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Let me know
「Let me には丁寧なニュアンスが含まれる」
Let me know は「教えてね」と言う意味で、聞いたことを後で知らせてねみたいな意味になります。
また、Let me know を分解すると、「~させる」という意味の Let(使役動詞 許可)+ me(目的語)+ know(動詞)になります。つまり「私に Know させて下さい」という意味になり、相手に丁寧な印象を与えます。
ですので、ビジネスシーンでよく使われますし、友達同士でも使えます。
例えば2人で旅行に行く日を決めようとしている時に相手に家に帰ったらスケジュール調べて行ける日にちを教えてねって言いたいとすると次にように言えます。
Let me know when you’re free.
あなたの空いてる時間を教えて
ここで以下のように Tell me を使ってしまう方が多いのですが、この場合は不適切です。
Tell me は少しきつく聞こえてかつ「今教えて」のようなニュアンスになります。
一方で Let me know は「後で教えてね」というニュアンスがあり、そのためがっついていないとか、性急でない印象を与えるので丁寧に聞こえ、ビジネスでも友達同士でも一般的に使えるのです。
Please tell me when you’re free.
空いてる時間教えて、お願い
例えば、女友達同士である女の子が初めて男の子と手を繋いでデートをしました。
そんな時に初デートどうだった?すぐ教えてって言いたい時には以下のように使えます。
Tell me about it.
どうだった?
Let me know + 5W1H/if + SV
「日常会話ですごく便利な型を覚えよう」
また、Let me know は「5W1H / if」と相性が良くて、Where だと「どこどこに行くのか教えてね」や When だと「いつするのか教えてね」、If「もし~なら教えてね」のように使えます。
例えば、旅行の日時は決まったとします。そのあとにどこに行きたいのか考えて後で教えてねという場合には次のように使えます。
Let me know where you wanna go.
どこに行きたいのか教えてね
Let me know if の場合
次に紹介するのが If を使ったよく聞くフレーズです。
if は「もし~ならば」として使っており、make it は「約束事やイベントに行くことができる?」つまり「参加できる?」「時間通りに間に合う?」どちらの意味でも使えます。
どちらの意味になかは状況によって変わります。
Let me know if you can make it.
もし行けそうだったら教えてね / 間に合うか教えてね
また、次のような日本人になじみ深いフレーズも同じように表現できます。
Let me know if you need help.
助けが必要だったら教えてね
Let me know at your convenience.
「すごく丁寧な定型文」
Let me know だけだと「後で教えてね」という意味ですが、ビジネスメールとかでよく使う「お手すきな際に教えて下さい」と言いたい場合は at your convenience を加えるとまさにこのような表現になります。
convenience は「便利」と言う意味なので「あなたが便利な時に→お手すきな時に」となり、Let me know の後で教えてねと相まって、全然急がないですよというメールの定型文的な形でも使われています。
Let me know at your convenience.
お手すきな際に教えて下さい
実際の会話でも使えて客先とのミーティングを調整するような時に次のように言えます。
When are you available? Let me know at your convenience.
いつ空いてますか? お手すきな際に教えて下さい
Let me + 動詞 を使いこなそう
「表現の対象を広げよう」
ここまでは Let me know を中心に解説してきましたが、実は Know という動詞を変えればさらに表現の幅が広がります。
Let me see.
見せて
例えば友達の彼子を見たことがなくて、友達が横で彼氏の画像をみてにやにやしているとすると次のように言えます。
Let me see him.
彼見せて
さらに動詞を変えて、例えば横に座っている女性がハンカチを落としたので拾いますよとか、レストランに行ったときにコートを掛けてあげますよと一言言いたい時に次のように言えます。
Let me get that for you.
私にやらせて
get は「得る」だけでなく何かを「するよ」や「何かをお受けします」という意味で使え、that も様々な対象に対して使えます。
Let you の使い方
「自分から何かをするニュアンス」
Let me ではなく Let you にすると「私から~しますね」というニュアンスになります。
I’ll let you know.
後でお知らせしますね
また、動詞を変えることもでき、例えば長電話すぎて、もうご飯の時間も近いだろうし申し訳ないので「行っていいよ」と言いたい時には次のように言えます。
I’ll let you go.
(申し訳なさそうに)行っていいよ
さらに、恋人とデート終了間際に女の子にハグされながら次のように言われるとさらに愛は深まるでしょう。
I won’t let you go.
行かせてあげないよ(ハート)
- 現役国立大学生のsky先生による執筆
- 国公立大学の理学部生物科学科に在学中のSky先生による執筆記事です。現在は英語の家庭教師をしつつ、ライターとして海外文化の情報を配信されており、保有資格はTOEIC スコア 930点取得、 TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages) 英検準1級と現役大学生の中でも特に英語の造形に優れています。
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