go to, get to の使い分け基礎編
「go to, get to の基本的な意味を覚えましょう」
go to は、ここを出発してどこかに向かって行くという意味の「行く」を表します。
get to は、どこか行先がある前提でその場所に「たどり着く」という意味が基本なのですが、日本語訳するときには「行く」にする方がナチュラルに聞こえるため、多くの英文で「行く」と訳されているだけなのです。
I will go to the station.
これから駅に行きます
この英文は、ここから出発して駅に行くというニュアンスになります。
I will get to the station.
駅に着きます
この英文は、単純にこれから駅に着きますという意味になり、大体何時に駅に着きますという使われ方をします。
Usually, I go to the gym at 8 am.
私はいつも8時にジムに行きます。
この英文の意味は8時に出発しますという意味になります。
Usually, I get to the gym at 8 am.
私はいつも8時にジムに着きます。
この英文の意味は8時の着いているという意味になります。
次に「到着する」と言えば arrive じゃないの?という方も多いと思いますが、両方使っても全く同じ意味になります。ただし、日常会話では get to を使うほうがより一般的でネイティブっぽさがでます。
I arrived at school.
私は学校に到着した
I got to the school.
私は学校に着いた
ここまでが、go to, get to の使い分け基礎編です。特に難しいこともなく理解できましたね。
次に説明するのがちょっとややこしい部分になりこのページで一番お話したい内容です。
特に go to, get to 共に「行く」と訳すことが増えますので、基礎編を振り返りながら読み進めて下さい。
go to, get to の使い分け応用編
「go to, get to の間違えやすいポイントを紹介」
まずは以下例文をご覧ください。
How can I get to the station.
駅までの行き方を教えてください。
この英文に get to がぴったり当てはまるのは2つの理由があり、1つ目は駅への出発の仕方ではなく、駅への到着の仕方を聞いているという点です。
もう1つは、get to の意味は「到着」なのですが、プラスアルファで到着するまでの行程の苦労感がちょっと伝わってくるニュアンスも含まれるのです。
例えば初めての場所で駅までの行き方を聞く時は、地図見たりそれでも分からないから聞きますね。つまり頑張って行こうとしたけど、着いていないような苦労感がでているので get to の方がしっくりきます。
では、arrive にこの苦労感があるかというと答えはありません。arrive は単純に到着するという意味になります。
このように、go to, get to は行きたいのかたどり着きたいのかによって使い分けるようにしましょう。
- 翻訳&コラムニストの肉球先生による執筆
- 海外のコラムやニュースを翻訳するコラムニストの肉球先生による執筆記事です。現在はフリーでイギリス人のご主人とお仕事をされており、海外の情報を翻訳してニュースサイトで出すお仕事をされています。その記事はYahooニュースに出た実績もお持ちとの事でした。
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