ネイティブが前置きの言葉として使う代表的なフレーズです。しかも、この中でも3つの用法がありますので、それぞれ解説していきます。
あの~ / え~っと / まぁ
私はこういうことを意味しているんだけどというニュアンスを込めて「あの~ / え~っと」として使われます。
ですので、話し始めに出てくる言葉だと思ってください。
I mean I like you but as a friend.
あなたのこと好きなんだけど、まぁ友達としてね
もちろん I like you but as a friend. だけでも会話は成立するのですが、I mean(まぁ)を入れることによって、若干クッションを入れるようなやらかいニュアンスになります。
最初はあえてつけないといけないという感覚から難しく感じるかもしれないですが、ネイティブの話を聞いていると、自然とつけるのが癖のようになってきますので、ぜひ練習してみて下さい。
うーんと / 違う!
この用法は訂正を表し「うーんと / 違う!」という意味で使われます。
これ言っちゃったけど、実はこっちだったという時によく聞くフレーズです。
I was visiting my grandmother yesterday, I mean, my grandfather.
昨日、おばあちゃんのところに行ってたんだけどね、あ、違う違う。おじいちゃん
要は、だって
この用法は理由付けとか詳細を伝える時に使い、自分が言っていることを正当化させるために使うもので、I mean の後にはより自分の意見を筋の通ったものにする表現が置かれます。
You can’t drink. I mean aren’t you fifteen.
お酒ダメだよ!だって15歳でしょ?あなた
Stop crying, I mean you are a boy.
泣きやみな、だってあなた男の子でしょ
I didn’t mean to : するつもりはなかった
「自分が意図してなかったことをやってしまった時に」
この用法は「意味していなかった → 意図していなかった」から「~するつもりはなかった」という意味になります。
自分が意図してなかったことをやってしまい、私はそういうつもりじゃなかったとかそういう意味でやったわけじゃないんだよのようなシーンで使えます。
例えば振られて泣きじゃくっている男の子に次のように言えます。
I didn’t mean to hear you.
あなたを傷つけるつもりはなかったの
さらに、会話というのは状況を把握して進んでいくものですので、I didn’t mean to 以降を全て省略してしまうことも多々あります。
例えば、友達が勝手に自転車を使って壊したのを見て以下のように言います。
You broke my bike.
僕の自転車壊したな
I didn’t mean to (break your bike).
そんなつもりじゃなかったんだよ
また、このフレーズを肯定文にしたら「~するつもりだ」という意味になります。
I meant to say sorry.
ごめんって言うつもりだった(ごめんって言いたかった)
It means a lot : そうしてもらえて嬉しい
「相手がしてくれた行為を歓喜して」
It は相手がやってくれた行為や言ってくれた言葉を指し、「そうしてもらえて嬉しい」「そう言ってもらえて嬉しい」という意味になります。
ですので、I’m grad が近い表現になります。
例えばアマチュアがプロのトップランカーにダンスを褒められた時に次のように言えます。
Thank you. It mean a lot.
ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいです
これはあなたにそう言ってもらえたことが嬉しいという「あなたの行為への感激」を表します。
また、してくれた行為に対しても同じように使えます。
It means a lot that you came to my game.
私の試合を見に来てくれて嬉しいです。
I mean it : マジだよ / 本気だよ / ガチだよ
「冗談じゃなく本気で良いっていることを表明するときに」
この用法は「本気で言ってるからね」のようなシーンで使えて「マジだよ / 本気だよ / ガチだよ」という意味になります。
この解釈はそのまま「私が意味しているのはそれだよ → マジだよ」になります。
You are grounded, I mean it.
外出禁止だ!本気だからな
その他には、すごくその服に合ってるねって言ったのにそんなことないよって切り返して来た人に対しては次のようになります。
No I mean it. I really like the sweater on you.
違う。本気だよ。本当にそのパーカーは君に似合ってるよ
Which means : つまり / ということは
「客観的につまりはと言いたい時に」
「つまり / ということは」という意味になり最初に説明した I mean と似ている用法になります。
ですが、I mean は自分が主語になっており、「私はこういうことで言いました」「私はこういうことをしたんだけど」というニュアンスになるのに対して、Which means は自分が主語にはなっていないので客観的に「このことはつまりこういうことだ」のようなニュアンスで使われます。
例えば、くどくど説明が長くて結局要点はなんなの?って聞きたい時に使えます。
Which means?
つまりはどういうこと?
その他にも次のように言えます。
I got a present from Santa this year, which means he actually exists.
今年サンタさんからプレゼントをもらったんだよ。つまりサンタは実在するんだ!
- TOEFL-iBT90点 現役予備校英語講師 Step先生による執筆
- 都内某有名大学国際教養学部を卒業後、某大手予備校講師として教鞭をとられているStep先生による執筆です。カナダで1年間、イギリスでは半年月の留学経験があり TOEFL-iBT 90点。予備校講師としては英語学習の指導を行っており、早稲田大学、慶應義塾大学、東京外国語大学、東京大学などへ、英語科目の指導を通じて複数名合格させているとのことです。
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