会に来てないと言う間違えに対して「私は行ったよ!」と訂正を入れるような感じです。
このような時、日本人としては No を使いがちですが、No だけをを使ってしまうと否定ですので、ネイティブはそもそも「行ってないんだな」と受け取ります。
そして、I did go は肯定文として使っていますが、このような場合は否定文で Do を使えず、行ってないという時は以下のようにシンプルに言います。
I didn’t go.
行かなかったよ
もう1例紹介します。
以下のように「好きじゃないらしい」というのに対してジロウが訂正を入れています。
これも肯定文です。
Jiro doesn’t like girls.
ジロウは女の子好きじゃないらしいよ
I do like girls.
女の子好きだ!
例文内には Did とか Do を使っていますが現在形の場合は Do を使い、she などの三人称では dose を使います。
ほかにも「~したよ」などの過去の場合は Did を使います。
このように現在形と過去形は使えるので忘れないようにしましょう。
「本当に」という意味で使う Do
これはイメージ通りあることを「これ本当のことだよ!」と強調する時に使います。
例文で説明します。
Don’t you have more clothes?
もっと服ないの?
I do have more clothes, but they’re all dirty.
本当に服を持っているんだけど全部汚いんだよ。
イメージとしては「だから持ってるって言ってるじゃん本当に持ってるんだよ」というように本当に持っていると言い続けてる「本当に」です。
「本当に」と聞くと Really を思い浮かべて、この場合は Do と似ていると思いがちですが、ニュアンスや使えるシーンは全く違っています。
Really は「程度」を示して「どれくらいすごいか」とか「どれくらい大きい」などの度合いを示し、Do は度合いではなく Yes or No を表現しており「それが本当に起こったか起こっていないか」「やったか、やってないか」に対して「本当にやったよ!」という感じで Really と Do では意味が違います。
つまり、否定されたり疑われていることに対して「本当だよ!」と事実を突きつけるような感じです。
- 大手英会話教室主任講師 Erika先生
- 英検準1級を取得し、大手英会話教室で8年お仕事をされているErika先生による記事です。大手英会話教室を退職後はフリーのライターとしてセブ島にて海外の魅力や情報配信や留学のお手伝いなどをされている英語が大好きな先生です。
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