ネイティブが教える Notice, Realize, Recognize の違い

ネイティブが教える Notice, Realize, Recognize の違い

Notice, Realize, Recognize のニュアンスの違いを知ろう_

Notice, Realize, Recognize はどれも「気付く」という意味ですが、これら3つの英単語を何となく使い分けているという方が多くて、しっかり使い分けているよという方は意外と少ないです。この3つの使い分けをミスるとネイティブには変なニュアンスで伝わってしまいますので、そのようなミスを無くすためにも、このページではこれらをネイティブ目線から解説していきます。

Notice

「初回に五感で気づく Notice」

Notice は「五感で気づく」と覚えましょう。五感とはいわゆる「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」です。
ですので初めて何かを体験した時に、五感を基に自然に感じた時に「あ!これか」と気付くイメージです。

Notice

Jiro didn’t notice Yuki’s new hair.
ジロウはユキの新しい髪形に気づかなかった(視覚)

I noticed the alarm.
アラームに気づいた(聴覚)

I noticed a spider on my hand.
手に蜘蛛がいるのに気付いた(触覚)

Realize

「考えて知らなかったことに気づく Realize」

Realize は「知らなかったことに気づく」ようなニュアンスで、何が起こっているか状況を把握して気付くとか、これはどう言う事なんだろうってはっと閃いて気付くような意味合いになります。
ですので、感覚で気付くのが Notice で、考えて気付くのが Realize になります。

Realize

I realized I have school tomorrow.
明日学校があるのに気付いた

I didn’t realize I was being bullied.
虐められているのに気付かなかったよ

I realized I love her.
彼女を愛していることに気づいた

Recognize

「再認識の Recognize」

Recognize は「見覚えがあって気づく」「聞き覚えがあって気づく」ように過去に知っていたものに、もう一度接触したりして「あ!これ知ってる」ようなシーンで使います。
ですので、今まで実は知っていたのに忘れていたことを「思い出す」ような時に使います。
例えば弟が見覚えのアイスを食べているのを見て、次のようにお姉ちゃんが言います。

Recognize

I recognize this ice cream. It’s mine!
アイスクリーム思い出したよ。私のじゃん!

では、Notice, Recognize の違いを次の例文から見て見ましょう。

I notice the pain.
痛みに気づいた

I recognize the pain.
この痛みなんか覚えがあるぞ

このように Recognize は五感によって気付くとも使えるので、Notice と被る部分もあるのですが、本質的な気付きがそもそも異なります。Notice, Realize は1回目の気付きになり、Recognize は2回目以降の気付き・再認識になります。

まとめ

「ネイティブのように Notice, Realize, Recognize を使い分けましょう」

Notice

1回目の気付き
五感を基に

Realize

1回目の気付き
価値観に対して

Recognize

2回目以降の気付き
思い出す・再認識

I didn’t notice you.
あなたに気づかなかった(視覚で見て存在に気付かなかった)

I didn’t recognize you.
あなただと気づかなかった(例えば体系が変わりすぎて再認識できなかった)

I didn’t recognize you. は意味が通らないので、以下のように言い直す必要があります。

I didn’t recognize it was you.
それがあなただと気づかなかった

これは例えばいつもピンチの時に陰から助けてくれるような人がいて、実は幼馴染だったというような時に使えます。
つまり状況を把握して考えて気付いたという事ですね。

大某大学のダイバーシティチームで働く555先生
米国大卒で日本に帰国後、都内特許法律事務所の海外事務や外資系企業のサポートを行っていた555先生。現在は再度渡米し子育てを中心に、現地小学校などでボランティアをする傍ら、英語ブラッシュアップのため、カレッジで学び直し再度日本に帰国後。その後は、子供たちの英語維持と向上、英検1級取得伴走や、中学受験伴走などを行いつつ、某大学のダイバーシティーチームに所属されています。
大某大学のダイバーシティチームで働く555先生

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